• 会長・中村です。

    今年10月19日(土)に京都の恵文社一乗寺店さんにて、
    コミティア40周年を記念するトークイベントを開催することになりました。

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    コミティア実行委員会会長の私・中村公彦が登壇し、
    ゲストにコミティア発足当時のスタッフであり、
    現在はマンガ家として活躍する山川直人さんをお迎えします。

    山川さんは私の著書「コミティアの創り方」の装画も描いてもらい、
    コミティアの歴史をよく知る作家さんなので、懐かしい話もできるかなと思います。

    恵文社一乗寺店さんは以前に私がお邪魔した時のレポートも書きましたが、
    京都の郊外にあるとても素敵な本屋さんです。

    しかもこの翌日の10月20日(日)には、
    京都パルスプラザで関西コミティア71も開催されます。
    土日セットで関西遠征をしてみるのはいかがでしょうか?

    イベントの詳細と予約方法は、
    同書店の公式サイトで来月くらいに公開されると思いますが、
    とりあえず第一報をこちらにてお知らせします。

    日時:10月19日(土)16:00~17:30
    チケット代:前売 一般1000円/学生700円
          当日 一般1500円/学生1000円
    ※有料での配信も行われます。


    詳細は公式サイトでの告知をお待ちください。

    今年はコミティア40周年YEARとして、
    東京のコミティア会場や書店、展示施設などで記念イベントを開催していますが、
    西日本で開催するのは初めてのこと。

    なかなか東京まで足を延ばせないという方とも、
    この機会にお会いできるのを楽しみにしています。

    たくさんのご参加をお待ちしています!

    【10月2日 追記】
    恵文社一乗寺店さんのサイトで告知が公開されました。
    お店の方が書いてくれた案内文がとても熱があってうれしいです。

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    そして申込の受付も開始されてます。
    https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeBM00g7Fpo3MD0zgur3IW4A24bXk4libAWzLt5IQxCOM9qYg/viewform

    京都を始め関西はマンガを教える大学も多いので、学生の皆さんにもぜひ学割でご参加いただけると嬉しいです。
    あらためて、たくさんのご参加をお待ちしております!

    恵文社一乗寺店さんの店頭での『コミティア魂』のフェアはすでに始まっているので、こちらもぜひご覧ください。

    フィルムアート社(創立55周年!) on X (formerly Twitter): “京都の恵文社一乗寺店さんで『コミティア魂』刊行記念フェアを開催しています。『コミティア魂』のほかにも中村公彦さん著『コミティアの創り方』やパネル展示など、にぎやかなコーナーになっています。10月19日(土)にはトークイベントも開催予定。詳細&お申込みは☟https://t.co/x0RT6PTRsn pic.twitter.com/yhdixY6pHb / X”

    京都の恵文社一乗寺店さんで『コミティア魂』刊行記念フェアを開催しています。『コミティア魂』のほかにも中村公彦さん著『コミティアの創り方』やパネル展示など、にぎやかなコーナーになっています。10月19日(土)にはトークイベントも開催予定。詳細&お申込みは☟https://t.co/x0RT6PTRsn pic.twitter.com/yhdixY6pHb

  • こんにちは、スタッフ(く)です。

    さて、8月18日開催のCOMITIA149のカタログ『ティアズマガジン149』が今週末(7/28)より発売開始となります。表紙イラストは、きたむらしゅ~(サークル:CAFE DE KITA 出張店)さんに描いていただきました!
    全てアナログで描かれた細緻で見事なイラスト、ぜひ隅々まで眺めて楽しんでください。
    さらにコミティア40周年を記念して、147~150では表紙にある加工を施しています。
    149では「紙質」にこだわりました。ぜひ手に取って確かめてみてください。

    また今回は、特集記事として
    講談社『モーニング』『アフタヌーン』の創刊編集長・栗原良幸さん、白泉社『楽園 Le Paradis』の編集人・飯田孝さんとの特別座談会「一コマ先の自由」前編を掲載しています。
    面白く興味深いお話が沢山伺えました。

    『ティアズマガジン149』の取扱書店や通販情報は【カタログ販売情報】をご覧ください。

    ・実店舗の店頭販売は、流通の都合により発売日に入荷しないことがあります。事前に電話で確認をおすすめします。一部都内の書店では前日(7/27)に入荷次第、販売が開始されます。
    ・通信販売は、現在予約が始まっている書店があります。開催直前になると注文が締め切られますので、開催1週間前までのご購入をお勧めします。
    ※8/11~12に開催される「コミックマーケット104」での販売はありません

    ▼カタログ『ティアズマガジン149』の主な内容
    ———————————-
    【FRONTVIEW】
    東385[東に385歩]
    真田つづる[サテライト37]
    スマ見[スマブラ見てる奴]

    【特集記事】
    座談会 栗原良幸×飯田孝×コミティア実行委員会 「一コマ先の自由 ~マンガとコミティアの今、これから~」 前編

    【連載記事&コラム】
    <新連載>「ときめき夢特急」 見富拓哉
    サークルNOW!
    東京好奇心散歩「長谷川町子美術館・記念館」 NTM/@ntm24h(ネットザマリオネット)
    造本見聞録 緑陽社・神保克宏
    「人生思考囲い コミティア出張版」中野でいち・あらばき・ピエール手塚
    創作の中のコミティア
    会長 中村公彦のコミティア的日常
    BELNEのCOMIC WORK SHOP in TIA’S

    のん「bar図書室だより」
    てふや食堂「カンタン修羅場めし」
    スギモトマユ「ぴぴまるのめざせ!ディスプレイマスター」
    こねやまこねお「マンガ編集者は静かに暮らしたい。」

    表紙イラスト:きたむらしゅ~(CAFE DE KITA 出張店)
    ———————————-
    ・全ての参加サークルのPRカット、サークルや同人誌の紹介記事やインタビューなど読み物満載のコミティア公式カタログです。
    ・PCやスマートフォンからサークルのチェックや会場図の印刷などが出来る「WEBカタログ」の利用が可能になる「アカウント作成コード」が付属します。

    お知らせは以上です。
    よろしくお願いいたします!

  • 会長・中村です。

    報告が遅くなりましたが、世田谷の旧尾崎テオドラ邸で開催されている「文月今日子展-四季-」に行ってきました。

    旧尾崎テオドラ邸 on X (formerly Twitter): “#文月今日子展 -四季- 6/7(金)~7/2(火)昨年、北九州市漫画ミュージアムで開催のデビュー50周年記念展が大好評だった文月先生の、東京での本格的な個展は初となります!卓抜した画力で描かれる美麗な原画を幅広い世代の方に是非ご覧いただきたいです。チケットご予約 https://t.co/VmpEHzkiK9 pic.twitter.com/dbRdiEnLOg / X”

    文月今日子展 -四季- 6/7(金)~7/2(火)昨年、北九州市漫画ミュージアムで開催のデビュー50周年記念展が大好評だった文月先生の、東京での本格的な個展は初となります!卓抜した画力で描かれる美麗な原画を幅広い世代の方に是非ご覧いただきたいです。チケットご予約 https://t.co/VmpEHzkiK9 pic.twitter.com/dbRdiEnLOg

    10代の頃に夢中になって読んだ作品の原稿と、いま目の前で向き合えるのはとても幸せなことですね。
    あらためて思春期に良いマンガを読んだなと思います。

    アナログの美麗なカラー原稿は素晴らしいのひとこと。
    会場ではマンガ家・清水玲子さんと文月今日子さんの対談も行われましたが、清水さんがもっとも影響を受けたというのも納得でした。

    また、館内のカフェでは会期限定メニューで名作「エトルリアの剣」に由来する柘榴のパルフェも登場。
    とても美味しかったです。

    7月2日(火)までの開催なのでお時間がある方はぜひ。

  • 会長・中村です。
    吉祥寺のリベストギャラリー創で開催中のグループ展「「着物道楽十人絵巻」に行ってきました。


    コミティアにご縁のある方も多い、着物好き漫画家10人(青木光恵・イシデ電・岩岡ヒサエ・オカヤイヅミ・おざわゆき・坂井恵理・志村貴子・高瀬志帆・目白花子・安永知澄)による合同展。各人の工夫を凝らした出展物が楽しいです。
    絵は勿論、本や立体物、缶バッチガシャポン、リアルタイムでどんどん追加されるドローイング、そして10人合作の帯(受注生産)まで、まさに「着物愛」に溢れる展示会でした。
    会期は7月2日までなので、お時間のある方はぜひ。

  • 会長・中村です。
    6月9日に開催された新潟コミティア58に参加してきました。

    今回の会場はなんと7年振りという朱鷺メッセの国際会議室。
    部屋全体が円形で、しかもステージも有るという面白い会場でした(ステージ上は見本誌コーナーに利用)。

    新潟コミティアはマンガを教える大学や専門学校との連携も熱心で、今回はかなり学生の方が来場されていました。
    若い世代がどんどん同人誌を作って、サークル参加してもらえるようになるとよいですね。

    また、当日はデザイン・服飾雑貨系の「クラフトポルト」と創作コスプレオンリーの「コスプレガタケットORIGIN」も併催されており、別フロアで行われていた「コスプレガタケットORIGIN」もとても賑わっていました。

    東京の出張委託コーナーも好評で、何と今回は新潟コミティアでは過去最高の売上げを記録。
    しかも特定の本が突出して売れたのではなく、どの本もまんべんなく売れた形でこの手応えも嬉しかったです。
    出張委託コーナーの前は終日、本を手に取って中を見る人が途切れませんでした。

    コミティア実行委員会 on X (formerly Twitter): “会長・中村です。報告遅れましたが、#新潟コミティア58 で東京コミティアの出張委託コーナーはオープンしています。入口入って右側の壁際です。ご来場の方はぜひお立ち寄りください。 https://t.co/Vdb1ugasJW pic.twitter.com/KG07uiC9LU / X”

    会長・中村です。報告遅れましたが、#新潟コミティア58 で東京コミティアの出張委託コーナーはオープンしています。入口入って右側の壁際です。ご来場の方はぜひお立ち寄りください。 https://t.co/Vdb1ugasJW pic.twitter.com/KG07uiC9LU

    今回も購入された本が気に行ってもらえ、感想などを新潟コミティアに送ってもらえると良いなと思います。
    送付はこちらから→オンライン送信フォーム

    新潟コミティアは全ての見本誌にスタッフがレビューを書いたり、ティアズマガジンのリーダーズチョイスのページを開催前にWEB公開したり、発表された作品をきちんと受け止めて、作者に反応を返す姿勢を大切にしています。こちらのWEBページもぜひご覧ください。


    次回の新潟コミティア58は12月1日(日)に新潟産業振興センターで、地元のオールジャンルイベント「ガタケット179」と同日開催です。
    それでは、またぜひ会場でお会いしましょう!

  • 会長・中村です。
    昨日6月2日は3人の作家さんの個展をはしごして行ってきました。

    村田蓮爾原画展 – new world new day –
    会場:Déesse space caiman shibuya(渋谷)
    期間:2024年4月27日~6月23日
    https://dscaiman.com/exhibition/newworld-newday/

    新しいギャラリーのこけら落しとして行われた村田蓮爾さんの原画展。とてもムーディーな空間に、初期の作品から最新作まで、膨大な数の作品が展示されています。
    圧巻だったのは巨大な複製原画で、アクリルパネルやキャンパス地のもの、更には独特の塗りのテクスチャーを表現した作品まであって、こんなことができるのかと驚きました。
    また、銅板や真鍮に絵をプリントし、その板を腐食させてから磨いて加工した実験的な作品など、多様な表現に挑戦する姿勢に唸らされます。
    まだ会期はあるので、ぜひ足を運んでみて欲しいです。


    Re°solo exhibition / Contrast
    会場:9DAYS GALLERY(渋谷)
    期間:2024年5月25日~6月2日
    https://jp.cartontko.shop/blog/2024/04/25/182320

    COMITIA123の告知チラシのイラストを描いてくれたRe°さんの初の個展が行われたので、最終日に滑り込みで行ってきました。独特の世界観のあるイラストが素敵です。
    在廊されていたRe°さんとも久々にお会い出来ました。またコミティアにも参加してもらえたらうれしいです。


    ばったん個展 ハートに火をつけろ
    会場:ギャラリー・ルモンド(原宿)
    期間:2024年5月28日~6月9日
    https://www.instagram.com/p/C6a8fcRxfE3/?img_index=1

    ティアズマガジン125の表紙イラストを描いてくれたばったんさんの個展です。「女性たちの熱く燃えるハート」がテーマとのことで、とても元気をもらえる絵ばかりでした。
    こちらもまだ会期はあるので、ぜひ足を運んでみて欲しいです。


    ということで、幸いにも3ヵ所が渋谷~原宿の徒歩圏内だったので、1日で周ることが出来ました。やっぱりギャラリーの空間に居ると気持ちがワクワクしますね。皆さんもお時間があれば、ぜひ!

  • 会長・中村です。

    神奈川近代文学館で開催されている「帰って来た橋本治展」を観に行ってきました。

    私が橋本治さんの文章を初めて読んだのは70年代の終わり、まだ10代半ばのことでした。
    まんが情報誌『ぱふ』に掲載された橋本さんの少女マンガ評論に触れて、初めて目が開かれたように感じました。
    黄金期と呼ばれたこの時期に少女マンガと出会い、数々の名作傑作をリアルタイムで読みながら、自分の中に残る不定形のモヤモヤした感覚を、橋本さんは明晰な文章で言語化してくれたのです。
    マンガをこんな風に語れることが衝撃的でしたし、そこには更なるマンガの可能性が秘められていると感じました。
    そのまま私は高校生の頃から『ぱふ』編集部にお手伝い人として出入りするようになり、編集スタッフになり、その後の紆余曲折を経て、今は此処にいます。

    とは言え、氏の著作はマンガ評論の代表作『花咲く乙女たちのキンピラゴボウ』(1981年刊)しか読んだことが無く、とても橋本治のファンとは言えないのですが、橋本さんが2019年に亡くなってから初めての大規模な回顧展が行われるとのことで行ってきました。

    横浜の「港の見える丘公園」の中にある神奈川近代文学館は、膨大な資料をご遺族・関係者より寄贈を受け、「橋本治文庫」として保存しているのだそう。この展示もその所蔵資料を公開するものです。

    実際に展示された作品群を目の当たりにすると、その生涯での膨大な仕事に圧倒されるしかありませんでした。
    本業の小説に留まらず、多岐に渡る分野の評論や、古典を独自の視点で新訳・翻案して話題を呼んだ作品たち、そしてイラストレーターとしての仕事やセーター編み作家の一面など、とても一人の人間の為せる仕事の幅や量とは思えません。
    「知の巨人」と呼ばれた橋本さんのほんの一端を垣間見せてもらったように感じました。
    今はただ、「凄かった」という感想しかないのです。

    会期が明日の6/2までで、私も滑り込みで行ったのですが、もしお時間に余裕のある方がおられたら足を運んでいただけたらと思います。


  • こんにちは、代表の吉田です。
    いよいよ今週末(5/26)がCOMITIA148開催です。
    準備が終わった方も、まだこれからという方も当日はよろしくお願いいたします!

    さて、今回はコミティア公式Xなどでもお知らせもしている(布製コミティアバッグ告知ミニバッジ告知)、今回の新作グッズの一つ「特製缶バッジ」についての補足です。

    100円で販売する「ミニバッジくじ」の絵柄
    「布製コミティアバッグ」を買うと付いてくる「特製缶バッジ」

    このブログのタイトル画像にも使用されている、「特製缶バッジ」で使われているカタカナの「コミティア」ロゴ、実は昨年に作成し、今年初公開された新作なんです。
    太字と細字の2種類があり、太字はこのブログのタイトル画像が初出ですが、細字はこの缶バッジが初出!

    アルファベットのCOMITIAロゴとも相性が良く、並べても違和感がないこの洗練されたロゴをデザインしてくれたのは、熊田さん。
    熊田さんは初代のコミティア代表(2人いた共同代表の1人)であり、アルファベットの「COMITIA」ロゴのデザイナーでもあります。

    熊田さんはCOMITIA2で代表を降りていて(このあたりの事情について知りたい方は『コミティア魂』を読んでいただけると嬉しいです)、
    30年以上音信不通だったんですが、2023年にSNSを通して奇跡的に連絡がつき、今回のカタカナロゴのデザインを依頼した…という次第です。

    熊田さんはプロのデザイナーとしても活躍しており、当時活動していたサークル「TEAM COMPACTA」の装丁デザインとかめちゃくちゃ格好良いんです。いつかお会いしたら何か新しいコミティアのロゴデザインをお願いしたいな…とずっと思っていたんです。
    というところで、いきなりの無茶な注文にも快諾していただき、後日いただいた原稿は美しい紙の手書き原稿でした。

    ↑がいただいた原稿のスキャンデータ。
    拡大したら手書きであることがわかると思うんですけど、遠目には分からないくらい綺麗ですよね。
    このまま額に入れて飾れるレベルのクォリティなんですよ。
    いつか機会があれば展示したいですね。

    というような経緯で40年目の新作にして、昔からあったって言われても全く違和感がないカタカナロゴが出来ました。
    適当に選んだ既存のカタカナ書体ではないので、そこも安心して「ミニバッジくじ」に挑戦してみていただけると嬉しいです!

  • 引き続き、会長・中村です。
    5月12日に開催された関西コミティア70に参加してきました。


    今回も会場はインテックス大阪。
    ▼写真は場外の一般待機列

    参加サークル数は、コロナ禍以来4年振りという1000サークル超え。
    やっと日常が戻ってきた感じがします。
    13時半頃にはティアズマガジンも売切れ、一般来場者もとても多かったようです。
    今回は東京コミティアがGWを外れた関係で、関西コミティアが先に行われる形になりましたが、特に影響はなかったようでした。

    コミティア実行委員会 on Twitter: “会長・中村です。出張委託コーナーの準備が出来ました。会場奥側の壁の真ん中です。東京ティアズマガジン148(事前販売価格1300円)、コミティア魂も販売します。ご来場の方はぜひお立ち寄りください。 https://t.co/Hrkt2rEWYF pic.twitter.com/44nrVNxIm8 / Twitter”

    会長・中村です。出張委託コーナーの準備が出来ました。会場奥側の壁の真ん中です。東京ティアズマガジン148(事前販売価格1300円)、コミティア魂も販売します。ご来場の方はぜひお立ち寄りください。 https://t.co/Hrkt2rEWYF pic.twitter.com/44nrVNxIm8

    ただ、東京の出張委託コーナーは、例年のように東京のコミティアで出た新刊を持ってくることが出来ずに売行きはダウン気味。こればかりはスケジュールの都合で仕方ないですね。

    次回の関西コミティア71は10月20日(日)に京都パルスプラザで開催です。
    開催地が変わりますのでお間違えの無いように。
    それでは、またぜひ会場でお会いしましょう!

  • 会長・中村です。
    5/12の関西コミティア70の前日、大阪入りした私はずっと気になっていた船場センタービルという施設に行ってきました。

    きっかけは2020年6月に発表された町田洋さんの「船場センタービルの漫画」を読んだこと。

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    発表当時かなり話題になったのでご記憶の方も多いのではないでしょうか。

    この漫画は同施設の創業50周年を記念して描かれたものなのですが、その執筆の経緯からして面白い。
    依頼を受けた町田さんは往時はうつ病から回復したばかりで、「いま描きたいテーマはうつ病です」と一度は断ろうとします。
    しかし施設からの返信は「そちらでお願います」というものでした。

    意を決した町田さんはビルを訪ね、その謎めいた全容に触れることになります。
    船場センタービルは幹線道路の下に建てられており、1号館から10号館までが隣接しています。その全長はなんと約1km!
    しかも基本は地上3階地下2階という5階構成で、フロア―が2つの通路に分かれるため、全てを歩くと10kmに及ぶという超巨大商業施設なのです。

    4日間、船場センタービルに取材で通った町田さんは、そこで膨大なお店の集合体の50年間に渡る歴史に触れ、日々行われるお店の営みを観察します。
    てんでんばらばらにお店ごとに決めた時間にシャッターを開け、商品を整え、客に商い、時間になると店を閉める。
    昨日も今日も明日も営々と繰り返されるその日常が何故か美しく感じられます。

    この後の展開はぜひ実際の町田さんの漫画とそれを元に作られたアニメーションを見てもらいたいです。

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    アニメーション・監督:大川原亮
    総合演出・音楽:村井智
    声・歌:コムアイ(水曜日のカンパネラ)

    そういう訳で、この漫画を読んでビルにとても興味を持ったのですが、土地勘のない悲しさで所在地がピンと来ずになかなか足を運ぶことが出来ませんでした。しかし前回の関西コミティアで大阪に来た際、新大阪駅からインテックス大阪に向かう地下鉄の乗換駅の案内版でこのビルの表示を発見。思ったより簡単に行けることが分かったのです。

    ということで、話は冒頭に戻ります。
    敢えて漫画以外の情報は殆ど入れず、実際に訪れたビルはやはり巨大でした。
    私もまずは端から端まで約1kmを歩いてみましたが、あいにく訪れたのが土曜日の夕方だったので、多くの店がシャッターを閉めていて、閑散としたイメージもありました。とは言え、通常営業の時間帯でどれだけのお店が開いているのか、あるいは既に廃業しているのか、閉じられたシャッターから窺うことは出来ませんでした。
    外観は改装されて綺麗ですが、中身は50年の歴史を感じさせる部分が散見されます。そんな新しさと古さが入り混じったカオス感も魅力なのだと思います。
    確かにこの巨大な建物は生きています。樹木のように若芽が伸びる一方で、枯死している個所もあるかもしれないけれど、逸れもまた営みの歴史です。

    公式サイトも昔ながらのサイトがある一方で、50周年記念サイトはやけに尖った内容でそのギャップに驚きました。「DEEPな船場をディグろう」を合言葉にかなり自由な記事が並びます。
    町田洋さんに宣伝漫画?を依頼し、豪華なアニメーションまで作ってしまうのはこの若いセンスがあればこそでしょう。
    やはりカオスです。

    個人的なお目当ては地下2階の飲食店街。
    意外にも訪れた喫茶店も居酒屋もほぼ満席。
    どちらも歴史を感じるお店でしたが、とても活気があり、美味しかったです。

    大阪はやはり侮りがたし。
    あらためてその意を強くした経験でした。

    さて翌日は関西コミティア70です。


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