COMITIA110 ごあいさつ

ありがとうコミティア30周年記念大感謝祭

30年前の1984年11月18日に、コミティアは第1回の産声をあげました。それから今日の110回まで、少しづつ長い時間をかけて今の姿に成長しました。その間に本当に沢山のサークルが参加し、数え切れない作品が発表されました。そこには数限りない、描き手と読み手の、あるいは描き手同士の「魂と魂が握手するような出会い」があったはずです。今回のコミティアはそれを祝う30年分の感謝のお祭りとして開催します。
ということで、今日の企画を説明しましょう。
まず、合同開催の1番目は3年ぶりの「コミティアX4」。お座敷&展示中心イベントとして、畳敷きのスペースで参加したり、ワークショップやパフォーマンス広場があったり、本当に企画盛り沢山です。ここだけでも一日中居ても飽きないはず。どうぞ思う存分、出展者思い思いの企画に参加して楽しんでください。また、Xと合同開催の今回に限り仮装/コスプレも解禁になります。
2番目の合同開催は秋恒例の「海外マンガフェスタ2014」。3回目となる今回もアメコミの巨匠ジム・リー氏が来日するなど、国内外の豪華ゲスト作家が多数参加。国境を越えたマンガ家達の熱いトークライブが聞けそうです。海外版元の出展に限らず、個人参加のブース「アーティストアレイ」もあり、海外のマンガ家との交流や、まだ知られていない作品との出会いが期待できます。
今年の5月より刊行されてきた、30周年記念出版『コミティア30thクロニクル』も今回の第3集でついに完結。最終集はとりわけ「濃い」作品が並びます。〝鈍器〟とも称されるこの「クロニクル」シリーズですが、30年分の作品の重みをたっぷり味わってください。勿論これまでの1集、2集も会場で購入できます。
さらに30周年記念グッズをいろいろ作っちゃいました。過去のティアズマガジンの「スタッフ募集マンガ」や「参加者注意マンガ」などのユニークキャラクターから斬新すぎるアイデアグッズを。そして特製ラベルの日本酒、定番土産のどら焼きまで。この一連の記念グッズは「大感謝祭」の目玉として、今年の前半からいろいろ準備していました。
「この布地のもふもふ感が…」「身長はサントリーモルツ缶のサイズに合わせないと…」「Aのどら焼きの食感は◎だけど、甘さはBの方が…」「さすが諏訪泉は味がしっかりしていて燗酒向きだなあ…」「中村さん、ヨーヨーで遊ぶの下手ですね」と、連日とても同人イベントの主催事務所とは思えない会話をしていました(笑)。ぜひ実物のインパクトを見て、ニヤリとしてください。気に入ってもらえたら記念にどうぞご購入下さい。
そして、このティアズマガジン110の誌面では、30周年記念特集として、今年コミティア実行委員会代表である私・中村公彦が文化庁メディア芸術祭功労賞を受賞した記念の、BELNEさん、山川直人さんとのシンポジウムの内容を採録しました。発足当時の状況を振り返りつつ、現在に至るコミティアの軌跡を語ります。
さらに特別寄稿としてマンガ家・芳崎せいむさんの人気シリーズ「金魚屋古書店」の番外編が登場。かつてコミティアの常連参加者だった芳崎さんならではの感動的なエピソードを描いてくれました。送られてきたネームを見た時に本当に目頭が熱くなりました。シリーズを未読の方でも、コミティアの参加者ならばこの気持ちはきっと伝わると思います。
当日のイベント会場に戻ると、オープニングのファンファーレ生吹奏から、エンディングの「蛍の光」合同合奏、大トリは会場撤収後の樽酒の鏡開きまで、なんとも盛り沢山な一日になります。参加者の皆さんはどうぞ体調を整えて、開会から閉会までこの記念すべき一日をしっかり楽しんでください。

最後になりましたが本日はコミティア110とコミティアX4を合わせて、4501のサークル・個人の方が参加しています。今回の「ごあいさつ」はいろいろ企画の説明で終始してしまいましたが、コミティアの主役がサークルであり作品であることは、これまでもこれからも変わりません。30年目の今日、きっと何かが終わり、きっと何かが始まるのです。ここから生まれてくるものをこれからもワクワクしながら見続けていたいと思います。

2014年11月23日 コミティア実行委員会代表 中村公彦