青山~原宿で美術展を観てきました。

会長・中村です。
昨日は久し振りに青山~原宿に行ってきました。

最初に訪ねたのは青山の岡本太郎記念館で開催されていた、吉元れい花+バロン吉元+エ☆ミリー吉元の吉元ファミリーによる企画展「繍しく刺るな [utsukushikualuna] 」。

刺繍作家である吉元れい花さんが昨年、岡本太郎現代芸術賞の岡本太郎賞を受賞したのを期に企画されたもので、あえて刺繍の裏側を見せる展示に驚かされました。しかも巨大な刺繍の連なりの中央から「太陽の塔」のオブジェが突き破るように顔を出しており、これは1970年に大阪で開催された日本万国博覧会での「太陽の塔」建設時のエピソードの引用でもあるようです。
裏に回って見上げると本来の姿の美しい刺繍を見ることができますが、あえて正面から「美の内臓」を見せるような大胆な展示手法に、鬼才・岡本太郎へ挑戦する姿勢を見たように思います。
夫であるマンガ家・バロン吉元氏も新作を発表。その展示のディレクションを担当した娘のエ☆ミリー吉元さんには会場でさまざまなお話を伺うことが出来ました。コンセプトも含めてとても刺激的な展示でした。
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さて、次に訪ねたのは原宿のギャラリーACG_laboで行われていた相澤いくえさんの個展「海のドレス」。

青を基調に海にたゆたうような展示空間はとても素敵でした。
誕生石をイメージした連作イラストや、目玉焼きモチーフのスカートの少女もユニークで、相澤さんならではの魅力にあふれた展示でした。

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どちらの展示も期間の終わる間際に滑り込みで行ったので、あいにくすでに終了していますが、備忘録的に書かせてもらった次第。
次の機会がありましたら、ぜひ足を運んでみてください。

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