ティアズマガジン108 Push&Review全コメント

このアーカイブは、前回のコミティアで頒布された本に対する、
 1.ティアズマガジンPush&Review用に送られたコメント
 2.見本誌読書会アンケートのコメント
をすべてデータ入力したものです。書式は、

【投票された本のタイトル/サークル名】
●葉書アンケートのコメント。(投稿者の住所・ペンネーム)
◆読書会アンケートのコメント。(投稿者の住所・ペンネーム)

となっています。掲載の順序は、サークル名の50音順となっていますが、編集の都合上順序が入れ替わっている所があります。あらかじめご了承下さい。

コメントがない葉書・イラスト主体の葉書は記載されていません。また、集計締め切り後に来た葉書も極力載せています。したがって、順位の票数と実際の掲載数が異なっていることがあります。

コミティア実行委員会

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はがきアンケート

9 【めがねの君と博物館(2)collection/いののお店】
8 【セーブはこまめにしたいのに/すこやかペンギン】
6 【チヅコとハナ/金はないが愛はある】
5 【シュークリーム・シンドローム/ウサギの穴】
5 【こいのまにまに/下線】
5 【AV女優とAV男優が同居する話。/妄想をトランクに詰めて】
5 【よわみどり 初期短編集 不可逆の夏/よわみどり】
4 【地味男に恋して何が悪い!! 後編/あたりさわりのないかんじ】
4 【舌の上ではハチミツ/desktop heaven】
4 【針子少女/針子少女】
4 【memorabilia/臨界】
3 【星の夢/R-PANDA】
3 【日下部くんanother/かばやき】
3 【LOVER SOUL/キツネツカ】
3 【神の存在証明/サブマリンサンドイッチ】
3 【ノザキ 最初期漫画集 2010〜2012/0丁目】
3 【さっちんとよーこちん/太吉漫画同好会】
3 【ハッピーサマーウェディング/ハイパーケトルイエスタデイ】
3 【合法百合夫婦本#1/はちしろ】
3 【病は何処にも在りはしない/夢のチョモラン王国】
2 【星の郵便局/R-PANDA】
2 【オーラのある男/いまい漫画会社】
2 【Lady's roomへようこそ/馬鹿星人】
2 【冷ごはんが温まるまで/梅皿テクニカー】
2 【口紅 Episode-1 -トロイメライ-/F・F・FROG】
2 【おにあいの部屋/お洗濯もの取り込み隊】
2 【漫画家の性・後編/がぁ書房】
2 【夢見る少女じゃいられない/鹿嵐屋】
2 【アイちゃんとえほん2/GHAMELEO】
2 【北原トモエの奇妙な同人活動/北原工房。】
2 【四畳半バニィー/goo-paaa】
2 【久世さんちのお嫁さん4/群青の街】
2 【オレ外伝最終話 忘却/月刊滋養】
2 【高次元からの侵略者X/コジマコ】
2 【GIGANTIC GIRL/ゴ太郎のオールナイトファンク】
2 【EUTCH-POTCH・6/J-M-BOX】
2 【余談はゆるさない/0丁目】
2 【奈緒ちゃんはとてもかわいいから/テクノストレス】
2 【憑いてきちゃった/ナユタ】
2 【SEASONS!/発狂するエラー】
2 【なめんなナカムラくん/はれぱる】
2 【如何にして彼女は虜囚たりえたか/BlackDwarf】
2 【少女と活字 プラチナ・コレクション/平均律】
2 【ガルニエの断橋/紅燕】
2 【雪の日の幻想/まよいばし】
2 【コインは猫を殺す(上)/未開の西方】
2 【low tide/有線ワイヤレス】
2 【ゲイ・オタ・てんこ盛り!/郵便屋】
2 【ベイ☆くら2013/ゆみっくす】
1 【地球人は身勝手だ/aib】
1 【恐怖!洗脳獣丸呑み脳姦/アクオチスキー教室】
1 【ダンナが腐男子です/鯵スター】
1 【エド・ウッドに魅せられて/アマルカルド】
1 【マドモアゼルとメイドのルンバ/アルミカミカミ】
1 【コネクトロニカ/EX35】
1 【生きてる 実話シリーズ 総集編/生きてる。】
1 【stellar.01/一凛】
1 【センパイの彼女/いののお店】
1 【優理とつむぎ/in the WATER】
1 【おはようございます/UPAN】
1 【ヘミスフィア/うそ八百屋分室】
1 【百々先生冥途の夢/鬱鬱】
1 【花咲き師 —きらきらの唄 Last day—/うにぐる】
1 【何故わたしは恋人のCD棚を端から聴き、レビューするようになったのか漫画/うんいち】
1 【ヴィルジニテ、その想いは花のようで/衛星べジータ G】
1 【いままでのまりちゃん/エベレストライブラリ】
1 【飛ぶな、猿/エベレストライブラリ】
1 【鬼越JS #8 観察JS/MPNふかもり】
1 【ぶきみのたにのかのじょ/大竹・花月】
1 【琵琶っ子三姉妹自転車旅行記/大塚志郎】
1 【やっぱりこたつと鍋がすき/お手製のポトフ】
1 【あいのはな/俺の大空】
1 【学校街行きたくないな/オレンジ君】
1 【帰ってきちゃったαちゃん/girlhood】
1 【百合色挽花/回転掘削機構】
1 【たのしいおとなのぬりえ/海明寺裕のこと】
1 【ニュー・グッド・タイム・ミュージック/カチュカサウンズ】
1 【魔法少女×フタナリ悪魔娘総集編/ガットマキア】
1 【さもまん/聖サモ女大マンサ研】
1 【スクールエンド、エスケープ/がめんはじ】
1 【妹が珍獣/華麗の王子様】
1 【ゆかい食堂セレクション/ギャラリークラフト】
1 【ソノコ×サウンドウェーブ!2/鏡像フーガ】
1 【毒流し漁 雑草栽培 ザ・マルチ商法/魚群】
1 【うーちゃんとさーちゃん/熊の有頂天】
1 【きまぐれうちのみ/くまみね牧場】
1 【Fortuna/グラスロゼ】
1 【うちのくまさん みたびのいち/GRAFREEZ】
1 【うさ2/くらんけんはうす】
1 【雪降る呪解師/ChromaticClip】
1 【相も変わらず地味ですが。/くろみや別館】
1 【ふわふわ魔女のふわこさん/形而上的プラネタリウム】
1 【花壇地錦抄異聞/ケロみかん】
1 【せんせーラボ子ちゃん/光速船】
1 【モチーフの心臓/鋼鉄皇帝】
1 【とりきっさ そーしうへん!/コーポ侍203】
1 【emke-illustration/Cosmic-Lens】
1 【DARKNESS GIRL Vol.1/五足歩行】
1 【世界でいっしょにゴハン食べたいッ(2)タイ・マレーシア編/こもれびのーと】
1 【混濁池/混濁池】
1 【ぼくらのネオテニー/Science Fxxk】
1 【猫またハイロ その21「長期休暇の課題だよ」/サイタマ新都心】
1 【抗命のレーベン/サクランボラビッシュ】
1 【竜の伝説/サブマリンサンドイッチ】
1 【秋未満/サンジュウロクブンノ】
1 【ゆりかもね/ジークンドー】
1 【ジークンドーアーカイブ3/ジークンドー】
1 【すわマチ子の日々コレ肉球。/J-M-BOX】
1 【Eternal red#03/sichi-luck】
1 【醤油手帖Vol.5 甘く危険なスイーツ醤油編/醤油をこぼすと染みになる】
1 【東14のおねいちゃん 2013総集編/しろたま】
1 【Deepredの鎖20〜23/すが間敦子】
1 【針ヶ谷さんと右向き三角/すこやかペンギン】
1 【銀貨の旋律/STARTREK】
1 【おによめ/すたじおいずむ】
1 【RAKUGAKIZU/スタジオキノボ】
1 【月輪探偵/スタッフWHY】
1 【NEVER MORE/すちぶっくす】
1 【丸蟲絵日記17/ストロカインムコスタ錠】
1 【まんねんバイト生活/Spica】
1 【制服嗜好アネックス/せるりあん☆ぶるー】
1 【TTL COLLECTIONS Vol.1/第九シェルター】
1 【あたりまえワンダーワールド/TINY LIFE】
1 【旅/太吉漫画同好会】
1 【レイメイ/ダッキーヅ】
1 【Around the secret/tito】
1 【精神病院/チャック全開ノイローゼ】
1 【ベルーガ/チュンチュンガオピッピ】
1 【UNDEAD GIRLS/蝶番&BanbooRoad】
1 【新堂主任と楓くん。/月陽炎】
1 【武将喫茶/つつじの頃】
1 【シマシマガジン[縞人]/ツムジ】
1 【徒然チルドレン通信 Vol.1/徒然チルドレン】
1 【春/徒然チルドレン】
1 【長女が受/TETRA】
1 【その辺のふたり それから編/テロメア】
1 【東5・6スポ〜/東京えろえろ団】
1 【帰ってきた成人病のひみつ/東京猿人改】
1 【日本の路面電車/遠森慶】
1 【消費税8% きたか☆マダカ/トキワ荘プロジェクト】
1 【コマモノマガジン/トラツグミ】
1 【魔法少年。(仮)/Don't touch my girl】
1 【Hな男の娘は好きですか?/長崎インター】
1 【727番地1号/727番地】
1 【海老・妹・アイス/2月2日】
1 【ばけもんや/2娘】
1 【へのへのもへじ/ニダンカイダン】
1 【207号室の魔法使い/にび】
1 【どうしたもんかねこのダメさ加減…/猫蝮】
1 【happa/nemifa】
1 【Flowers 1/ノースポール.】
1 【不器用一般人/ノトッチョ】
1 【いつかまっすぐ走れるように/はいあかむらさき】
1 【じょそオナ・エクスタシス!/High-Spirit】
1 【ツルと恩返し/白米】
1 【雪月花/はづき工房】
1 【ハッシュマグ vol.6 朝/ハッシュマグ】
1 【Four Seasons/ハッピーエンドマニア】
1 【落下する階段の下に僕はいるのです/心臓屋】
1 【C'est la nuit/花小路】
1 【もらり/パライラボ】
1 【31世紀未来のごはん/ぱらり】
1 【妄想絵師2/ぱらり】
1 【東京+α射的めぐり/ひなうた】
1 【ももいろうさこのおむすびころりん/ヒバナ】
1 【CLOUD OVER THE LOVE/ビビットグレー】
1 【魔女の庭/昼寝堂】
1 【南部/ファンクラブ】
1 【サラと春と運命の散文 III/Phantasmsnow】
1 【神奈川/ファンタジーソング】
1 【きのたけ。/BouquetBlanc】
1 【けむまき/不純喫茶はべるか】
1 【煉獄パンツ/FuniFuniFesta!】
1 【メンタンペンドラドラ/プロポリス証券】
1 【イベントを主催したら脅迫が来て警察沙汰になりました。/Penny Lane】
1 【廃妄水葬/ヘリオトロープ】
1 【漫画 銀河鉄道の夜 先行版/辺境屋】
1 【淡い夜/ほったらかし】
1 【さくらのたより/ほったらかし】
1 【かくものの杭ごと/POP☆POP】
1 【漫画アシのABC総集編その2/ぽっぽこっこ】
1 【高砂義勇隊/松田重工】
1 【総員退去/松田重工】
1 【ミニマムセンチュリー通信・立春特大号/ミニマムセンチュリー】
1 【365/メタ・パラダイム】
1 【Free paper hasyagu.2/MoQ*MoQ】
1 【ハコイリ/もちほっぺ堂】
1 【文藝勘定帖/弥坂堂雑書舗】
1 【やみおちあいさん/やしろ醤油醸造】
1 【柳田直和研究所1〜3/柳田直和研究所】
1 【MMORPG/山本雪絵】
1 【lowtide/有線ワイヤレス】
1 【季刊誌トーマス/ゆかり】
1 【白百合が赤に染まる日/よあけのピアノ】
1 【桜井の告白/由多とまちこ】
1 【はなとふたば/由多とまちこ】
1 【よつは薬局総集編2/よつは薬局】
1 【冷たい手のひら 第六話 雪片の踊り/Little Curly】
1 【ベトナムに行ってきたヨ物語(前編)/レンレン&晶】
1 【二郎的近況報告/RussianBlue】
1 【ALBERICH/ROBME】
1 【「いつかそらをとべるかな」「お花のようせい」/ワークショップいふ】
1 【ソード・アート・オンライン マテリアル・エディション11/WordGear】
1 【初恋/ワイヤスノッブ】
1 【盗人商い/綿衣テクタイト】
1 【九十九合/わたけい】
1 【花の着物ドレスデザイン帖/和ノ花屋】

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読書会アンケート

7 【冷ごはんが温まるまで/梅皿テクニカー】
6 【日下部くんanother/かばやき】
6 【テカッテ —ポクナモシリの狩人—/スタジオダーチャ】
5 【チヅコとハナ/金はないが愛はある】
5 【LOVER SOUL/キツネツカ】
5 【コイセヨオトメ。/Sirius】
5 【名もなき死体の私とあなた/先天性爆弾娘】
5 【種火の魔法/電気牛博覧会】
5 【イベントを主催したら脅迫が来て警察沙汰になりました。/Penny Lane】
5 【よろしくどうぞ/やまぶき舎】
4 【逢断/STOWAWAYS】
4 【武将喫茶/つつじの頃】
4 【舌の上ではハチミツ/desktop heaven】
4 【おれはオデュッセウス/夏子様ランド】
4 【不器用一般人/ノトッチョ】
4 【針子少女/針子少女】
4 【コインは猫を殺す(上)/未開の西方】
4 【AV女優とAV男優が同居する話。/妄想をトランクに詰めて】
4 【家族のすきま/モグラ】
3 【わたしの小鳥/青やぎ舎】
3 【生きてる 実話シリーズ 総集編/生きてる。】
3 【ヘミスフィア/うそ八百屋分室】
3 【蝶にくちなし/歌う骨】
3 【とりきっさ そーしうへん!/コーポ侍203】
3 【東14のおねいちゃん 2013総集編/しろたま】
3 【鳥の神様×生け贄少女 トリイケ/猫ばあば】
3 【合法百合夫婦本#1/はちしろ】
3 【海とあなたと太陽と/peachpulsar】
3 【ガルニエの断橋/紅燕】
3 【lowtide/有線ワイヤレス】
3 【病は何処にも在りはしない/夢のチョモラン王国】
3 【画角ノススメ/楽描時間】
2 【星の郵便局/R-PANDA】
2 【地球人は身勝手だ/aib】
2 【地味男に恋して何が悪い!! 後編/あたりさわりのないかんじ】
2 【シュークリーム・シンドローム/ウサギの穴】
2 【竹田城跡のいま/FSIRO WEST】
2 【きみのせい/おでんランチ。】
2 【こいのまにまに/下線】
2 【アイちゃんとえほん2/GHAMELEO】
2 【こんな赤ずきんちゃんは嫌だ/くじょう】
2 【久世さんちのお嫁さん4/群青の街】
2 【ノザキ 最初期漫画集 2010〜2012/0丁目】
2 【Lamp Man/ゼンマイおもちゃ】
2 【神隠し/ねこずきん】
2 【高橋、俺達遭難したわ/白地図と青写真】
2 【SEASONS!/発狂するエラー】
2 【メンヘラさん@ガンバれない/バンチャのチャバン】
2 【東京+α射的めぐり/ひなうた】
2 【ハイデンシーク・ウィズ・マイフラワー/BouquetBlanc】
2 【煉獄パンツ/FuniFuniFesta!】
2 【少女と活字 プラチナ・コレクション/平均律】
2 【memorabilia/臨界】
2 【ALBERICH/ROBME】
1 【Honey Maid High School 〜雨上がりのSweet Honeytime/Ico-ba】
1 【赤い牙9/赤い牙】
1 【現場作業/あとづけ】
1 【だいたいこんなモン!/あねとおとうと。】
1 【エド・ウッドに魅せられて/アマルカルド】
1 【愛とピストル/Yellow Mama】
1 【センパイの彼女/いののお店】
1 【見えぬ国/宇キ八紘】
1 【何故わたしは恋人のCD棚を端から聴き、レビューするようになったのか漫画/うんいち】
1 【エンドレスコーヒーブレイク/エクセルロック】
1 【ひより下駄/S-FLAKE】
1 【びびび/N-28】
1 【無題世界/凹凸玄関】
1 【ぶきみのたにのかのじょ/大竹・花月】
1 【らくがきの本/おさかなだいすき】
1 【えと本/おさかなだいすき】
1 【冬の茉莉花/osa Scale color】
1 【かみさましけん Vol.4/おでん。】
1 【帰ってきちゃったαちゃん/girlhood】
1 【少年B/ガタンココンコン】
1 【オカルト部/GARAKUTA】
1 【とおる/kikiki妙】
1 【総合マンガ誌キッチュ第五号/キッチュ出版】
1 【ツタエカタ/喜怒快楽。】
1 【先輩/キュービックキュラソー】
1 【ぱっちりひつじ ゆめにっき(1)/空間想庫】
1 【この吸血鬼は貧○である/くもりっぱなし】
1 【ルナチック/CLUB NAKAYOSHI】
1 【広告少女/黒い紅茶】
1 【東雲騒動/苦労人】
1 【ふわふわ魔女のふわこさん/形而上的プラネタリウム】
1 【恋の筆触分割/恋の筆触分割製作チーム】
1 【変質者研究/好好爺】
1 【モチーフの心臓/鋼鉄皇帝】
1 【LEAF/黄門】
1 【もののけ横丁/コセッコ団】
1 【ALLEGORICA/The Beginning Egg】
1 【ささくれ立つ花ことば/The Beginning Egg】
1 【神の存在証明/サブマリンサンドイッチ】
1 【switch over/salsa di pomodoro】
1 【アッパーリップス part1,2/サンノ】
1 【音律歴程/シアワセモノマニア】
1 【ジークンドーアーカイブ3/ジークンドー】
1 【我らがいとしきツチリン/自意識過剰】
1 【撃ちぬいたキモチ 穴ぼこヒトツ/死体ヶ丘ニュータウンズ】
1 【Eternal red#03/sichi-luck】
1 【マキナポリス 1/Sick*Huck】
1 【同人イベントに電子マネーを紛れ込ませる。第2版+実践導入編/自転車操業】
1 【MAERCHEN/sucre sucre】
1 【いつか、青い海へ/食堂車】
1 【2014年 宇宙の旅/Sirius】
1 【アロヒラニ/SYNTHESiS DESiGN】
1 【旱 hideri/す】
1 【BON DANCE/スケラッコ】
1 【セーブはこまめにしたいのに/すこやかペンギン】
1 【ファスト・ジ・エンド/Studio Ark Attack】
1 【COMICステラ 15号/STELLA-文星芸術大学卒業制作展-】
1 【でたとこまかせのパルプフィクション/Stella Maris】
1 【ひきこもり国語辞典/製本教室はじっこ】
1 【おおかみさんと赤ずきん/ZK】
1 【鍋敷/セニマンカルタン】
1 【E toile/Celeste + Merry go Round】
1 【EF58 112 上/創画室】
1 【少女レター/空色の音】
1 【狂わせ!!アノイくん/大/高/原】
1 【SHDE GARDEN/TIMES】
1 【旅/太吉漫画同好会】
1 【BBa奉行/多夢都夢】
1 【神戸食堂楽/多夢都夢】
1 【二人で明けて/チキンロック】
1 【夢見る少女じゃいられない/chico*】
1 【Girls monochrome 2010-2012/chico*】
1 【Children's dream/Child Diamond】
1 【ベルーガ/チュンチュンガオピッピ】
1 【あたい無職/超おこめうまい】
1 【新堂主任と楓くん。/月陽炎】
1 【こうふくなこどく/月の亡骸】
1 【文明の夜に焼く秋刀魚と電磁波測定器について/月水技研】
1 【サイレン/徒然チルドレン】
1 【哲学ゾンビ/哲学ゾンビ】
1 【長女が受/TETRA】
1 【その辺のふたり イベント限定コピー本編/テロメア】
1 【東5・6スポ〜/東京えろえろ団】
1 【アフタヌーンクロニクル/東京大学漫画調査班 TMR】
1 【Trial/冬夏-TOHKA-】
1 【坂の上の日常/トランクミイラ】
1 【べんのき/長原とも】
1 【DEAD END JUNCTION/773】
1 【じょしよん賛/なるあすく情報局】
1 【コタツの本/にとりんはうす】
1 【月と羊とアルペジオ/眠れぬ夜の小さな夢物語】
1 【Flowers 1/ノースポール.】
1 【彼の作る弁当は何かと問題が多い。/のろま虫】
1 【ハッピーサマーウェディング/ハイパーケトルイエスタデイ】
1 【キングメーカー/白地図と青写真】
1 【未確認生命体 田中/ハタケダ研究所】
1 【落下する階段の下に僕はいるのです/心臓屋】
1 【こわい探偵事務所/bicolore】
1 【BUNCHO BOX/非常階段】
1 【『若草』物語 上/ひつじ座】
1 【シンクチョコレート/ヒトオモイ】
1 【クラウド・オーバー・ザ・ラブ/ビビットグレー】
1 【一稲さん/ブォンブォオンブォォオオテーレレ】
1 【ゆりにん ママ、大好き/藤間紫苑.com】
1 【けむまき/不純喫茶はべるか】
1 【ふたりじめ/ふたごや】
1 【アメノキツネ/フラニカ書房】
1 【EMS/プラマイ症候群】
1 【IRRESIS TIBLEMENT なすすべなく キミのとなり/フロナロ】
1 【まこ録まとめました/BERRIES】
1 【やみなべ/へんぺん】
1 【あまいつぼみのそだてかた/ボナンザ】
1 【MAXWELLな日々/迷子駅】
1 【ラムネ味の初恋/魔化論】
1 【高砂義勇隊/松田重工】
1 【続 ねえちゃんはたかしのことが 好きだ 好きだ 大好きだ!!/まぬけ屋】
1 【ねこづつみ/まむぼん】
1 【雪の日の幻想/まよいばし】
1 【漫画の先生ep1./まるちぷるCAFE】
1 【未確認星野君/Q-ron】
1 【ホカヤマまとめ。2/三日で飽きる】
1 【DJの彼氏がいる下北沢の古着屋で働く女の半生/mihoco】
1 【クリスタ ビギナーズ・ア・ゴーゴー/名称未設定】
1 【運命のヒト/めておらいん】
1 【とちむらさんちのじじょー。/メンモダール】
1 【グループC/mogravity装置】
1 【うらのこ/mos mos】
1 【スターイーター/模造クリスタル】
1 【ハコイリ/もちほっぺ堂】
1 【8バーリ・トゥード/もりそばガッツ】
1 【やみおちあいさん/やしろ醤油醸造】
1 【ええとしこいて/屋根裏眼鏡】
1 【ネリムの庭に眠る/雪達磨工場】
1 【ベイ☆くら2013/ゆみっくす】
1 【白百合が赤に染まる日/よあけのピアノ】
1 【IL MILIONE 〜イル・ミリオーネ〜/与太々々】
1 【廃墟のバレンタイン/四葉挿話】
1 【銀糸通信/夜真中】
1 【よわみどり 初期短編集 不可逆の夏/よわみどり】
1 【脳内神様2/樂がきち】
1 【五月雨模様/落下声】
1 【しろいゆび/落花星人】
1 【Love & Comic 2012-2013/Love & Comic】
1 【IT's FOR YOU/六花弁三片紅】
1 【漫画家、富士山頂を目指す…!/笑いのライセンス】
1 【hanazou/wandering】

 

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【星の郵便局/R-PANDA】
●願いを叶える星を扱う、不思議な郵便局で働く人々のお話。主人公の健気な女の子に、彼女らを見守る獣人の上司、そしてメルヘンティックな舞台と、王道的な童話風ファンタジーを思わせる世界観を徹している。だが時として「腐敗した組織構造」などといったシビアな一面も見せつけ、読者を惹き込ませる。また著者の各作品は世界観が大きくリンクしている。(埼玉県・蝉海夏人)

【星の夢/R-PANDA】
●「星の唄」シリーズもこれで完結。つらい展開も多かったですが、最終話で結婚式を挙げる二人が幸せそうで安心しました。同時に家族と言える大切な人々との別れでもあったのですが、これからの二人の歩む道が幸せである様願っています。(千葉県・K.T)
●著者の代表作『名前の無い音』の続編である『夜の唄』シリーズの最終巻。同シリーズを読み通して来た方なら、納得のいく結末に仕上がっていると思う。無力な少年となった狼の王、太陽の下で赤い狼に変身する少女、二人を見守る魔法使いたち、彼らが紡ぐ物語を——その結末を、あなた自身の目で見届けて欲しい。(埼玉県・蝉海夏人)
●続いてきたサクラバとシャサという二人の旅、そしてロクとアカネの物語も完結。サクラバとシャサの婚礼はシャサが本当に可愛らしい。そして最後のシーンの二人の新たな旅立ちは、じーんと来ました。読み手として、素直に物語の中の二人を祝福できる終わりで本当によかった。(東京都・ミチオ)

【Honey Maid High School 〜雨上がりのSweet Honeytime/Ico-ba】
◆急遽担任も受け持つことになった学校は教室付きのメイドがいた! クラスメイドひかりの献身的なサポートに、忙しいながらも充実した毎日を送る麻也。ある事を契機にひかりの悲しい過去を知ることに。麻也は受け入れ、二人は結ばれる。エッチな甘い生活は色々毒過ぎます!(東京都・教師諸君)

【地球人は身勝手だ/aib】
●宇宙をテーマにして描かれた三つのお話。どれも、宇宙と交流があったらこういうことがあるかもしれない、と思わせるお話でした。表紙もきらきらしていてきれいなのですが、巻中にあるカラーも話とリンクしていてきれいでした。(神奈川県・はたの)

【わたしの小鳥/青やぎ舎】
◆一人の女性と共に生きた鳥の一生。鳥は何も語らず、ただ彼女の傍に居続ける。彼女の生生流転が鳥のそれと重なる。少し不思議でファンタジックな、儚くも美しい世界。(?・Mickey☆Bear)

【赤い牙9/赤い牙】
◆久々の赤い牙の新刊のテーマは肉。小田扉や安倍吉俊といった一癖も二癖もある作家陣が描く作品はミステリテイストやギャグにホラーとグルメマンガじゃないこだわりが商業誌では読めない遊び心が感じられて楽しい。(栃木県・おもちゃのまち)

【恐怖!洗脳獣丸呑み脳姦/アクオチスキー教室】
●悪の匂いをかぎつけた勇者くんは、洞窟の奥にある性奴隷工場へ忍び込んだところを魔族につかまってしまう。洗脳獣に飲み込まれた勇者くんはなすすべなく快楽の虜に。脳を直接弄ばれる描写は見ているこちらまで妙な気持ちになった。彼の心に僅かに残った正義が蘇る時は来るのか。(愛知県・タルヤ)

【ダンナが腐男子です/鯵スター】
●フィクション(自称)と断っていますが、「腐男子」という存在を語ってくれています。ネタ的に扱われる「腐男子」の一面が分かる作品です。この作品では夫婦の「腐男子」なのでなんとなくマイルドに感じられますね。と独身腐男子は語ります。(神奈川県・量産型)

【地味男に恋して何が悪い!! 後編/あたりさわりのないかんじ】
●待ってました、完結篇。好きな人に好きと伝えたい、伝えられない、伝えたけど伝わらない…。恋の切なさ、鮮やかさがぎゅうと詰まっていて読んでてじわじわ泣いてしまいました。キャラクターが魅力的で良かったです。(埼玉県・つばめ)
●彼女達が最近、気になるのは無しだと思っていた地味男。男女2組の想いが溢れる瞬間がドラマチックに描かれます。告白の演出は想いに悩む女の子達の気持ちがストレートに伝わってきます。なにより好きな人の為に頑張る男子は地味なんかじゃなく、誰よりも格好良く見えました。(千葉県・spoon)

【現場作業/あとづけ】
◆総務に入った女の子が、入社1年目の人事異動で突如として部品工場へ。慣れない別世界で、工場の先輩からも仲間扱いされないところから、一念発起で必要とされる子になる。そのわりには漫画全体はゆるっとした空気なのでゆるっと読めてグー。(東京都・豚)

【だいたいこんなモン!/あねとおとうと。】
◆恋! 恋! イケてるほうだけどマジオタの木戸くんが、「このコスプレして欲しい」と願う彼女に交際を申し込んだら…。告白とかのワードになると出ばりだす友達、実は近くに本命恋など、甘酸っぱい☆ なんだかんだ、オタをカミングアウトしてのける木戸くん萌え☆(東京都・クッキー怪物子)

【エド・ウッドに魅せられて/アマルカルド】
●エド・ウッド、タランティーノ、ハマー・フィルム…B級SFやホラーのテイストにどっぷり浸かった各ページはネタがぎっしり詰まって読み飽きない「エイリアンVSキートン」は見たい! ストーリーもマニアに陥りがちな問題を取り上げて心当たりのある方は結構身につまされるかも? でもいいお話です(千葉県・はんにまる)
◆『史上最低の映画監督』こと「エド・ウッド」ファンの高校生と、マニアックなB級映画コレクターのレンタルビデオ店主人とを巡るドラマを描く。世間から真っ当に評価されているものだけが価値のあるものではない。粋狂も本気で取り組めば、必ずそれを評価する粋狂が現れるのだ。(東京都・蒲田西)

【マドモアゼルとメイドのルンバ/アルミカミカミ】
●幼きお嬢様と彼女に仕えるメイド。2人きりの甘く、卑しく、倒錯的な関係性を描いた1作。服従か、裏切りか。お仕置きか、ご褒美か。2人きりの妖しいルンバはひたすら続いていく…。時に生々しい描写と恍惚に震える表情が、2人の関係を覗き見しているかのようなゾクゾク感を与えてくれます。(神奈川県・マチダコウスケ)

【コネクトロニカ/EX35】
●孤独な男の娘(おとこのむすめ。少年。)の元に突如現れたコンセント兄弟。サンプルを拝見しただけでもう喰い付かずにはいられませんでした。何だこれ。ハートフルな様なシュールな様な、マイペースでありながら小気味のよい、とても面白い四コマでした。(神奈川県・里)

【愛とピストル/Yellow Mama】
◆(章の順番が良い。)性欲と食欲のマイナスベクトルがいい方向に向かっていくタイミングは人それぞれ。登場人物達が誰かと出会って、誰かとの瞬間を楽しめるようになっていく。それぞれのエピソードに、傷みと救いを感じた。(?・?)

【生きてる 実話シリーズ 総集編/生きてる。】
●読み損ねエピソードが知りたかった『生きてる』の総集編が出た(笑)。「体当たり担当」Mさんのトラブル遭遇体験が素晴らしく口あんぐりを連発、に尽きる。エロいお宝オタグッズが手に入り、気を利かせて弟宅に侵入してプレゼントした話がやはり一番イカす。(東京都・えのん)

【stellar.01/一凛】
● 夏が終わらなくなった世界の中で棄てられた街・東京。そんな朽ちた街の一角に、ある日3人の人影が現れる。これは少女達による街の探索の様子を描いたイラスト集です。「廃墟」「夏の装いの少女」「新宿」という単語に何かを感じた方、一見の価値有りですよ。(秋田県・やなしたわたる)

【センパイの彼女/いののお店】
●ぷぅ…(頬を膨らませる)と嫉妬しちゃう信濃さんかわいい。ラッ太の仏頂面もかわいい。でも一番かわいいのは先輩だと思います。(東京都・高野)

【めがねの君と博物館(2)collection/いののお店】
●商業単行本未収録の作品を完結までまとめた一冊。風乃町博物館はちょっと変わった事の起きる不思議な博物館。そこで働く学芸員の高坂さんと館長岩本くんを中心に描かれるちょっとファンタジーな作品。物語のラストは必見です。ファンには嬉しいその後の描き下ろしもありますよ。(神奈川県・量産型)
●また香坂さんと会えたよろこび!! 奥付の挨拶が「バイバイ」じゃなくて「またね!」にジーンときちゃいました。(東京都・梅酢めぬき)

【オーラのある男/いまい漫画会社】
●「犬」シリーズ以来、毎回このサークルの新刊を楽しみにしているのですが、今回の新刊も期待に違わぬシュールさでした。(千葉県・高木晋一郎)
●威厳とかオーラとか、そういうものがある人生に憧れたりもしましたが、あって大変なこともあるんだなっていうか、オチがもう。最高。(東京都・高野)

【優理とつむぎ/in the WATER】
●優理とつむぎは親友同士。高校デビューを機につむぎが告白するけど二人の仲はそのまんま。でも横恋慕の一条先輩が二人の仲を邪魔してくれて(笑)。(東京都・555)

【(タイトル不明)/UPAN】
●かわいい&バイオレンス、もしくは粗暴&笑顔なしりもとさんの漫画集。白黒のしりもとさんも最高。(東京都・高野)

【おはようございます/UPAN】
●いつもにっこりしたお馴染みのキャラクターが登場するシュールな漫画の第二弾。今回は先生役で家庭訪問するが、生徒が非常に個性的(犬、ミミズ、モグラ、シロクマ)で、訪問先ではいろいろ大変な目に。でもやはりどのような苦境にあろうともにっこりを絶やさない彼のボジティブさに抱腹。(愛知県・タルヤ)

【見えぬ国/宇キ八紘】
◆セオリーに囚われない個性的な絵のレイアウト、時と場所が不連続に描かれるストーリーなど、読み手を選ぶ前衛的な作品。だが、妖しさと美しさが共棲する世界観や、多くを背負いながら生きるヒロインはとても魅力的だ。続編も含め、物語の全容をぜひ見届けたいと思う。(神奈川県・草一郎)

【シュークリーム・シンドローム/ウサギの穴】
●久々に宮内さんがポルノコミックに復帰するという事で、だけどいつまでたっても音沙汰ないわけで。走行している内に同人で出してしまった作品。どうやら美人という程ではないらしいヒロインの、ヒモ下着姿のエロティックさは凄い。ちゅうか、このクオリティの作品がボツになってしまう今のポルノコミック業界って、ひょっとすると色々とヤバい所にきてるんじゃないか?(長崎県・オンカロに君と)
●青年と少女のカップルの行動がさわやかで、甘ずっぱさが読み手をさわやかな気持ちにさせてくれます。エロスが無くても成立しそうですが、肉体関係がある事により、心の結びつきを感じさせます。(東京都・tani)

【ヘミスフィア/うそ八百屋分室】
●両腕骨折した育子は給食係・仁科に食事を取らせてもらうことに。噛み合わない動作は相手の望みを汲み取れるほど上達していくが、同時にギプスの取れる日は近づく。以心伝心—よく知る言葉も体現するのは難しい。だから余計に出来る存在を求めてしまう人の心を垣間見た気がします。(埼玉県・5)

【蝶にくちなし/歌う骨】
◆親同士の絹糸取引が縁で出会った、ヒベローアとセリカという少女たちの存在に華がありますね。ふたりが心を通わせながらも、女として生まれた宿命に翻弄される姿が切なく、心にこみ上げるものがありました。モチーフとして「蚕」を使った意図も効果的で好かったです。(神奈川県・米山皐月)

【百々先生冥途の夢/鬱鬱】
●墜落死した女優のエピソードと、伝記作家と国文学講師のエピソードが、ミステリアスな筆使いで描かれていた。(東京都・ねねねね)

【花咲き師 —きらきらの唄 Last day—/うにぐる】
●著者の代表作である『花咲き師』『きらきらの唄』のハイパーリンクをテーマに、著者含む三人の作家が描いた合同誌。両作のファンなら、間違いなく楽しめる一冊。収録作品の中で特にお勧めなのは、N村氏の『華咲ギ師』両作への愛を感じる内容になっており、またエンターテイメント性も抜群である。(東京都・蝉海夏人)

【Lady's roomへようこそ/馬鹿星人】
●いきなり百合のキスシーン!!!と思ったらいきなりの嘔吐シーン!!! 全力疾走したり右ストレートを放ったりと、非常に忙しくドタバタしたエピソードがぎゅっと詰まっている。酒は飲んでも飲まれるな。毎回女の子の服が可愛いのも見どころ。あとメガネ。(東京都・皿洗い)
●いきなり濃厚な女性同士のキスシーンから始まり、その後すぐに濃厚な嘔吐シーンが来る。椎名氏の作品は最初からフルアクセルなので、油断していると1ページ目から腹筋を持っていかれるだろう。コミカルを交えつつ、言葉として伝えるまでの繊細な恋心の描写がたまらずニヤニヤしてしまう。(愛知県・タルヤ)

【冷ごはんが温まるまで/梅皿テクニカー】
●冬の寒さに震える一人暮らし女子は、バイト先の常連客で隣人の男子になぜか気に入られる。女子が拒んでみても男子は平然と彼女を誘いにくる、その掛け合いが可笑しい。そして、貧しさと孤独に荒む女子の心が、男子の温かい部屋と食事によって遂に緩む様に安心感を覚える。(大阪府・あまいも)

【何故わたしは恋人のCD棚を端から聴き、レビューするようになったのか漫画/うんいち】
●「うんいち 〜運命の一枚をさがせ〜」というブログ、面白いんだけどどうしてこんなことを始めたんだろう?と気になっていた、そのブログの開始までの経緯を綴った漫画です。サブカルとか文化系女子とかなんとか、そのあたりの価値観とか立ち位置がわかるようなわからないような、でも楽しく読める1冊。(東京都・高野)

【ヴィルジニテ、その想いは花のようで/衛星べジータ G】
●描き下ろし一編を含むほかは既刊の再録ですが、少しほっとして、少し笑えて、主人公の気持ちのよくわかる、正統派百合短編話を探している方には薦められる一冊です。(千葉県・高木晋一郎)

【エンドレスコーヒーブレイク/エクセルロック】
◆落ちが悪い。あまりに期待を持たせておいて、オチが悪い。(東京都・?)

【びびび/N-28】
◆微百合、微BL、微エロ、伝えるにはまだ幼い感情を集めた再録集。クラスメイトの佐伯君に関わるようになったのは気になる女子に近づく為。邪まな考えからの行動だったのだけど、だんだんと目的を見失う梶井君の姿が可愛らしい。梶井君の気持ちは成熟するのでしょうか。(千葉県・hoho)

【口紅 Episode-1 -トロイメライ-/F・F・FROG】
●「口紅」の主人公、軍医・緒方朔の幼年期エピソード。夜道で将校生徒の吉良に助けられ、その後竹薮で再会し、吉良に惹かれていく朔。吉良の鍛えられた肉体に性的興奮を感じるくだりは三島由紀夫の小説のよう。男性性と女性性の両方を持つ朔は今後どうなるのか。続きが楽しみです。(神奈川県・わたり羽衣)

【竹田城跡のいま/FSIRO WEST】
◆今、ブームの竹田城の現状を、地元で広報の仕事をされている筆者が解説しています。人が増えれば問題が起きるのは必然ではありますが、苦労されているようです。ブームが終わった後も継続していかに保存していくか、なかなか難しい問題です。(東京都・PON)

【いままでのまりちゃん/エベレストライブラリ】
●まりちゃんシリーズが3本入った総集編。/表題作「まりちゃん」まりちゃんがごはんを食べている間に今まで生きてきた人生の時間、そして未来までもを自由に旅する。/予てより時間とは順に流れていくものではないのではないかと思っている。以前夢を見た。詳細は忘れたがベルが鳴り列車に乗り旅立ち一日が経ち再びベルの音で旅が終わる、起きると目覚ましが鳴っていたというようなものだった。おそらくだが、この夢は眠っていた脳が目覚ましのベルという刺激を受け覚醒するまでの1秒の間に脳内の混乱した信号を脳が解釈した結果生まれたものであると思う。発車のベルと帰還のベルは同じく目覚まし時計のベルによって惹起されたものであろう。夢の中では一日が経過しているのだが、それは意識が物事を時系列順にしか解釈できないことに依る。だが無意識の領域は時間を飛び越えて情報を同時並行的に処理することができる。そこでは高校の思い出も小学校の思い出も等価で並列なのだ。/「私は、希望を習慣にしてたのだわ」モノローグがアツい。「〜わね」口調のやさしいお母さんがいきなり「男女のことに、口出しすんな。」とか言って娘にアバズレとか言われる。いいキャラ。 (千葉県・クロ僕屋)

【飛ぶな、猿/エベレストライブラリ】
●初めて飛行機を発明し、飛び立った者の家族の気持ちは、こんなだったろうな…。と考えさせられるお話でした。重いテーマを、キュートな絵柄でさらりと描いていて、オチには笑わせられましたが、心に残る終り方が良かったです。(東京都・はらだ)

【鬼越JS #8 観察JS/MPNふかもり】
●短い作品を連ねてシリーズ8作目の今回は、脇役同士(というよりサブキャラという方がいい?)が仲良くなっていく(のか?)エピソードが、シリーズ全体にさらなる深みを与えているように感じます。いつものサブキャラふたりがまた、ふたりとも面白みがあるキャラクターなのでさらにさらに。(東京都・ボン・ボヤージ)

【無題世界/凹凸玄関】
◆絵がキレイ。話も引きこまれる。続きがとても気になる。(東京都・?)

【ぶきみのたにのかのじょ/大竹・花月】
●表題作、同時収録「面白い話」どちらも少しシュールでギャグが効いていてとても面白かったです。キャラに勢いがあってイキイキとしていて、今後もどんな人々が作者さんによって生み出されていくのか、とても楽しみです。(神奈川県・里)
◆理想のロボット彼氏を造る事にご執心な天才博士(変態喪女)。そんな彼女の暴走に呆れつつ付き合うイケメン助手。「そんなの出来る訳…え、嘘だろ?」まさかの展開に本当の自分の気持ちに気付いてしまい…。他、「おもしろい話」「モテタイ!」の2編を収録した突っ込み所満載なギャグ本。(埼玉県・やしの木)

【琵琶っ子三姉妹自転車旅行記/大塚志郎】
●三姉妹が箱根を目指し奮闘する姿が、実体験者でもある著者が描かれている事もあって、疲労感や焦りがひしひしと伝わって来ます。彼女達が目標に向って走る姿が、読者にも温度として伝わってきます。第二巻も期待大です。(千葉県・コニシ)

【らくがきの本/おさかなだいすき】
◆五十音「あ〜の」までの生きものイラスト本。てがきの味のある作品。「ち」と「つ」の難しい漢字で紹介されてるところがお気に入りです。(東京都・?)

【えと本/おさかなだいすき】
◆十二支の干支をモチーフに描いた年賀状風イラスト集。画面狭しとばかりに躍動感いっぱいに描き出された動物たちは、どこかユーモラスでもあり愛らしい。豪快な筆致で、体毛や細かいディティールを見事に描く。とにかく眺めていて気持ちが良いです。(神奈川県・吉田ユウヘイ)

【冬の茉莉花/osa Scale color】
◆流星群を発端に緩やかに繋がった3本。特に2本目の流星群をみようとして風邪引いて声が出せなくなった女の子の話がニヤニヤする。近しい関係だから声がおかしくても言いたいことが伝わる。逆に心と裏腹の言葉はうまく伝わらない。その塩梅がとてもかわいらしいね。(神奈川県・古狸)

【おにあいの部屋/お洗濯もの取り込み隊】
●男の部屋を渡り歩いて生きてきた女友達が主人公(女性)の家に転がり込む。2人でシェアすればもっと広い部屋に住めて猫も飼える…夢は膨らむ。だが。/ここではないどこか広い部屋で暮らしてみたいと妄想するのはよくわかる。誰にも文句を言われない空間。素敵なインテリア。そして自分を理解してくれるパートナー…。しかし夢は夢にすぎない。結局我々は身の丈にあった部屋に住むしかない。おにあいの部屋に。(千葉県・クロ僕屋)
●自分の性格を変えたいと思っても、どうしても変えられない。この事は、ほとんどの人に言える事ではないだろうか。行き当たって、曲って、また行き当たって曲って。人生はこの過程の延長を進んで行くしかない。それでも主人公のやるせなさが心に刺さる。ささやかでも良いから、穏やかな時を願う。(千葉県・コニシ)

【やっぱりこたつと鍋がすき/お手製のポトフ】
●四コマで、女子高生が雪とたわむれ、こたつで鍋を囲む話。この作者の作品は、シンプルなモチーフをシンプルに描き出しているところに好感を持てます。シンプルだけど面白い。シンプルだから面白い。鍋の締めはうどんだね。(東京都・ボン・ボヤージ)

【きみのせい/おでんランチ。】
◆昔馴染みの二人は正反対。目つきが悪く人見知りで友達のいない女の子、よりちゃん。かたや、可愛くて女友達の多い晃は、女装趣味のある男の子。よりちゃんも知らない女装の理由、それは…。漢らしい晃と赤面するよりちゃんのやり取りは、いいもの見せてもらったと思えます。(埼玉県・零度)

【あいのはな/俺の大空】
●友達どうし、嫁と姑、母と娘、風俗嬢と客…そんな彼らのなんてことない会話からなる連作集。他愛もない話や表情の裏に潜む思いが、すれ違い、時にマッチする瞬間の妙が魅力的。シンプルな構成ながらも、時に暖かく時にクールな作風は、読むたびに少しずつ違う側面を見せてくれます。(神奈川県・マチダコウスケ)

【学校街行きたくないな/オレンジ君】
●この作者さんは以前A4紙を横に使ったコピー誌を出していた。見開きで普通の漫画4頁ぶんの横に長いまんがだったわけだけど、今回はカラー印刷のA4紙4枚を「コ」の字につなげて、途中で裏返って両方の面を辿っていくという奇抜なまんが。紙の形を活かした縦長の未来都市の絵などは迫力がある。これは紙の本じゃないとありえないわ。難点は持って帰るのが大変だったということ。(千葉県・クロ僕屋)

【漫画家の性・後編/がぁ書房】
●見ずしらずのマンガ家二人にSEXを強要する編集者って、典型的なパワハラ・セクハラだし、DT・処女だからっていきなりやっちゃうか?ーって気がするんだけど、実はこれは90's前半辺りのポルノコミックによく見られたパターン。それをなつかしいと思うか、今それをやる?——と思うか。スマホで自身の生理周期をチェックする描写はGood。『フィール・ヤング』等レディコミでも見た事がない点においては新鮮。後編、『なるほど、こいつはこの前まで童貞だった俺には荷が重い』と、いろんな意味で決意を固める主人公の表情は凛々しい。だけど半分以上をしめるSEX描写はさすがに今の基準で見ると苦しすぎる。ちゅうか元々SEX描写は苦手な作家だったわけで、その前後のキャラクター達のリアクションがズバ抜けていた人なわけで。個人的にはポルノコミックから一般誌への端境期に描かれた高校の化学部を舞台にした青春群像劇みたいな作品をまた読みたいんだけれど、だけど現在の年齢のがぁさんに青春物・学園物を求めるというのもどうかなぁ(今、この瞬間の高橋留美子の無惨さ!)という気もする訳で…。(長崎県・オンカロに君と)
●前編で初体験をした童貞処女のエロ漫画家二人。その勢いで告白するも玉砕。そして、後半開始早々「生理」がこないという修羅場から始まります。そしてこの状況を打破したのが漫画家の性(サガ)。アレほど意気消沈していた男が畳み掛ける勢いそのままにセックスへと持ち込む展開。こうきたかと感嘆しました。(神奈川県・量産型)

【帰ってきちゃったαちゃん/girlhood】
◆色々な性的少数者が登場する作品が、約10年ぶりに読者的にも再会。ノビノビ展開の日常話となっています。あとがきに書いてあるけど、この10年で変化が前向きで分野や当事者への理解が更に進んで、それがこの作品にも現れたんだと思う。ゲストが分野の先駆けとしてだけでなく、当事者への理解に長けていたのもそういう事実を象徴していますね。(東京都・555)
●10年ぶりに「αちゃん」の続きが読めるとわ! 付き合いはじめたαちゃんとθ(シータ)ちゃん。共通の知人φ(ふぃー)ちゃんに、自分たちが同性同士の恋人関係であることを告白しようと決意する。同性愛は自分の恋人だけでなく理解者の存在が重要なのだと感じた。αちゃんもθちゃんもお幸せに!!(神奈川県・わたり羽衣)

【百合色挽花/回転掘削機構】
●恋に限度はない。何もかもを越えて。恋をしたんだからしょうがない。百合は性別を越え、歳の差を越え、時代さえ越えるシルバー百合本。お婆ちゃんの年輪を重ねた落ち着きと気品。そのギャップからくる可愛らしさ。遠き日の追憶と変わらぬ想い。百合の可能性は無限大ぃぃ!(千葉県・GM研)

【たのしいおとなのぬりえ/海明寺裕のこと】
●脳内出血で倒れた海明寺裕へのお見舞い本。海明寺さん自身もそうだけど、たまきひさおや千葉治郎等、最近は商業どころか同人からも姿を消してしまった人達とか、内田美奈子、るもいじゅん、そうま竜也等々ある時期確実に何かを期待されていた人達とか、長くジャパコミを見続けると何かしら切ない想いも共有しなければならないという、そんな同人誌。(長崎県・オンカロに君と)

【こいのまにまに/下線】
●性悪なキューピットに振り回される純朴男子のお話。冬の寒ーい空気感と初々しい恋のドキドキ感が画面からも伝わってくるようで、こちらもドキドキしてしまう。高橋さんかわいいよ高橋さん!! 装丁も凝っててとても良いです。(東京都・皿洗い)
●両思いの彼らにはキューピットの矢はいらなかった訳だけど、意地悪は天使はかわいいし、どうして恋をすると女の子はこんなに強くなり、男の子は純粋で一途になるんだろう。読んでいてニヤニヤしてしまう、2月のコミティアにはもってこいのお話でした。(茨城県・槐樹)
●突然告白された佐々木君。勢いでOKしたものの相手を良く知らないうえ、近くにいたボウガン持ちの子供が気になって仕方がない。徐々に彼女への恋心が芽生えた頃、告白は手違いだったと知らされる。流されやすくも自分と向き合う佐々木君と人の縁を感じる描写にほっこり。(埼玉県・煤)

【少年B/ガタンココンコン】
◆少年B=美少年、をテーマにした、4人の作家による短編オムニバス。4人でネームと作画を交換して描いたもの。豆腐の先輩、夜店で売られる光る少年、水族館の人魚、指先が水晶の少年…等が登場する、ちょっと不思議で幻想的な味わいの作品集(東京都・よこはま)

【ニュー・グッド・タイム・ミュージック/カチュカサウンズ】
●スカート=澤部渡の新譜はシンプルなギターの弾き語り。メロディを全面に押し出したアレンジで過去曲の新たな側面が聞けるのは勿論、時に訥々と、時に朗々と叫ぶように奏でられる新曲も素敵。バンドスタイルやライブではどう聞かせてくれるのか?ということも、楽しみになってしまう1作です。(神奈川県・マチダコウスケ)

【魔法少女×フタナリ悪魔娘総集編/ガットマキア】
●純愛の魔法少女えいみーが悪魔のルカルカに毎度の如くこまされる総集編です。いとこの星次にいさんが好きなのに、敵なのに友達のるかちゃんに抵抗できない。収録作品は過去のもの故に昔の絵柄ですが、画力そのものが今と比較しても遜色なく、こちらにハマる人もいるのでは——。私のこだわりだけど星次にいさんのえいみーへの扱いが真っ当で、いま見てもやはり好感度が高い。(東京都・555)

【夢見る少女じゃいられない/鹿嵐屋】
●十年百合で迎えた三十路。一体いつまでこうしていられるんだろう? 百合で避け難い人生の岐路で、交錯する二人の密やかな想い。一緒にいる不安と、一緒にいられる安堵と…でも、永遠も一生もいらない。「今」のこの想いは本物だから! 刹那の永遠。これぞ大人百合の本懐!(千葉県・GM研)
●三十路を迎えた女性カップル。若いつもりが歳を取り、いつしか見えない「世間」に追われる感じが、読む方にもじんわりと痛みを伝えてくる。不安や憂鬱に揺れながらも、やっぱり離れたくないし、今そこにある「恋」を抱きしめていたい。そんなビターな2人の笑顔が印象的で愛おしい。(神奈川県・マチダコウスケ)

【チヅコとハナ/金はないが愛はある】
◆セリフ回し上手いです。絵がチョットぶきみ。(東京都・?)
●板金工場に就職した新人社員の岡本花。その研修担当となったのは、労働番長と呼ばれる先輩社員の金森千津子。強面の鬼教官に見えた彼女だが、意外なことに…。サークル名になぞらえるならば、華はないが(女子)力はあるというお話。派手さはないけれど、力をもらえる話に仕上がっています。個人的には続編です。(静岡県・水野)

【日下部くんanother/かばやき】
●強面サラリーマン日下部君とマイペースなOL星野さんが入れ替わっちゃう4コマ漫画。ニヤニヤ系ラブコメが大好きな方にオススメです。(宮城県・仲村)
●いつの間にか終了していた商業作品の総集編+新作。掲載誌と同じB5版同人誌なので、なかなかの迫力があります。基本的には入れ替わりもので『唯我独尊 天堂さん!』の四コマ版みたいな?カンジなんですが、この作者にとって最近の"30オーバーの小学校教師と、教え子だった青年とのカップル"物とか、"異常なまでにツンデレのヒロイン(デレっぷりが発情しているかのごとくに凄い)"物等、妙にエロティックな作品群へとつながる、いわばターニングポイントとなった作品ではないかと。(長崎県・オンカロに君と)
●日下部くんと星野さんの精神が入れ替わっちゃった。あくまでマイペースをつらぬく星野さんと混乱する日下部くんが、お互いの気持ちに少しずつ気がついていく。王道のラブコメなんだけどコメディ分多め。大笑いさせて頂きました。(埼玉県・gori.sh)

【アイちゃんとえほん2/GHAMELEO】
●昔話を現代風にツッコミどころ満載のコメディタッチに描いているだけでなく、後半は良い話でまとめられていてとても面白かった。ぜひシリーズで続けて欲しい。(愛知県・仲林聡)

【スクールエンド、エスケープ/がめんはじ】
●普通に勉強していただけの主人公を勘違いして嫉妬した子が屋上に主人公を連行して…な展開。俺の学校にも屋上はあったよ。鍵も開いてた。でもあんな子はいなかったなぁ…いるわけないよな男子高だもの。ちなみにサークルさんはコミティア初参加だったそうですよ。新たに参加してくるサークルさんを見つけるのもイベントの楽しみですね。(東京都・ふぉ)

【オカルト部/GARAKUTA】
◆透明人間、狼男、吸血鬼などなど…とオカルトなプロフィールの男子高生の大正日常系ギャグ。特殊な設定をマジメに活かして無いところが面白い。大きな事件や目的も無く、部と名が付いてるけれども、ただ仲良く遊んでいるだけの男子達を、ダラダラと眺めていたくなる。(東京都・なめろう)

【妹が珍獣/華麗の王子様】
●顔はかわいいのに奇行に走る妹の漫画ですが、兄の方も変さではかなりのものです。現実の妹が変すぎるので二次元の妹キャラにハマったり、突然できた妹の彼氏に動揺して繰り出す言動が笑えました。なんだかんだでこの兄妹、仲いいなぁ。(千葉県・K.T)

【北原トモエの奇妙な同人活動/北原工房。】
●私は一般参加なので、サークルさん側の体験談はとても面白かったです。(茨城県・がくや)
●同人作家『北原ともえ』さんの愛と涙?の同人活動を描いた作品です。なかなか耳に痛い話もあったりして恐縮する思いです。でもサークルさんの本音とかが分かるというのもそれはそれで面白かったです。これからもコミティアに参加してくれるととても嬉しいです。(茨城県・鈴木9号)

【総合マンガ誌キッチュ第五号/キッチュ出版】
◆さそうあきら、田中圭一らのプロも交えて、独特の味のある作家群が個性を競うグループ誌。映画監督・林海象のインタビューや軍艦アパートの廃墟写真グラビアなど、記事も曲者ぞろい。この300Pを超える分厚さの「我が道を行く」感はまさに清々しい。(東京都・杉並区民)

【LOVER SOUL/キツネツカ】
●即身仏になろうとする僧侶と、そんな彼に命を救われた女。悩んだ末に彼を支える決意をした女と僧侶の生活を描いたラブストーリーです。いろいろな意味で許されないことかもしれないけれど、まぎれなもなく『愛の形』の一つを描いた作品だと思います。(茨城県・鈴木9号)

【ツタエカタ/喜怒快楽。】
◆部員がいない高校の漫研で活動する主人公と、部員でないのに出入りするヤンキーな女の子(結構ピュア)が織りなすラブな話。執筆作品をバカにせずまっすぐに接してくれる女の子に気持ちを伝えるべく告白漫画を描く主人公に対し、それに応える女の子からのヤンキーらしい「ツタエカタ」が秀逸。(長野県・凸)

【ゆかい食堂セレクション/ギャラリークラフト】
●ブログにて発表されている、大阪のうまいお店を食べ歩いたマンガの書籍版。美味しそうな料理は勿論、食べるに至るまでのお店や周囲の描写が、とてもイイ感じに食欲をそそる! こうして紙媒体でみると、より「杉浦茂調」のレトロな印象を強く感じることも意外な発見でした。(神奈川県・マチダコウスケ)

【先輩/キュービックキュラソー】
◆フェンシング部に所属する藤堂は、北原先輩と偶然一緒に帰ることに。この人のようになりたいと願った存在から告げられる、東京の学校からの推薦話。追い続けたからこそ知る努力の姿と、遠ざかる背中を引き止めたい本音。後輩の揺れる心情がこちらにも伝わってきます。(埼玉県・新人2号)

【ソノコ×サウンドウェーブ!2/鏡像フーガ】
●記憶を失いながらも、謎の組織「ヴェンジェンス」から逃亡したソノコは、ジャンク屋の娘レミーと協力して追っ手のソウを撃退。今回の第2話は、そのソウが貧乏くじを引いたところから始まる。ストーリー展開を通して、音楽と世界の密接な繋がりがどのように描かれていくのか楽しみ。(愛知県・タルヤ)

【ぱっちりひつじ ゆめにっき(1)/空間想庫】
◆空間想庫によるポップで不思議なアルバムです。ギター、ベースもあるバンドミュージックなのにとってもリズミカルで、可愛らしさのある独特な曲調です。ふわふわと崩れそうでいて絶妙のバランスでおとぎ話のような世界感を構築してて、物語を読んだような満足感を味わえます。(東京都・roadman)

【四畳半バニィー/goo-paaa】
●絵のクオリティや中出しのSEX描写等、十二分に今日的な作品なんだけど、ヒロインがバニィガール姿の幽霊であったり、顔立ちであるとか雪かきをするとか、妙に80'sの高橋留美子的たたずまいの作品。あの頃、一時代を築いた"るーみっく・ワールド"の可能性は、今はもう影も形もないけれど(陸乃家鴨に微かに漂う程度?)、そういった意味で奇跡的な隔世遺伝。ラスト、青空をバックに立ちすくむヒロインの姿には何だか泣けてきた。個人的には今コミティア一番の掘り出しもの!(長崎県・オンカロに君と)
●家賃1万円のアパートに引っ越してきた主人公の宗一は見える人でしたがもちろんそこは訳あり物件。地縛霊の小雪さんと徐々に深まる関係が暖かいお話でした。(東京都・山下K)

【未確認星野君/Q-ron】
◆吉浜くんのもとにやってきた新人の星野くんは一見すると好青年。でも実態は、エレベーターの使い方や男子トイレと女子トイレの区別もつかない変人だった。星野くんに振り回されっぱなしの吉浜くんには悪いけど、楽しそうな会社でうらやましい。にしても何者なんだ、星野くん。(東京都・月野)

【こんな赤ずきんちゃんは嫌だ/くじょう】
◆一番悪ぶっている人が一番かわいいと思う。(埼玉県・?)

【うーちゃんとさーちゃん/熊の有頂天】
●うーちゃんとさーちゃんは右脳と左脳を分け合った双子。二人一緒ならば平穏でも、一人では他の人々とトラブルを起こしてしまう。身体的欠損とともに描かれる不安定な二人の姿に、奈落の底に引き込まれるような恐ろしさを覚える。精神衛生を犯す不穏さを有した危作である。(大阪府・あまいも)

【きまぐれうちのみ/くまみね牧場】
●家飲みをしよう!と思い立ち、家に集まる女子4人組を描いた作品。準備をしたり犬と遊んだり、取り立てて大きな事件は起きないのですが、日常の風景や何気ない仕草の描写がとっても絶妙。メインキャラは勿論のこと、周囲のおじさんおばさんキャラのなんとも言えぬキュートさも良いのです。(神奈川県・マチダコウスケ)

【この吸血鬼は貧○である/くもりっぱなし】
◆貧乏で、貧血で、おまけに貧乳な吸血鬼少女。人間を襲い血を吸うために家を出た彼女だが、困っていたところを逆に人間の少年に助けられる。この少年の血を飲めば吸血鬼の力を取り戻せるが…。葛藤する吸血鬼お嬢様の可愛らしさを大いに愛でよう。没落貴族萌え。(東京都・藍裏)

【Fortuna/グラスロゼ】
●イラストがきれいで、とても良かったです!!!! ちなみにぼくはこのイラストがお気に入りになりました。(模写させていただきました)。(茨城県・アルゴ)

【ルナチック/CLUB NAKAYOSHI】
◆天才科学者・ドクターモモは、愛するペットの兎・ミミの死をきっかけに『うさぎは死んだら月に行く理論』を発表。世間からは「頭がおかしくなった」と嘲笑の的になってしまう─。淡々とした描写と可愛い絵が、切なくて優しいストーリーを際立たせる。(神奈川県・kokkuri)

【うちのくまさん みたびのいち/GRAFREEZ】
●前回準備号だった作品の正式版作品です。熊の家政夫熊野さん、通称クマさん。今回は長男孝太くんとのふれあいを見せてくれます。誰にも判らなかった孝太くんの気持ちを理解し手を差し伸べるクマさん。その横顔には寂しげな表情が。そして、クマさんの謎が一つ明かされます。クマさんの表情が素晴らしいですね。(神奈川県・量産型)

【うさ2/くらんけんはうす】
●今回もかわいらしいイラスト群をありがとうございました。(滋賀県・さねる)

【広告少女/黒い紅茶】
◆モニター品の衣服を身に着け、「広告少女」として渋谷に繰り出した主人公。やけに反応がいいと思っていたら、なにやら超常的な事態になっていた! ちりばめられたギャグと軽快な語り口、スピーディな展開に思わず引き込まれる小説。楽天的な主人公の性格がとても愉快だった。(千葉県・Y)

【東雲騒動/苦労人】
◆二・二六事件を舞台にしたコメディ本。歴史にうとい人でも興味をもてるキッカケになりそうだと思います。(東京都・?)

【雪降る呪解師/ChromaticClip】
●呪われた猫耳の女の子と青年が営むお店に現れたのは、雪の精霊だった。その精霊の願いとは…? 表紙の女の子と内容とマッチした冬っぽいデザインが可愛かったです。内容もほんわかしました。(愛知県・るり)

【相も変わらず地味ですが。/くろみや別館】
●相も変わらず、世間とはずれまくっていると思います。作者だけがずれていたり、作者も周りの人もみんなずれていたり、このへんのさじ加減がいい。加減によっては作者がツッコミになったりするけど…、作者がボケる、じゃないズレてるほうが面白いかなと。(東京都・ボン・ボヤージ)

【久世さんちのお嫁さん4/群青の街】
●シリーズ第4話。家から外に出られない妻の祟りを解く手がかりを探すために、地方へ向かった夫。そこで同じ境遇で娘を亡くした老女と出会い…。徐々に核心へと近付く物語。相も変わらず可愛らしい奥さんの笑顔に癒されつつ、不穏な空気にドキドキしながら続きに期待!(東京都・中国)

【ふわふわ魔女のふわこさん/形而上的プラネタリウム】
●友達のふわこは文字通りいつもふわふわ空に浮いている。身も心もふわふわなふわこにいつも不安気なあゆむは、なんとか力を抑えられるよう特訓を試みるが…。友達の成長と自分に対する歯がゆさ、そんな青春の1ページに思わずニヤニヤさせられます。(神奈川県・マチダコウスケ)

【オレ外伝最終話 忘却/月刊滋養】
●2009年から、東日本大震災の被災をはさんで続いたシリーズの最終話。落ち着きを取り戻し新しく出発して行く人たち、職場の先輩の突然の訃報。そして新しい仕事場に移って行く主人公…。その物語に「忘却」というタイトルがすごく利いていて、考えさせられる。一部にベタ塗りやトーンを使っているほかはすべて手描き。線も基本的にフリーハンド。まさに「紙と鉛筆」で描いた漫画で、「ここまでやれるのか」と教えてくれる作品でもありました。主人公と話の合うらしいタエ子さんが既婚者で何となくセツナい。(東京都・清瀬六朗)

【花壇地錦抄異聞/ケロみかん】
●江戸時代?の園芸と不思議の詰まった小説でした。穏やかに読めてしゅわりと染みるお話。短編だったため読みやすかったです。(東京都・真田けいこ)

【恋の筆触分割/恋の筆触分割製作チーム】
◆美大生制作の乙女ゲームとして話題を呼んだ作品。主人公が突然迷い込んだ異世界の美術学校。なんと同級生は印象派の巨匠たち!? 学生として芸術家として試行錯誤しながら彼らとの親睦を深めていきます。糖度控えめで史実土台の設定もあり、乙女でなくとも楽しめると思います。(埼玉県・零度)

【変質者研究/好好爺】
◆変質者、と言うと言い過ぎなケースは多々あれど、同人イベントにおいて周りに迷惑をかける困った人の生態図鑑。あげつらった所で困った人がいなくなる訳がなし、以って他山の石、という事こそがこの本の正しい受け取り方と思われます。気を付けたいものですね。(東京都・樹庵)

【せんせーラボ子ちゃん/光速船】
●月刊ゲームラボに連載していたものの4年間の集大成。大判で拝める日が来るとは…(感涙)。エロでオタクな精神科医と、助手のラボ子ちゃんの2頭身ドタバタギャグですが、時々8頭身になるラボ子ちゃんがとってもキュートです。また、時事ネタと風刺がいい味出してます。しかし付録がカセットレーベルって…。そこがまたニクイんですけどネw。(神奈川県・行灯猫)

【モチーフの心臓/鋼鉄皇帝】
●スランプって迷路だよなあ。そして出口は意外にあっさりしてたりする。何気ない言葉とか、ちょっとした気づきとか、改めて考えさせてくれる作品で好きです。最後のプラッターのジェラシーには、きゅんときました…! 困るのか(笑)。(東京都・東山)

【LEAF/黄門】
◆CMのキャッチフレーズをもとに4ページ漫画をいくつか。ページをめくるたびに、少し懐かしい青春がよみがえってきます。読み終えてからもう一度、どのキャッチフレーズだろうと考えながら読むのもまた楽しい、趣向を凝らした作品です。(千葉県・hoho)

【とりきっさ そーしうへん!/コーポ侍203】
◆鳥人間の姉妹の経営する喫茶店を舞台にした四コマと聞くとつい拍子抜けしてしまいそうだが、いざ読み始めて見ると、真人間を一人だけにしているせいか、少しファンタジー感が出ているものの、描かれる話はごく日常の生活ばかりで、無理無くリラックスして読める一冊になっています。(神奈川県・孤高の同人ハンターうさぽん)

【高次元からの侵略者X/コジマコ】
●紙の漫画ならではの演出が斬新かつ、奔放な展開の1作目には感心と笑いが止まらなかった。裏表で意味を持つように紙を切り抜いてお話を作る方法がすごい。2作目は昨今話題のビッグデータが扱われていてタイムリー。ネットにアップした自分の情報から、人格を再現できる日は来るのだろうか。(埼玉県・らぷとん)
●ページを切ったり、穴を開けるという発想には恐れ入りました。思い切ったなぁ…。(茨城県・鈴木9号)

【emke-illustration/Cosmic-Lens】
●女の子もかわいいし、風景も幻想的で良かったです。(茨城県・アルゴ)

【もののけ横丁/コセッコ団】
◆もののけが住む町のキャラクター紹介、世界感紹介など。かわいいキャラクターがもりだくさんで、ぜひストーリーを読んでみたくなりました。(東京都・?)

【DARKNESS GIRL Vol.1/五足歩行】
●「黒は女性を美しく見せる」とは誰の言葉だったかなぁ。閑話休題。幼い頃に親に捨てられて、ずっと洞窟で「ヤミ」という不思議な生物と暮らしてる女の子のイラスト集。かわいらしさと色っぽさを兼ね備える、魅力的で不思議な少女。どことなく寂しさを漂わせる笑顔に惹かれます。続編が待ち遠しい。(神奈川県・行灯猫)

【GIGANTIC GIRL/ゴ太郎のオールナイトファンク】
●巨大変身ヒロインが宇宙人や怪獣と戦う「ま○かセ○ン」のような作品。借金をチャラにするために戦う主人公が面白い。(東京都・ドライバはツライヨ)
●日々宇宙より飛来する巨大怪獣群に唯一対抗しうるのはGIGANTIC・GIRLと呼ばれる巨大ヒロインのみ。その数少ない適応者である少女シノと、防衛組織長官加奈子との愛と戦いの日々の物語。そうなると古くは『エンダーのゲーム』や『エヴァンゲリオン』、最近では『ノブナガン』等の主人公の内面を追求する作品かと思いきやさにあらず。典型的な貧困母子家庭に育ち、母は失踪、セーフティネットからも見放され路上生活者として1人で生きてきたシノ。国家も組織も他人も信じない、ただただひたすら金に執着するシノ。そんなシノに対し、大人としての責務と結局のところ金の力を利用するというアンビバレンツに苦しめられる加奈子。遂に出現する最強の宇宙怪獣の前に、とうとう敗負を喫してしまうシノ。『大人は子供を守るってことを/いつか大人になるあなたに——』伝えんが為に、命を賭して職務をまっとうする事を決意する加奈子。そんな彼女の想いに応え、再びGIGANTIC・GIRLとしてビル街に巨大な勇姿を現わすシノ。泣ける。燃える。グッときた。クライマックス、巨大な夕陽を背に対峙する宇宙怪獣とシノ(アキバレンジャーIIでいう、上手、下手のアングルだ)。特撮という文化のある日本に生まれて良かった!(長崎県・オンカロに君と)

【世界でいっしょにゴハン食べたいッ(2) タイ・マレーシア編/こもれびのーと】
●世界のゴハン旅の二作目は、タイとマレーシア。東南アジア随一の食の王国だけあり、シーフードを中心にこれでもかと食欲をそそられるイラストの数々が出てきます。特にプリプリのエビは見ているだけでヨダレが出てきそう。一度でいいから現地で体感してみたいです。(埼玉県・はなかわあきら)

【混濁池/混濁池】
●一人暮らしの男。誰もいない暗い部屋に帰る…男が電気をつけると突然知的生命体が生まれる。男はその電気生物Aと夜を徹して語り合う。いろいろあって(!)人類が滅ぶ。電気生物Aは地球にひとりぼっちになる。Aが暗い部屋の電気をつけると新たな電気生物Bが生まれる…。/普段我々はスイッチを押し電灯をつけるということを何の気なしに行っている。しかし例えば、ある男が富士の樹海で遭難し、さまよって命からがら道路に出たところで街灯が点いたとする。彼は街灯を見て涙を流すだろう。/点る電気の灯は孤独を照らす人工の太陽となる。(千葉県・クロ僕屋)

【ぼくらのネオテニー/Science Fxxk】
●ロリショタ×SF×エログロがテーマの合同誌。収録作『AL TARF』は家族を夢見る姉弟の物語。幼い体に膨らんだ腹。子を宿す臓器を得た希望が絶望に代わる瞬間、幼さゆえの無力さが二人の悲劇をより一層悲劇たらしめる。三要素の巧みな融合が異彩を放つ作品である。(大阪府・あまいも)

【猫またハイロ その21「長期休暇の課題だよ」/サイタマ新都心】
●ずっとシリアスが続いていたので、ほっとする話でした。猫はイイ。(東京都・センゴク)

【抗命のレーベン/サクランボラビッシュ】
●最近の気になるお気に入りサークルです。メカ少女が個性的で好きです。主にメカ少女のイラストがメインの設定資料集本なんですが、もしも可能なら少女以外のキャラクターも見てみたいかなと思います。(東京都・やまかわ)

【ALLEGORICA/The Beginning Egg】
◆仕事で描かれたソーシャルイラスト&自主制作イラスト集。三国志のイラストが気に入りました。(東京都・?)

【ささくれ立つ花ことば/The Beginning Egg】
◆他人との交流に対する興味が薄い大学生・冴子が、恋愛をきっかけに少しずつ、自分を変えていく過程を綴った小説。決して特別ではない、一人の女の子の日常生活を書くという、内容のシンプルさが快いです。文も洗練されて読み易く、空き時間の読書に最適な作品でした。(神奈川県・くさ)

【神の存在証明/サブマリンサンドイッチ】
●この方の作品にしては、めずらしくコミカルなお話。神を信じない女の子と神を信じる天使が、女の子を連れて神のいる塔のてっぺんに向かって飛び立つが…!? とにかくそのドンデン返しな展開に笑わせてもらいました(笑)。(東京都・はらだ)
●父の死により神様の存在を否定し始めた女の子と、神様に会ったことがないため、神様の存在と信仰に疑問を抱き出した天使は、神様に会うため共に旅に出たが…。重いテーマを扱いつつ、コミカルな場面が自然に展開されているのが非常に秀逸。特にラストはいい意味で脱力ものでした。(埼玉県・らぷとん)
●かわいいしオチもすごい。(東京都・高野)

【竜の伝説/サブマリンサンドイッチ】
●竜をめぐる村の人、研究者のそれぞれの想い、完全な和解は難しくとも、接点はあるかも知れない。そんな結末がよいとおもいました。(?・キヨ)

【switch over/salsa di pomodoro】
◆手紙を思わせる紐綴じ付きのジャケットに、片面に歌詞、めくると歌詞の世界観を表したオシャレなイラストカードとCDが一緒に届いたイメージ。カフェの空が見える席に是非とも陣取って、コーヒーを飲みながら聴きたい、心地よいボサノバ。今日も素敵な気分で過ごせそう。(東京都・おでん)

【秋未満/サンジュウロクブンノ】
●周りの高校生は体のどこかに秋を表す植物が生えているのに、主人公の女子生徒だけは生えていない。なぜか? それを理解するとき、主人公にも秋が訪れるだろう。/ずっとギャグで進行するが最後に哀愁のあるテーマをすっと理解させる手法が秀逸。秋とは青春を越え夏が終わったということなのだ。(千葉県・クロ僕屋)

【アッパーリップス part1,2/サンノ】
◆重いし、つらいけど、ものすごく真に迫る感情と深層心理。何かじっくり考えたり、自分のことを見つめてしまうマンガだった。素晴らしい。(東京都・?)

【音律歴程/シアワセモノマニア】
◆遠い未来、謎多き<鳥の塔>が統治する世界の運び屋・隼の活動を描いたオムニバス。舞台背景はハードだが、キャラクター同士の掛け合いが面白く、早い段階で物語の中に没入できるのがグッド。作中での「音」の設定もユニークで面白かった。続きも楽しみにしたい。(神奈川県・紙の森)

【ゆりかもね/ジークンドー】
●雑君保プ先生、道満晴明先生、G=ヒコロウ先生三人の手による百合アンソロ。G=ヒコロウ先生に関してはタイトル通り百合かどうかやや怪しかった(笑)。コミティアでG=ヒコロウ先生の漫画に会えるなんて胸熱!(東京都・皿洗い)

【ジークンドーアーカイブ3/ジークンドー】
●あんまりらしくないゾンビとか天使とか、底抜けに明るくおかえりなさーいとか。ゾンビに到っては女子会とか開いてるし。だが後半まで進んだ読者に与えられる感情は恐怖。根底に流れるドロドロとした歪みがたまらないです。三度読み推奨。(山梨県・やまさん)

【我らがいとしきツチリン/自意識過剰】
◆ある研究所が人工的に作り上げたツチノコ、その所有を巡る顛末をコメディを交えて描いた作品です。「ペットにとって幸福とは何か?」という根源的なテーマについて、改めて考えさせられました。それにしても、ツチノコって巨大化するし、空も飛ぶんですね。すごい(笑)!(東京都・陽炎)

【すわマチ子の日々コレ肉球。/J-M-BOX】
●『EUTCH-POTCH・6』のおまけペーパー。長崎に帰って、「あれ、こんなペーパーどこでもらったっけ?」と一瞬迷ってしまった。旅行エッセイマンガの形をとっているわけですが、一切ネタばらし無し!という実に高津さんらしいトリッキーな作りには脱帽。ゴハンをおごってもらうケモ娘二人のキュートさはさすがですよ。(長崎県・オンカロに君と)

【EUTCH-POTCH・6/J-M-BOX】
●エッチでした。エッチでした。ありがとうございます。(滋賀県・さねる)
●特急電車にゆられて、はるばる長崎から3時間近くかけて福岡の天神にたどり着き、虎の穴のコミックス特典は残っていたけれど、メロンは特典切れという、このがっくし感をどうしてくれる! ちゅうか長崎市内から水上バス→飛行機で東京へ行く方が、バス+JR+バスで天神へ行くよりも時間がかかんないってどゆ事? それはそれで、こういった過去原稿を集めた同人誌というのは地味にありがたかったり。しろーさんの連載が終了した今、ショタスクラッチ限定の合同同人誌は、再びどうなるんでしょうか? 再開プリーズ!(長崎県・オンカロに君と)

【撃ちぬいたキモチ 穴ぼこヒトツ/死体ヶ丘ニュータウンズ】
◆撃たれた人間を少しだけ素直にできる銃を手に入れた主人公。援交を要求するおっさん、クラスの友人。他人をすっきりさせる一方で、頭によぎるは本当にその銃口を向けるべき相手。死にはしないが、血飛沫あげて風穴開ける描写はインパクト大。きっちり見せ場を作る所と丁寧な心情描写が心に残りました。(東京都・空島)

【Eternal red#03/sichi-luck】
●人魚をテーマにした作品と云うと、人魚姫のパロディー的な見方で片付けられてしまうケースが多いですが、私としてはどちらかと言えばジャングルブックの女の子版な趣のあった作品じゃないかと思います。赤ん坊の頃に1人海の上に彷徨っていた所を人魚達に拾われて育てられ成長し、人間との出会いをきっかけに自分が人間である事を意識し始め、やがては訪れる育ての母との別れという展開は、今までの人魚を題材にした作品には無かっただけでなく、その人魚にしても動物的に描かれた事によって(人魚に刺青という組み合わせも見逃せませんね)、今までに野性味を加味した、ドラマ性を強調した作品創りにプラスになっています。(神奈川県・孤高の同人ハンターうさぽん)
◆人魚として生まれ変わったルビーだが、成長していくうちに人間としての本能が目覚めてゆく。恋してしまったユキへの想い、仲間達から語られる真実。人間の姿に戻っていく中、育ての親ガーネットがルビーを陸に戻すクライマックスが心に響く。良質な海のファンタジーの完結編。(?・案乃定)

【マキナポリス 1/Sick*Huck】
◆心温まるS(少し)F(Future)の物語。汚染し退廃した世界を支配する機械と機工技師カイの交流が描かれる。機械が人工知能を有し優秀になろうとも、人間にしか出来ないことがある。カイを煙たがっていた警備ロボが、整備を通して表情を変えていく様が印象的だった。(埼玉県・迎撃体系)

【同人イベントに電子マネーを紛れ込ませる。第2版+実践導入編/自転車操業】
◆同人誌即売会でSuicaが使える時代がやって来たのだ! 本書は、非接触ICカードで電子マネー決済できる機器をイベント会場で使用するためのノウハウを纏めた実録本。冬コミで実際に使用した際の体験記も収録されており、大変興味深い。もちろん本書(PDFデータ販売)も電子マネーで購入できたぞ。(東京都・ルクダル)

【MAERCHEN/sucre sucre】
◆タイトルどおりの、メルヘンな世界をきりとってきたようなイラストが描かれている一冊。細部まで凝っていて見入ってしまいます。それにしても、少女たちの妖精っぽさがすばらしい。かわいい。(東京都・しじみ)

【醤油手帖Vol.5 甘く危険なスイーツ醤油編/醤油をこぼすと染みになる】
●アイスクリームやヨーグルトにかけるための醤油がある、と聞くと「そんなバカな!?」と思うでしょう。ところが、このために開発された醤油があるのです。本誌にはそんな万能すぎるスイーツ用の醤油が全20種紹介されています。ダマされたと思ってぜひお試しあれ。醤油の新しい一面が見えるかも?(埼玉県・はなかわあきら)

【いつか、青い海へ/食堂車】
◆大宮から横浜へ越してきた少年が、家庭環境や人間関係の変化を経験し、成長してゆく物語。自分達だけで電車に乗り、市街地へ行こうと計画する彼らの上に巻き起こる事件を通じ、自立と責任について考えさせられる。昭和49年の世界や世相が少年の目を通してよく描かれた作品。(千葉県・Y)

【コイセヨオトメ。/Sirius】
◆色々と好みじゃない所がありますが、セリフ回しが上手いので、たぶん面白いです。(東京都・?)
◆「女子力」こそが全てな世の中での能力バトルアクション。目からビーム!? ではなくまつ毛がビーン!! 「これが私の化粧力うぅ」な不良娘に立ち向かう主人公。キャラデザ、少年漫画的展開、アクションの魅せ方、どれも質が高く楽しめた。恋する乙女の爆発力に刮目せよ!(埼玉県・寺本)

【2014年 宇宙の旅/Sirius】
◆妹がなくしてきた携帯を、兄が一緒に取り戻しに行く話。しかし毎度毎度手違いで人の手に渡ってしまい、どんどん遠くへ行ってしまう。携帯が渡って行く人々が主人公の境遇にマッチしているのもよかったが、それ以上に藁しべ長者的な気宇壮大な話が読んでいて清々しかった。(千葉県・¥)

【東14のおねいちゃん 2013総集編/しろたま】
●看護師をしている姉と高校生の妹との二人暮らしを描いた連作。妹からの視点が多いけど、挟まれる医療職場ネタが可愛い絵柄に似合わずヘビー。仕事として割り切っていてもストレスが溜まるのはどうしようもない。それでも続けているのは、やっぱり患者さんの反応なのだね。(神奈川県・古狸)

【アロヒラニ/SYNTHESiS DESiGN】
◆ハワイ写真とハワイをイメージしたイラスト満載の一冊。ともかく写真とイラストが美麗で…ハワイだけあってどれもが色鮮やかで見てるだけで楽しい。料理の写真もどれも美味しそうで…。お気に入りは最後の、夕暮れの海辺の写真。ほんとハワイに行きたくなりました。(東京都・空々)

【旱 hideri/す】
◆8p、4pの短い2作品だけれど、話のつくりや表現がうまくて、どちらもちょっと感動できる話でした。(東京都・?)

【Deepredの鎖20〜23/すが間敦子】
●過去の事故で飛べなくなったスキージャンパー跳人の復活劇。読書の醍醐味が、自分の知らない世界へ連れていってくれることならば、この長編はここのところピカイチ。作者の綿密な取材に基づく作品なので、スキージャンプ界の内情も読ませてくれます。現役ジャンパーの葛原や、企業スキー部のアマチュアなど幅広い脇キャラも魅力。1巻ごとの進歩は限りなく少しずつなのですが、まとめて読むと心ふるえます。読み応えを求める人、必見!!(神奈川県・ちいすけ)

【BON DANCE/スケラッコ】
◆各地の盆おどり楽しいですね。最後に踊ったのはいつだったかなー。(東京都・桃山)

【セーブはこまめにしたいのに/すこやかペンギン】
●「セーブ機能」(回数制限あり)を持つ主人公。ただし寝るとその日の記憶は忘れてしまう。「寝なきゃいいんじゃない!?」に、爆笑。「昨日セーブしないで寝ちゃったんだ」に、ハラハラ。好きな人の言動を覚えておきたい乙女心が伝わってくるマンガです。(神奈川県・わたり羽衣)
●寝る前に「セーブ」をしないと記憶を忘れてしまう女の子。好きな男の子との約束を、寝落ちしてセーブをするのを忘れるとはね。ふと、FF3のラストダンジョンのセーブポイントを思い出しました。(茨城県・がくや)
●記憶がセーブ制、且つ回数制限つきの女の子が恋をしたら、と言うお話。…しかし、よく毎回突拍子もないアイデアが浮かびますねー。しかも、ちゃんとラブコメしてるし、ハッピーエンドだし。毎回ニヤニヤしながら楽しませて頂いてます。ところで、冬の箱ミカンって、寒い玄関に置くのは常識だったんですネ。安心しました(笑)。(神奈川県・行灯猫)
●「セーブ」した日の記憶だけが残る女の子、というアイデアが面白かったです。何てことのない日常でもセーブするか、しないかと選ぶのは大変そう。好きな人との記憶ならなおさらでしょう。ちなみにこの作者のネーミングセンスが好きです。タイトルはもちろんですが、女の子の名前の「森田さん」のありふれた名前に込められた理由が気に入ってます。(千葉県・K.T)
●セーブをしないと記憶が出来ない女の子の話とだけ聞くと何だか病気か悪い状態なのかとつい思ってしまうのですが、全然そんな暗い話なんかじゃありません。明るい話です。すこやかぺんぎんさんは明るいSF・ファンタジーな物語を作れる天才なのです。むしろ雲の上の人です。(東京都・やまかわ)
●男子と女子との微妙な距離感が上手く表現されていて、とてもよかったです。マンガ内に出てきた映画のタイトルも面白かった(笑)。最後のページの4コママンガも面白かったです。(東京都・pengo92)
●セーブをしないと記憶が出来ない女の子の話です。著者はいつも少し不思議な設定で話を描かれる方ですが今回は本当に上手く活かされてると思いました。回数制限がある為に少しでも長く延ばそうとして本当に憶えていたい日をセーブ失敗した女の子の苦しさを作中で本人が憶えていないからこそ逆に読み手に伝わって来ました。(東京都・山下K)
●記憶を脳に「セーブ」することができる女の子に恋の騒動が、というお話。記憶できる量に制限が、とか、その回避策を考えついたけど…、とか、場面展開の上手さが引き立っていると感じます。ハッピーエンドへと導かれていく展開と、男の子のセリフもかっこいいです。(東京都・ボン・ボヤージ)

【針ヶ谷さんと右向き三角/すこやかペンギン】
●巻尾はクラスメートの針ヶ谷さんの前に奇妙なマークが見え始める。それは「再生ボタン」だった。発想や再生ボタンの表現がデジタル的。しかし、相手の気持ちを引き出したり気持ちを変えられるのは、人間同士のアナログな付き合いでしかないのだ。(神奈川県・わたり羽衣)

【銀貨の旋律/STARTREK】
●おじさんと少女がたまらないです。(神奈川県・はたの)

【ファスト・ジ・エンド/Studio Ark Attack】
◆軽快な曲にあわせ、初音ミクが紡ぐ歌の軌跡。「一期一会」、「最初で最後」、色々なキセキをこれでもかと詰め込んだ恋の歌10曲。オススメはピアノの音色が綺麗な1曲目「人と事象が…」と9曲目「%」。ぼーかりおどPの描く奇跡の結末、とくとご覧あれ。(東京都・輝石)

【おによめ/すたじおいずむ】
●鬼のように怖い嫁、でなく本物の鬼の嫁です。怖いどころか旦那にいじられてる姿がとてもかわいく面白かったです。(千葉県・K.T)

【RAKUGAKIZU/スタジオキノボ】
●ラフタッチなイラストの愛らしさはもちろん、表紙がフルカラーカバーなところもノンブルが手書きなところも本として全てがステキです! サイズもB6で手頃だから、常に鞄に入れておいてふとした瞬間に読み返したい感じ。(東京都・パイン)

【テカッテ —ポクナモシリの狩人—/スタジオダーチャ】
◆導入が面白くないです。絵が好みじゃないです。見せたい所の白と黒と灰をぬりわけることをおススメします。(東京都・?)
◆身体の半分近くも失いつつも執念深く大熊に挑む狩人の少女テカッテ。作品の舞台が現世ではなく死の世界という設定が逆に彼女の生き様を引き立てている。とはいえ、それにも関わらず欠損した身体がカラクリになっているのは、これはという抵抗感がありましたけれど、敢えてそうする事で自分を取り巻く人達との関わりを持たせるだけでなく、心の成長にも影響をもたらすではないだろうか。(神奈川県・孤高の同人ハンターうさぽん)
◆一度討ち死にした狩人と化け物熊の、不思議な狩猟対決アクション。狩人は死後の村で目覚め、体の欠損部分を義手、義眼を作ってもらって、単身、弓で再び化け物熊に挑む。「同じ死に方を避けるためには生前持ってなかったものを手に入れなさい」とか、台詞が腑に落ち、熱い。(東京都・家鴨)

【月輪探偵/スタッフWHY】
●この作家の魅力のひとつが風景だ。このペンタッチで描きこまれる風景がたまらない。舞台がいつも郊外なのは、描きたい風景がそこにあるから、なのではあるまいか。(東京都・銀河鉄道の夜と霧)

【NEVER MORE/すちぶっくす】
●怪しい降霊術師が依頼を受け、向かうは沼だらけの土地に建つ屋敷。呼び出した筈の霊に逃げられ、屋敷では次々に怪異が発生する…。クラシックな怪奇ものと思わせておいて皮肉の利いたラストにニヤリとする。(東京都・皿洗い)

【COMICステラ 15号/STELLA-文星芸術大学卒業制作展-】
◆芸大4年生の卒業記念誌ということで、掲載された作品が卒業に向かって今あるものすべてを注ぎ込んだ力作揃いなのが嬉しい。巻末の教授でもあるちばてつやさんの自伝マンガもこれまた嬉しい。(栃木県・おもちゃのまち)

【でたとこまかせのパルプフィクション/Stella Maris】
◆人気少女漫画家(男)にBL執筆依頼が来る。断りたいが作家の意地も有り、イメージを掴むため依頼人の男編集者に二日間恋人になってもらう…。人を好きになる嬉しさ・切なさに、肌を重ねる喜びを知り本気になる様もだが、醸し出されるやるせなさがとにかくたまらない。(長野県・凸)

【丸蟲絵日記17/ストロカインムコスタ錠】
●いつもはパンの本ですが、今回は、前回のコミティアレポート。あの大雨の降った日です。行きも帰りも大変だったみたいで、お疲れさまでした。私、日常もレポート漫画も面白くて好きです。(茨城県・がくや)

【逢断/STOWAWAYS】
◆もっとみじかくできそうです。そこまで面白くもないのですが…。絵が好みではありません。(東京都・?)
◆踊り手たちの舞による戦い「逢断」と、それに栄誉をかける踊り手の主達の物語。登場人物たちのそれぞれの思惑や思いが詰まったストーリーと、踊りで戦う舞踊シーンのスリルの緩急が絶妙で、読んでいて引き込まれました。まだまだ話は序盤?のようなので続編楽しみです!(東京都・落合)

【まんねんバイト生活/Spica】
●キャラクターがみんな可愛らしく個性豊かで、最初から最後まで楽しく拝読しました。死んだ魚の目をしつつも一生けんめい仕事(バイト)にとりくむ姿がとても魅力的で、何だかますます苛められる姿が見たくなった様な…。続編、こっそり期待しています。(神奈川県・里)

【さもまん/聖サモ女大マンサ研】
●就職し、近々生まれた街を出て行く女性。隣街に20年前に隕石が落下し、街には星の欠片が今なお転がっている。光る星の欠片を拾い上げ、20年前あった出来事を思い出す…。/生まれ育った街には思い出が染み付いている。自分も、街の特定の場所で過去を思い出すことがある。/20年前隕石の落下でいなくなってしまった少年と猫。星の欠片は街中に落ちているが、主人公以外誰も気にも留めない。果たしてそれは現実に落ちている物体なのだろうか。星の欠片は記憶の欠片でもあるのだ。(千葉県・クロ僕屋)

【制服嗜好アネックス/せるりあん☆ぶるー】
●通販サイト風の女子高生制服イラスト本。リボンやネクタイなどの色を選択するボタンが付いていて、他の色だったらどんな感じだろう…と想像しながら見るのも楽しいです。セーラー服派にも、ブレザー派にもおすすめの一冊。(大阪府・河瀬雅人)

【E toile/Celeste + Merry go Round】
◆そこまで面白くもないですが、絵柄が好きです。(東京都・?)

【余談はゆるさない/0丁目】
●毒のあるストーリーでくせになります。(愛知県・仲林聡)
●とある夫婦を軸にした、不可思議に溢れたなんてことない日常を描いた作品。キュートな夫婦の何気ない会話と、白昼夢のように少しデタラメな世界のバランスに、思わず酔わされるような読後感。冷やりと不穏な空気を漂わせつつも、時に優しい空気感が、たまらなく魅力的でクセになる…!(神奈川県・マチダコウスケ)

【ノザキ 最初期漫画集 2010〜2012/0丁目】
●ノザキさん渾身の初期漫画集。ノザキさんの作品は絵柄の可愛らしさとは裏腹に、心に切り込んでくるナイフのような鋭さがあります。じっくりまとめて読み返すとそれが増幅されて、ノザキワールドから引き返せなくなりそうな怖さと愉しさに浸れます。もうたまりません。(東京都・落合)

【名もなき死体の私とあなた/先天性爆弾娘】
◆表面上はそつなく振舞う12歳の有名子役のメイだが、死体役がデフォルトな大人のトモの前では隠れたドロドロした想いをぶちまける。メイの不器用で残酷で切ない欲望を優しく受け止めるトモ。芸能界が舞台の子供×大人の危うい百合物語の今後に期待。(?・紀子)

【Lamp Man/ゼンマイおもちゃ】
◆終戦の知らせを聞いても他人事の様に実感が沸かない街の電気屋。戦時中のサーチライト製作に次ぐ依頼は、風変わりなおじさんからの凱旋パレード用の電球製作。巨大な電球鉄骨人形の描写も驚いたが、一市民の視点から、自身にとっての戦争集結を見事に表した話の構成力に脱帽。(埼玉県・夏)

【EF58 112 上/創画室】
◆主力から外され、機関区と共に廃車となる予定のゴハチ。走りたいのに走れずふてくされる112に心変わりの時は来るのか。時代に翻弄されつつ機関車に棲む妖精達は何を語り、無事に最後を迎える事が出来るのか。結末は知っていてもどのように物語が紡がれるか楽しみだ。(東京都・EF)

【少女レター/空色の音】
◆高校生百合で、キャラクターがかわいく、イチャラブ分が高いので気に入りました。(東京都・?)

【TTL COLLECTIONS Vol.1/第九シェルター】
●独特の世界観が良かったです。またキャラも魅力的でした。(茨城県・アルゴ)

【狂わせ!!アノイくん/大/高/原】
◆家と職場を往復するだけの自堕落な生活を送る主人公の所に、何でも願いを叶えると言う悪魔がやって来た。しかしその望みの代わりに、どこかの他人に不幸が訪れるらしいが…コメディファンタジー風の作品だが、現代世相を鋭く切り取った快作。自分の人生を振り返って何とも切ない気持ちになった。良い漫画です。(東京都・瑠玖)

【あたりまえワンダーワールド/TINY LIFE】
●宇宙人、ユウレイ、未来人、一般人など10名以上のキャラクターが居るが、各個性がハッキリしていており、ギャグがあったり、せつなくなったり、いろんな出来事があたりまえに変わっていく世界感が楽しい。続きがもっと読みたくなる漫画です。(千葉県・コニシ)

【SHDE GARDEN/TIMES】
◆園芸は『常在戦場』の言葉が胸に染みます。そーなのよー一年内なのよーツライけど楽しひー。(東京都・桃山)

【さっちんとよーこちん/太吉漫画同好会】
●「ぼくらのへんたい」で知られるふみふみこさんので、過去の作品から最近の作品まで収録されている。絵の違いを見るのも楽しいので、是非ファンは一読を。(東京都・tani)
●漫画家・ふみふみこ氏が過去4年間に発表した同人作品の再録集。絵柄やコマ割りなど、作風の変遷に驚くと同時に、著者が試行錯誤を重ねた姿が垣間見える気がしました。既にファンの方はもちろん、「これから氏の作品を読んでみたい」という方にも押さえて欲しい1冊です。(東京都・菊池栄輔)

【旅/太吉漫画同好会】
●旅を題材にしたアンソロジー集ですが、それぞれの視点が面白いと思いました。(東京都・tani)
◆旅をテーマに、5人の作家の短編が楽しめます。SFあり、ノンフィクションありの楽しい一冊。旅好きなので、個人的には実録の短編に「うん、あるある!」とうなずきっぱなしでした。読めば旅した気分になれるかも? (東京都・さいたま)

【レイメイ/ダッキーヅ】
●「死にたい」とか「消えたい」とかそれはそうなんだけどそういうことじゃない感情の持って行き方というか、安易な救いも劇的な試練も出てこないけれど、静かで不穏でかわいいガールミーツガール漫画。展開の一部分だけから「おっリバースエッジっぽい」と思ってしまってすみませんでした。(東京都・高野)

【神戸食堂楽/多夢都夢】
◆おいしそーで楽しそーでうらやましいです。(東京都・桃山)

【BBa奉行/多夢都夢】
◆バーベキュー美味しそうでイイナぁ。(東京都・桃山)

【二人で明けて/チキンロック】
◆自分が描く漫画の中では、かっこいいクラスメイトの志木と手を繋ぎ、怯えず堂々としていられる地味系男子の相田。理想と現実のギャップが埋められないまま、離ればなれになった二人のこれからはどうなるんだろう。世界は意外と優しいことに、彼らが気づいてくれる未来を祈っている。(東京都・なめろう)

【Girls monochrome 2010-2012/chico*】
◆百合系作家・ちさこさんの同人作品の再録集。瞳の描き方が独特で、吸い込まれるような深みを感じさせるのが印象的です。女子たちのイチャイチャぶりは大いに目の保養になるものの、物語性の弱さが惜しい所。感情表現のキラキラ感にプラスする要素を期待したいです。(東京都・百合忍者)

【Around the secret/tito】
●魔王と戦い傷ついた男勇者を救い、その代償に老いてしまった女魔法使い。あなたのためでなく村のため。言葉に隠してきた本当の想いが勇者の「裏切り」により露わになる瞬間の魔法使いの激情、そしてその気高い最期が心を揺さぶる。性愛と慈愛に切り込む悲劇の物語である。(大阪府・あまいも)

【Children's dream/Child Diamond】
◆少年少女の真っ直ぐでひたむきな想いを軸とした作品集。少し荒削りだけど、勢いでぐいぐい読ませる。『「自由」と「癒し」の漫画描いていきたい』と語る作者の、SF・FTを集めたジュブナイル。(栃木県・歩き目です)

【精神病院/チャック全開ノイローゼ】
●作者自身が精神病院に入院した経験を元に描いたもの。詩を嗜んでただけあって文章がスタイリッシュで力強い。「白い雪が 白い薬が すべてを浄化し——」からの抗精神病薬名羅列とかナイス。狂気に蝕まれている場面の絵はパワーがある。ただそれ以外の日常の場面は病院内で見たちょっとした小物とかをもうちょっと精密でリアルな描写で(特に、どうでもいいヒビとか錆とかを病的に丁寧に)描くと狂気の部分と対比になっていいと思う。 (千葉県・クロ僕屋)

【ベルーガ/チュンチュンガオピッピ】
●表紙買いだったのですが、…すっごい良かったです。20ページ強の短編なのにけっこう強烈だった。ドライさと激情って同居できるんだなあ。人魚がめっさ可愛いんですけど…!(栃木県・うぃすきー)

【あたい無職/超おこめうまい】
◆こめたそ、就活地獄なう。もうすぐ三十路なこめたその、愉快でしょうもない(けど切実)な日々。どれだけ受けても受からない、合格してもブラックで、再就職に辿り着いても…。爆発寸前の日々に光はさすのか? にしても就活地獄が漫画のネタになる世の中って、やあねえ。(埼玉県・新卒)

【UNDEAD GIRLS/蝶番&BanbooRoad】
●ゾンビと共に隔離された島の研究所に助手が訪れる所から始まります。あまりコミティアで描かれない傾向の作品と思いますがキャラクターも魅力的で作画もシナリオも充実していてとても楽しめました。ゾンビと美少女と軍隊の相性は凄く良いですね(笑)。(東京都・山下K)

【新堂主任と楓くん。/月陽炎】
●「柊ちゃんと楓くん。」の4冊目。同姓同名同士の男女の同居、しかも恋愛要素皆無…という奇跡?を除けば、どこかにありそうな場所、どこかにいそうな人たちの、何でもな〜い日常をまったりと描き続けているこのシリーズ。だからこそ、1つ1つの出来事、言葉がひびいてくるんだなと静かに感じた今作でした。特に今回は、いつも無愛想で感情を出さない「はず」の柊ちゃんの内面の魅力がこう…じわりと…じわりと。(栃木県・Wanna)

【こうふくなこどく/月の亡骸】
◆女同士であり、SとMの関係である二人。彼女達は共に夢を追い駆けているのだが、夢へのタイムリミットが迫る中、すれ違う。依存とはまた異なる彼女達の特別な結び付きが良く描かれていて、この関係性は他の作品では読めないものだと思いました。(京都府・メイヨ)

【文明の夜に焼く秋刀魚と電磁波測定器について/月水技研】
◆あよろっぽい。(東京都・秘密主義)

【武将喫茶/つつじの頃】
●武将喫茶。要するに、戦国時代風の雰囲気で接客してくれるカフェだ。主人公らが武将喫茶を訪れるのだが、そこが何というかもう、本格的なのである。入店時の出迎えはまあわかるが、切腹、間者、果ては合戦ときた。主人公らの言葉を引用したい。お前ら全員時代をわきまえろ!(千葉県・¥)

【シマシマガジン[縞人]/ツムジ】
●とにかくシマシマ愛あふれる、おしゃれなフルカラー本です。四コマあり、絵本あり、ファッションページありで、とくにシマシマに関心が無い人でも、読み終る頃にはボーダーのシャツを買いにユニクロに行っちゃう!…かも。(神奈川県・道草スズメ)

【徒然チルドレン通信 Vol.1/徒然チルドレン】
●webで公開している作品のキャラ表と、おまけ漫画を載せた小冊子ですが、本編ではからまないキャラが同じクラスや同じ部活だったりするので、いろいろと想像させられます。個人的には空手部のメンバー同士のやりとりが気になる。いつか本編でもからんでくれないかと楽しみです。(千葉県・K.T)

【春/徒然チルドレン】
●作者さんがHPで公開している作品の総集編となっております。書き下ろしの後日談も入っているのでお徳かもです。どのキャラも可愛くてなおかつクセがあって大好きです。特に『コンタクト』と『お前を男にしてやる』がお気に入りです。これからどんな作品が生まれてくるのかとても楽しみです。(茨城県・鈴木9号)

【奈緒ちゃんはとてもかわいいから/テクノストレス】
●周りのみんなからかわいいと言われる奈緒ちゃん。でも内心は複雑な様子。隣に住むお兄ちゃんに「かわいくない」と言われて頬を染める姿が一番かわいい。(千葉県・K.T)
●何をするにしても「かわいい」と言われてしまう奈緒ちゃん。うんざりしかけていた頃に掛けられた言葉は本当はずっと言ってもらいたかった言葉なのかも。(茨城県・鈴木9号)

【舌の上ではハチミツ/desktop heaven】
●一年間の音信不通の末に再会した二人。自分より仕事を取って去っていった男に女は——。押しが強くて理不尽で、言いたい事ズケズケ言ってくるとわこさんにゾクゾクします。ええ女や。そして可愛い。愛の強い女性はいいですね。(東京都・水野輝夫)

【哲学ゾンビ/哲学ゾンビ】
◆血沸き肉踊るSFから、脱力系ギャグまで、少年マンガらしいバラエティに富んだ3人の作家の合同誌。とくに巻頭の松尾康作氏の作品は、よく作り込まれた未来世界の設定に、グッとくるストーリー展開がマッチし、最後はじわっと泣ける秀作だ。(東京都・杉並区民)

【長女が受/TETRA】
●タイトルどおりの百合で、5人姉妹が違った意味で姉妹仲がよいです。でも考えようによってはその恋仲がゆる〜く修羅だったりします。(東京都・555)
◆異母姉妹5人のぶっとんだ設定と、ぶっとんだセリフ回しが好きです。(?・?)

【その辺のふたり イベント限定コピー本編/テロメア】
◆その辺のふたりシリーズの新作。やきもちをやくゆうこにニヤニヤする話…だと思うけど、個人的には、ゆうこの気持ちに同調して「わかるわ〜」となる話でした。(東京都・?)

【その辺のふたり それから編/テロメア】
●作者の友人の百合カップルの日常を描いた50%ノンフィクション作品。作者特有の空気感とあいまって、ゆるい日常にただひたすら癒されます。読み終わるまでずっとニヤニヤしっぱなしでした。(東京都・ひいろ)

【種火の魔法/電気牛博覧会】
◆少女エルジは見習い魔法使い。全ての魔法の基礎である種火の魔法が使えず悩んでいる。ひょんなことから、人々に畏怖される山の魔人と関わることになる。魔人とエルジの交流と、古くから伝わる六賢人にまつわる謎をめぐって物語は進んでいく(東京都・山田)

【東5・6スポ〜/東京えろえろ団】
●最高でした。(埼玉県・安藤はじめ)

【帰ってきた成人病のひみつ/東京猿人改】
●様々なことを描き続けてこられて20年。素晴らしいですが、今回のネタは正直見習いたくないというか…です。自分もそういう年齢に差し掛かりつつあるだけに、健康な体は大事!と反面教師的に楽しませていただいております。それはともかく、ためになる薀蓄をテンポよく1ページずつの漫画で連発していく手腕は流石です。(東京都・ボン・ボヤージ)

【アフタヌーンクロニクル/東京大学漫画調査班 TMR】
◆かれこれ10年分のアフタヌーンを紹介する、流石TMRの底力。本誌の紹介だけでなく、数々の作家を輩出してきた四季賞のコラムが素晴らしい。その一つ一つを読みながら、「そうそうこの作品面白かったよなあ」と記憶を呼び戻す自分がそこにいました。(栃木県・壬生狼)

【Trial/冬夏-TOHKA-】
◆2次元アイドル「Meet☆s」のデビューミニアルバムというコンセプトの3曲。6人が3組のペアになってそれぞれ1曲ずつ披露するという形で、爽やかで元気いっぱいのアイドルソングを歌っています。今度は是非6人全員参加した曲が聞きたいな。(神奈川県・白米)

【日本の路面電車/遠森慶】
●付き合いで買う羽目になったものの別段鉄道に興味無いもので、しょんぼり…してたのですが、流石著者が実績ある文筆業界人だけあって、文章が判り易いし読み易い。ところどころの言い回しに時代遅れ臭は有るものの、それも含めて異文化への興味湧く一冊。是非。(三重県・片羽絞め)

【消費税8% きたか☆マダカ/トキワ荘プロジェクト】
●増税についてのすごく分かりやすい本。増税した値上げ部分を自腹でまかなう例として「委託書店のマージンが上がっても同人誌の値段は上げられないジレンマ」など具体的に説明。増税後の値札表示も7通り(!)あるようで注意しようと思った。登場人物が某魔法少女アニメにそっくりなのはツッコまない方向で(笑)。(神奈川県・わたり羽衣)

【コマモノマガジン/トラツグミ】
●漫画「ドラゴンステーキ」の後日談が読めてラッキーでした。ありがとうございます。(滋賀県・さねる)

【坂の上の日常/トランクミイラ】
◆マンガ家の明治カナ子による「坂の上の魔法使い」シリーズの番外編です。魔法使いのリーと養子で弟子のラベルの物語。この作者らしい少しゆるくて不気味(?)な雰囲気がたまらない。本編を知らなくても十分楽しめます(東京都・ちーば)

【魔法少年。(仮)/Don't touch my girl】
●タイトルの通り魔法少年をモチーフにしたイラスト集。今にも魔法で戦いそうな少年達。小物もかわいく、透明感のある色が素敵でした。(神奈川県・はたの)

【Hな男の娘は好きですか?/長崎インター】
●艦これの一大ムーヴメントに隠れてしまいましたが、昨年末の冬コミは史上最大規模のショタ=男の娘サークルの参加数で、それは今回のコミティアももう男の娘部作っちゃえばいいのに、みたいなカンジで。で、本作はベーシックな内容ながら絵、ストーリー、構成力等のトータルバランスが優れたなかなかの良作。絵がちょっと直道館ぽいけどまあそれはそれ。(長崎県・オンカロに君と)

【おれはオデュッセウス/夏子様ランド】
◆寝ている間にトロイア戦争が終わったオデュッセウスが、愛しの妻・ペネロペのもとに帰るべく、個性的な面子と繰り広げる珍道中。なんでしょう…この懐かしさ…昭和テイスト溢れる漫画表現…。そこにきて、畳み掛けるような今っぽい高品質ギャグの合わせ技に参りました!(東京都・なめろう)

【727番地1号/727番地】
●様々な制服女子がフルカラーで描かれたイラスト集。女の子たち一人一人の表情が豊かで、一枚のイラストから様々なストーリーを想像することができてとても楽しめます。また全体的に柔らかいイメージを抱かせる色づかいも特徴的で、女の子の可愛さがより一層際立つようで、魅せられました。(東京都・ago)

【DEAD END JUNCTION/773】
◆西部劇風の世界をモチーフにした冒険ノベル。田舎町で育った少女・ジョゼットは消息不明の父親を追い、世界の危機を救うため仲間達と世界の果てを目指す─。会話がマンガのような吹き出しで交わされる演出、ベタでエスプリの効いた言葉回しがツボでした。(神奈川県・吉田ユウヘイ)

【憑いてきちゃった。/ナユタ】
●ユーレイが見える女の子とユーレイのレイコさんのお話。突然の出会いから、良いボケツッコミの関係になっていたのが面白かったです。続きも読んでみたいです。(神奈川県・はたの)
●霊の見えるこよみは万全のチェックのもと引っ越したのだがノーマークの庭の古井戸には実は…。前半がアップテンポなギャグ風で後半がガラッとシリアスに変わります。大家のおばあさんと訪問者の会話は読み返すと効果的に入ってると思いました。ラストの二人は背中合わせだけど凄く結ばれてる感が有ります。(東京都・山下K)

【じょしよん賛/なるあすく情報局】
◆ゆるい女の子4コマ。最初は2色刷りの本かな?と思っていたら後半でカラーになります。なぜかというのは是非読んでたしかめて下さい!!(東京都・?)

【海老・妹・アイス/2月2日】
●たとえばコマの枠線は真っ直ぐ引けだとか、線ははみ出るなとか、そういったレベルのことにまでまんがを描く際の「お約束」はある。そういった諸々に従わないで描ければまんがを描くことはちょっと自由になるかもしれない。「こういう描き方もあるのか」というのは称賛であって侮りではないし、そう思える本に出会えたのは幸運なことだと思う。(神奈川県・k)

【ばけもんや/2娘】
●物の怪を見る能力を持つ少女を訪れた女子学生には「思い出したい大切な人がいる」という。普段は見えない物の怪におののき、そして失われた過去を見て泣き叫ぶ女子学生。その認識する世界と揺れる感情の丁寧な描写が胸を打つ。軽妙でいて感動的な和風ファンタジーである。(大阪府・あまいも)

【へのへのもへじ/ニダンカイダン】
●生活感ある田舎の風景の描き込みがすばらしい。地元の人しか使わない小さな階段。田んぼから見える民家と電線。どこにでもあるがゆえに誰もわざわざ記録しようとも思わない風景。そのリアルな風景の中に非人間タイプの素朴なキャラがいる様がシュールで良い。だがクリーチャーの絵は超怖い。田舎を散策するような素朴な場面から一転してクリーチャーが暴れて家が破壊される様子がリアルに描きこまれている場面へ転換するところでビクッとなる。(千葉県・クロ僕屋)

【コタツの本/にとりんはうす】
◆コタツを新しく買おうとしているところだったので、役に立ちそうです。特にコタツ布団の選び方は参考になります。(東京都・PON)

【神隠し/ねこずきん】
◆好みの話ではありませんが、まとまっていたと思います。(東京都・?)
◆あまり人の手が入っていない山には、確かに得体の知れない怖さや畏敬を感じる。田舎に帰ってきた家族に訪れる事件。娘が突然行方不明になり、山の中に探しに来た母親が異形の生物に遭遇するという短編ホラー。直接描写が無いところによりいっそう不安感を掻き立てられる。(東京都・*)

【鳥の神様×生け贄少女 トリイケ/猫ばあば】
◆山間の村から生贄として神様に差し出された少女。元々は別の供物を運ぶだけだったとはいえ、しょんぼりした鳥神様をほっとけず気付いたら食事の世話係に。ちょっと面倒くさい性格の神様とちょっと強引な娘のイチャイチャは、そりゃ他の神様からもツッコミが入るわ。(神奈川県・回転灯)

【どうしたもんかねこのダメさ加減…/猫蝮】
●『具体的には"すべてがどうでもいい"/この全てには自身の命すら含まれるレベル/誇張なしで…』冬コミで完売したコピー誌の再販。この数年きりんさんを苦しめ続けてきたやっかい事に、遂に決着をつけんとする(会社をやめるという事な訳ですが)決意の書。ただそうなると、冒頭の様な数々のダウナー系名言ともお別れしなくてはならないのかと思うと、ちょっとさみしいつうか、無責任でゴメン! これって形容矛盾でしょ的な"孤児院娼館"の設定も、絵がつくと何とはなしに納得させられてしまったというか。だけど次はどうなるんでしょうね。本当に。(長崎県・オンカロに君と)

【happa/nemifa】
●一つ一つの絵がきれいだと思いました。(茨城県・アルゴ)

【Flowers 1/ノースポール.】
●学生時代の心の傷で恋愛を避ける女子は、同じ事務所で働く作曲家の男性の優しさに惹かれていく。男性のある言葉に辛い記憶が甦る女子と、スランプに陥った男性。苦悶の中で互いに笑顔を見せようとする二人の痛々しい姿が胸を刺す。二人の幸せな行先を願わずにいられない。(大阪府・あまいも)

【不器用一般人/ノトッチョ】
●小学校卒業から五年ぶりに再会した友達は、性格も容姿もがらりと変わっていた。快活になって人気者になった彼女だが主人公はどうも腑に落ちない。何気ない一言が相手の人生を左右したって結構ショックだけど、それは相手が好意を寄せてくれるからこそなんだよね。(神奈川県・ここり)

【彼の作る弁当は何かと問題が多い。/のろま虫】
◆好きな人に弁当を食べてもらう幸せを感じる4コマ。と言い切りたいが、蓋を開けると出てくるのは残念な弁当ばかり。賞味期限切れの材料、目が覚めるほどしょっぱい味付け、闇鍋な味噌汁。それでも残さず食べるのは愛故に…できれば塩分は控えめで。(埼玉県・きんぴらごぼう)

【いつかまっすぐ走れるように/はいあかむらさき】
●「まりん@marin_marinka 5P2コマ目のセリフを見て即購入。」「まりん@marin_marinka ああいうことをズケズケと言えちゃう子に惹かれるのはなぜだ」「まりん@marin_marinka ステキなお話でした。表紙のデザインもカワイイ」「まりん@marin_marinka リボンしていそうなのにネクタイ派な丸山さん」瓦屋さんはこういう人になつかれやすいのか。(埼玉県・眠井)

【じょそオナ・エクスタシス!/High-Spirit】
●男の娘ゲーム界のビッグネーム・あおぎりぺんたの新作マンガ。このコミティア帰りに寄ったメロンBooksに、過去作品の総集編が売っていたのですが、それを見るとこんなに雑な描き方をする人だったっけ?ーみたいな。それと比べるとびっくりする程ていねいに描き込まれた作品。肌のお手入れから女装、服のチェンジからオナニーのシチュエーションのステップUP等々、このプロセスの細かい描写はある意味究極。つうか今後は本作がスタンダード?——みたいな。アホバカ系のオチもまあまあでした。(長崎県・オンカロに君と)

【ハッピーサマーウェディング/ハイパーケトルイエスタデイ】
●小さな物語をブーケのように束ねた、「結婚」をテーマにした祝福の物語。人間でなくなる事を覚悟した少女の恋。雨の中交わした乙女の誓い。奇跡でも偶然でも必然でも、起きてしまえば同じこと! あなたがいればそれでいい。素敵な未来が始まる晴れ日に「おめでとう」の花束を。(千葉県・GM研)

【高橋、俺達遭難したわ/白地図と青写真】
◆楽しい遭難。(東京都・?)
◆スキー合宿中吹雪に見舞われ遭難した男子高校生4人。深刻な情況の筈なのだが、青少年特有の無謀とバカバカしさが、完全なギャグマンガに仕立て上げている。特に無駄な行動力が空回りしまくっている班長が良いキャラをしている。巻き込まれている他3人は堪ったもんじゃないようだが…。(神奈川県・くらげ)

【キングメーカー/白地図と青写真】
◆好きな女の子にヤクザの組長とは知らず花札の代打ちを頼まれ、意気揚々と向かうシロー君。単純な花札が、思った以上に戦略的なゲームで、手に汗握る展開は見事でした。(栃木県・壬生狼)

【ツルと恩返し/白米】
●ツルのたづさんが良い! 可愛いし優しいけど、怒った時の表情に思わず鳥肌が立つくらいゾクリと来ます! こんな子に思われたいッス!!(埼玉県・たべ版)

【未確認生命体 田中/ハタケダ研究所】
◆タイトルにひかれて手にとりました。ふしぎなゆるキャラ(?)田中さんとその仲間たちの紹介本。次回は主人公(?)のハタケダさんと、もっとがっつりからんでほしいです。(東京都・?)

【合法百合夫婦本#1/はちしろ】
●頭にケモノの耳があるがヒトと同じような生活をし、同性同士の結婚が許される國に住む人達のお話。男装を好む小説家の女性とお見合いをしたハルの、付き合い始めや結婚後の話がメイン。二人から相手を想う気持ちが終始伝わり、ページをめくる度に胸が温かくなっていく。(東京都・K男爵)

【雪月花/はづき工房】
●主人公の圭吾と記憶の無い少女の月花が雪の降る夜に記憶を探す話。とにかく月花が可愛くて、こんな子が近くに居てくれたら凄く良いのにと考えさせられる作品です。(埼玉県・たべ版)

【SEASONS!/発狂するエラー】
●WEB漫画「鈴木さん」シリーズから、脇役の春夏秋冬組の日常を作者自身が切り取った一冊。他愛のない会話でユルくツルみながら、貴重な青春の時間を少しだけ無駄にしていく…。ある意味贅沢な感覚が、清涼感のある画風から伝わってきて、しみじみと眩しいです。(埼玉県・地学選択)

【ハッシュマグ vol.6 朝/ハッシュマグ】
●4頁短編。夜明け前にはいろんなペットを散歩させるいろんな人達がいる。巨大な犬。人を散歩させている犬。一人で二足歩行する犬。尋常でない散歩のスタイル。では自分の散歩は普通なのだろうか?/初めは現実的にありえなくもない例示からだんだんありえない世界に引き込んでいくのは不条理ものの醍醐味。/夜が明ける。不条理な散歩は終わり、普通の朝がやってくる。オチも良し。(千葉県・クロ僕屋)

【Four Seasons/ハッピーエンドマニア】
●4つの季節の4つのお話。特に秋の、ポジティブなOLゆり子さんのお話と、冬の、子供と子鬼のお話がお気に入りです。どちらもあたたかな気持ちにさせる、優しいお話。春のお話の、モコモコクマさんもとってもキュート。白と黒の画面がきれいな作品です。(東京都・はらだ)

【落下する階段の下に僕はいるのです/心臓屋】
●ちょっとグロいながら、萌えました。(?・キヨ)
◆キョンシーに恋した男の続きの話。このキョンシー娘やダウンタウンが印象的だし、恋した彼が上層の世界から飛び降りてきても大丈夫なように布のツギハギのトランポリンを用意して待っているキョンシーのフェイフェイがかわいいです。(東京都・東風)

【C'est la nuit/花小路】
●空が紫色に染まる、そんな特別な夜に誘われ、彼女は愛車AMIと共に素敵な一夜を過ごしに出掛けるのでした。人と車の幸せな関係が生んだ、ある夜の出来事を描いたストーリー仕立てのイラスト集。1960年代のフランスを代表する大衆車 シトロエンAMIの魅力もご堪能下さい。(秋田県・やなしたわたる)

【もらり/パライラボ】
●就職先を決められないまま大学を卒業した千恵は、友人の珠子の家に居候を始めた。マイペースなニート生活を送る千恵と、ごく普通のOLとして働く珠子とのコミカルなやりとりの末に重い腰を上げた千恵は、映画の脚本の道を歩もうとするが、世の中甘く無かった。動き出した千恵の未来やいかに。(愛知県・タルヤ)

【31世紀未来のごはん/ぱらり】
●読んだら優しい気持ちになる良い本でした。(愛知県・くまがみらいが)

【妄想絵師2/ぱらり】
●ストーリーも面白いし、絵師の感情表現もより豊かになって作品の魅力がさらに上がった。次作も楽しみです。(愛知県・仲林聡)

【針子少女/針子少女】
●高校で、級友からいじめられている女の子たちの物語。日々、辛い目に遭いながらも、「裁縫」を心の支えに、必死にいじめと闘う姿が印象深いです。また、作中で登場する服に、服飾に対する作者の深い愛情が込められている点も素敵だと思いました。続きが早く読みたいデス。(神奈川県・草)

【なめんなナカムラくん/はれぱる】
●毒吐き女子凶悪系!? ナカムラが誘われた飲み会には個性豊かな女性陣が勢揃い。なかでも、清楚なササミさんが気になるのですが返ってきたのは思わぬ罵倒。キャラクターを生かした会話と報われないナカムラの苦悩がとても愉快。ナカムラくんのこれからに健闘を祈る!!(千葉県・メイヨ)

【メンヘラさん@ガンバれない/バンチャのチャバン】
◆何遍かの空気感は違っていても、共通して病んでいる短編集。絵柄の可愛さが病んでいる感じを和らげているような、助長しているような。(?・?)
◆超絶引きこもりのメンヘラさんが自室で織りなす一大スペクタクル。加速する思考、動かない身体。ベッドから出ることすら大変な彼女は果たして外出できるのか!? 一見手抜きに見える同じ絵の執拗な使い回しが、引きこもりっぽい停滞感を絶妙に生み出していている。(神奈川県・kokkuri)

【海とあなたと太陽と/peachpulsar】
◆日本人の望と南国のキアラの恋愛が成就するまでを描いた長編で、二人が愛し合う場面はマジではずせません。特に長編に必要とされる数々の障害が、セクマイとかジェンダーとか、どこか現実と付合するものがあって目を離せないけど、これが二人の仲を…。(東京都・555)
◆日本人の女の子・望と外国人女性・キアラが一夜の体験。キアラを好きになった望が、キアラを追いかけて彼女の住む南国へ押し掛けるエピソードを描く百合マンガ。アダルトジャンルながらも、どこか寂しい気持ちをお互いに持つ彼女らの心の交流が描かれていて純粋に面白かった。(東京都・葵)

【こわい探偵事務所/bicolore】
◆探偵事務所を訪れた依頼客の女は、夫の死の真相調査を依頼する。が、人間から逸脱しそうな依頼者の怨恨オーラにタジタジ。殺人か、依頼人の狂気なのか!? 同じく人外のような暗黒気配の女の子までコワイ。ちょっと不明な所もあるけどゾワゾワして読んだ!(東京都・繭世)

【『若草』物語 上/ひつじ座】
◆「激動の時代を駆け抜けた漫画少女の実録エッセイ」まさにこの惹句が全てを表している。1967年、漫画家を目指した12歳の少女の「まんが道」。それが40余年の時を超えて、いま語られる。豊富な当時の漫画の図版も含めて、一級の歴史資料と言えるだろう。(東京都・杉並区民)

【シンクチョコレート/ヒトオモイ】
◆好きな娘の傍にいたい、大切にしたいのだが、キスから先に進めない。付き合う女性達から拒絶され、自分は欠陥品なのかと悩む。そんな自分を受け入れてくれたきょーことの出会いで、たいきは少しずつ進んでゆく。お互いの気持ちをぎごちなくも正直にぶつけ合う姿がもどかしく、愛おしい。(?・紀子)

【東京+α射的めぐり/ひなうた】
●縁日でも見掛ける射的屋さん、東京近郊の店舗型で活用出来るノウハウ本。イベント帰りにも寄れるお台場のお店も紹介してあるので、この本片手に子供の頃に戻ってみるのもオススメ。簡単かなと思った射的の世界が実は奥深いのだなと感じさせてくれました。(栃木県・おもちゃのまち)

【ももいろうさこのおむすびころりん/ヒバナ】
●うさことリクは本当にかわいいなあ。いや全員かわいい。師匠もかわいい。全部ずっとかわいい。読めてうれしい。(東京都・高野)

【クラウド・オーバー・ザ・ラブ/ビビットグレー】
●季節的にぴったりのバレンタイン漫画でした。年上の幼なじみを追いかけてちょっと上のレベルの高校を目指す男の子が色々頑張るお話。頑張りすぎて空回りしちゃうところが面白く描かれてました。幼なじみの友達が気を効かせたところはGJ!って思っちゃいましたよ。オチは是非読んで確かめて下さい。(東京都・山下K)

【魔女の庭/昼寝堂】
●森の中で道に迷った女の子たちが、一軒の家を見つけた。そこには魔女が住んでいて…。淡々と進むストーリーがどこか心地良い、不思議な魅力を持った作品。寂しいけれど、少し温かいラストが素敵です。魔女さんかわいい。(大阪府・河瀬雅人)

【南部/ファンクラブ】
●以前の、漠然とした不安や欲望が漠然としたままのラフな描線で書き込まれる混沌とした作風から一転して、四コマという額縁にコントラストの強い画面を埋め込む、整理(洗練ではあるまい)された方向に変わったが、昨夜見た夢の話を聞かされているような、漠然としたものが漠然としたまま提示される、読む者を不安にさせる作風に変化は無い。ブルーチアーではないが、カオスをコントロールすることを目指しているのか。(東京都・銀河鉄道の夜と霧)

【サラと春と運命の散文III/Phantasmsnow】
●獣"サラ"と呪われたヒト"春"。運命共同体となった二人の旅を描く第三話。極上の蜜を求め、町1つを贄としたクマソー族と繰り広げるバトルは圧巻の一言。独特のタッチと個性的なキャラが織り成す物語から、今後も目が離せない。(茨城県・上月)

【神奈川/ファンタジーソング】
●○妹をファックするも宇宙ワニに食べられる、と、○大学生のただれたセックスなど、異常性と投げやり感のほのかなバランスがいいかんじです。(東京都・moonearth 04)

【きのたけ。/BouquetBlanc】
●チョコレースナック菓子の擬人化・女子高もので大人の事情というシリアスの要素が加わります。二人の中の良さが結ばれていくラストがカカオのほろ苦さを思い起こさせてせつない。(東京都・555)

【ハイデンシーク・ウィズ・マイフラワー/BouquetBlanc】
◆お嬢様・メイドの百合。「メイドたちは主人の目にふれてはいけない」というしきたりがあるという設定に引きこまれた。(東京都・?)

【ゆりにん ママ、大好き/藤間紫苑.com】
◆妊活についてのエピソードを漫画とコラムで伝える一冊で、今回は精神病の罹患や『毒親』(作中では『毒母』)についてもふれています。(東京都・555)

【けむまき/不純喫茶はべるか】
●女優を目指してる少女と講師の先生の恋というにはちょっと足りないような淡いお話です。少女の多感な感情表現が凄く良かったと思います。(東京都・山下K)

【煉獄パンツ/FuniFuniFesta!】
●少年時代の思い出、即ちパンツ。後悔の残滓、即ちパンツ。過去と決別し業火に焼かれる、パンツ。そして、そんな男の性を見透かし女の魔性でもって弄ばれる、パンツ。しょーもなく甘酸っぱく、全てはパンツに収束し心に深々と突き刺さる。(東京都・樹庵)

【如何にして彼女は虜囚たりえたか/BlackDwarf】
●超COOLなカートゥーンタッチの絵柄で、"やんごとなき事情により校内全裸徘徊"という奈々子さん的大冒険が始まるという、まさしく前代未聞のマンガ表現! 屋上で全裸!という危機的状況下で、とりあえず当初の目的どおり(全裸で)弁当をパクつくという、ワンクッションの置き方がGood。後半のツリ目のヒロインのカッコ良さもなかなか。必見!(長崎県・オンカロに君と)
●短編3つと、4コマ漫画をまとめた1冊。スピード感のある筆づかいとオノマトペがここち良く配置されていた。(東京都・ねねねね)

【EMS/プラマイ症候群】
◆短い話ながら、テーマや登場人物の個性がきれいに分かり易く伝わって、とてもよくできた短編でした。上手くまとまっていた印象です。(?・?)

【IRRESIS TIBLEMENT なすすべなく キミのとなり/フロナロ】
◆5本の短編を集めた小説。ボディソープの店員と三十路の客、大工の若者と初老の司書、勇者と魔法使い…様々な立場の男同士の出会いを描いているが、さっぱりとした作風で人物たちが愛らしく描かれ、別れを描いた話でも読後感は意外な程湿っぽくならないのが面白い。(神奈川県・高山)

【メンタンペンドラドラ/プロポリス証券】
●懐かしやドン・マーティン・スタイル!な画に惹かれて購入した三点のうちのひとつ。下ネタの扱い方に特殊漫画エピゴーネンとは似て非なる感触あり。ポルノはシュールの隣人である。(東京都・銀河鉄道の夜と霧)

【少女と活字 プラチナ・コレクション/平均律】
●欧文書体を解説すると同時に、それぞれのイメージを擬人化する、というコンセプトで制作された作品。10年前の旧版からリファインされたイラスト、更には、解説文の英訳を解説した書体自身で組む、という遊び心がたまりません。時が流れても色褪せない輝きを感じさせる1冊。(東京都・K)

【イベントを主催したら脅迫が来て警察沙汰になりました。/Penny Lane】
◆昨年はいろいろと世間を騒がせる事件がありましたが、これもそうした事件のうちの貴重な体験談。興味深く読みました。(埼玉県・?)
●PIXIVでサンプルを見てずっと気になっていた本だったのですが、今回ようやく購入することが出来ました。黒子のバスケの脅迫事件と同時期に開催されたイベントの主催者の実録漫画で、物騒なネタとクスッと笑えるネタとが交互にあって興味深く読みました。途中に挿入される婦警さんのお話が可愛くて、某キルコさんを彷彿とさせられました。イベント関係者やネット被害に会ってる方におすすめしたい一冊です。(東京都・ふかみ)
◆「黒子のバスケ」脅迫事件と同時期に、別のジャンルで同様の脅迫を受けた主催が自ら描いたレポート4コマです。美人でオタクな担当刑事さんなど、警察でも相応の理解があると分かって少し安心しました。終始冷静に対応し無事イベントを完遂した筆者の粘り強さに感服です。(埼玉県・ya53)

【ガルニエの断橋/紅燕】
◆面白いでーす(東京都・?)
●裕福な市民が住む街と貧民街の間にある橋はずっと壊れたままであった。◆壊れた橋が、川の両岸の貧富の格差を象徴しているという構成が見事。大雪で焦って読み込めなかったのでぜひ買ってまた読みたい。(千葉県・クロ僕屋)
●1個の話として気に入りました。お嬢様と庶民、ふたりの数学科同級生の、壊れた橋の設計計算と計画書コンペをめぐる階級差ラブ。「あなたみたいなヤクザな秀才だめよ」ってったって、お嬢様もそのパパも、数学の力でヘボ高級官僚を倒す秀才に惚れ込んでいるのはバレバレさ!(東京都・漁区)

【まこ録まとめました/BERRIES】
◆まつおゆりこさんとまこの幸せな時間を切り抜いた総集編。ペーパーとかずっと手に入れ続けてきたものがまとまるというのは感慨深いものであります。でも、まこさんはお空に召してしまいました。それでも大事な時間はみんなで共有できました。ありがとう!(東京都・☆星★)

【廃妄水葬/ヘリオトロープ】
●廃墟と海月のコラボレーションがとにかく美しい。水の青さと無数の海月達が漂う廃墟に感動。これだけでも今日コミティアに来て良かったと思えるくらいです。(東京都・やまかわ)

【漫画 銀河鉄道の夜 先行版/辺境屋】
● 宮澤賢治の代表作である同名作品の漫画化で、今夏に発行が予定されている完全版に先駆けてのお試し版です。アニメ・漫画化や舞台での上演等、様々な形でビジュアライズされ続けてきた本作に、この夏また一つ新しい解釈の「銀河鉄道の夜」が加わります。ファンは勿論、未読の方もこれを切っ掛けに触れてみては?(秋田県・やなしたわたる)

【やみなべ/へんぺん】
◆何かが起こるようで、何も起こらない。主人公が成長するようで、生活は何も変わらない。でも、そこにはエピソードの痕跡が確かに残っていて、彼らの「その後」がふと気になる。さりげない掌編集だが、腕前は確かだ。しかし最終話は反則だと思うよ(笑)。(東京都・杉並区民)

【さくらのたより/ほったらかし】
●問題児の生徒・佐倉に懐かれてしまった教師の卯月。いつしかお互いを大切に想い合うようになる二人。純粋さ故に傷つきやすい佐倉の成長と、大人故に自分の気持ちだけで恋愛出来ない卯月の不器用な優しさが沁みる。読んで泣いて、タイトルを見返してもう一度泣いた。(東京都・なめろう)

【かくものの杭ごと/POP☆POP】
●先輩の不思議で妖しい、でもやっぱり女の子、な魅力にひきこまれた。続きも楽しみに待ってます!(栃木県・HiSee)

【漫画アシのABC総集編その2/ぽっぽこっこ】
●"漫画アシスタント残酷物語"。漫画家やアシ同士の人間関係で悩み、給料問題で泣き寝入りし、アシが作画もする『ゴースト』など、夢だけで漫画は描けないという漫画。「漫画の現場」を知りたい人は必読。漫画家への夢は薄まるかもしれませんが…。(神奈川県・わたり羽衣)

【あまいつぼみのそだてかた/ボナンザ】
◆小学生の宮沖香菜が、漫画の性表現をきっかけにクラスメイトの木内聖良とオナニー友達となる話で、二人の自慰が昇華そのもの。(東京都・555)

【MAXWELLな日々/迷子駅】
◆文系ながら大学の物理学科に入学してしまった理系女子学生のゆるい(しかし授業はユルくない)スクールライフを描く日常4コマ漫画。自分の大学生活時代も思い出される「あるある」ネタが面白く、続きも読みたいです。話と話の間に挟まっている物理学者の名言も好き。(東京都・たいる)

【ラムネ味の初恋/魔化論】
◆男の子の人魚が恋をしたのは男子大学生。誰にでも優しい彼のもとに、人間の姿になって押しかけたものの、彼には恋人がいて…。「好き」という気持ちに一直線で、一途な人魚がカワイイ! そしてちょっぴり切ない。タイトル通りさわやかで弾けるような恋物語でした。(東京都・なめろう)

【高砂義勇隊/松田重工】
●ニューギニアのジャングルを進む熊谷分隊。飢餓の中で出会ったのは、年端もいかない少年正丸であった。戦争を始めた大人と戦争に巻き込まれた子供、それぞれの胸に秘めた思いと物語の結末は、涙なくして語れない。(茨城県・上月)
◆みなさんにも読んでもらいたいので、紹介します(下手な感想書くよりも、まずは読んでいただけたらと思います)。(東京都・PON)

【総員退去/松田重工】
●二次大戦を生き延びた元海軍の老人が、軍艦と一緒に海の底に沈んだかつての戦友に、60年間伝えることができなかった退去命令を伝えに行く。/熱い。(千葉県・クロ僕屋)

【続 ねえちゃんはたかしのことが 好きだ 好きだ 大好きだ!!/まぬけ屋】
◆前回同様にぶっとびねえちゃん。愛して止まないたかしとの、なれそめの…おはなし? 弟を心配するあまり泣きべそで友人に相談するねえちゃんが、獲物を狙う野獣の目になるくだりが最高です。(埼玉県・gori.sh)

【ねこづつみ/まむぼん】
◆猫と一緒のお引越し…大変でしたねー。いや、勉強になります。洗たくネットかぁ…。(東京都・桃山)

【雪の日の幻想/まよいばし】
●雪と少女をテーマに描かれる、少し不思議で、そして少し怖い短編集。可愛らしい女の子たちに目を奪われる一方で、家族の団欒を描いたハートフルストーリーかと思えばオチで背筋を凍らされたり、子どもの悪意のない残酷さに胸を痛めさせられたりと、突如現れる非日常にぞっとさせられました。(東京都・ago)
●雪の日に少年少女たちは不思議な出来事に遭う。純白の雪を赤く染める謎の魔物、群れで人をさらう白ウサギ、その巨体に人を飲みこむ雪だるま——。全ては明らかにされない怪奇の数々に寒気立つような読後感を覚える。雪が持つ静寂と隠蔽の印象を幻想的に描いた奇作である。(大阪府・あまいも)

【漫画の先生ep1./まるちぷるCAFE】
◆漫画の先生シリーズの久しぶりの新作。悩める新人漫画家にして高校の「漫画」講師でもある主人公の姿は、そのまま漫画本来の自由な発想の魅力と、それを伝える理詰めの構成の難しさの狭間に揺れる姿のようで魅力的です。作者自身の作風とも噛み合って充実した作品です。(埼玉県・ya53)

【コインは猫を殺す(上)/未開の西方】
●教師・大柴は、問題児・塚田とのやり取りの中で、自分の不思議な能力と向き合う。読み手は提示される確率論、量子力学、哲学等の様々な概念を意識する事なく、大柴の様に物語に取り込まれていく。不条理SFとスポ根青春が融合した摩訶不思議な世界の続編は如何に!?(栃木県・阿部紀巳夫)

【ホカヤマまとめ。2/三日で飽きる】
◆おじょおさんとおねえさんと怪しいおっさん、主にこの3人をメインとするギャグ漫画。ある時はアイドルと怪しいプロデューサー、またある時はちびっこスナイパーとターゲットと、毎回シチュエーションを変えて行われるドタバタ劇はコント集団の公演といったところだ。(神奈川県・ここり)

【ミニマムセンチュリー通信・立春特大号/ミニマムセンチュリー】
●商業誌がお忙しそうな上に、冬コミから一ヶ月しか経ってないので新刊はナシですが、その代わりペーパーが12頁、しかも2色(表紙はフル)カラー! 紙が薄くて若干裏写りしてるのが一寸残念ですが(コピー対策?)、描き下ろし4コマが12本も無料で拝めるとは。昔のキャラが節分をテーマに生き生きしているのも感慨深いモノがあります。惜しむらくは、先生の読みがハズレて1時間で配布が終了してしまったこと。…商業誌に連載されてるんですから、もうちょっと自覚しましょうよ(苦笑)。(神奈川県・行灯猫)

【DJの彼氏がいる下北沢の古着屋で働く女の半生/mihoco】
◆めんどくさい人のめんどくさい人間関係をどーでもよく描く。題名から想像される通りのキャラが出てきて、想像される通りにエピソードは転がる。彼らは変わらないし、変わらないことは本質的な問題ではない。その意味でとてもCOOLな漫画だと思う。(東京都・杉並区民)

【クリスタ ビギナーズ・ア・ゴーゴー/名称未設定】
◆漫画原稿制作ソフト・コミックスタジオの後継ソフトの入門書です。コミスタ当時からセルシス公式で解説を手掛けてきた筆者が、クリスタからの入門者向けにソフトの起動から優しく解説してくれます。実作業時の工夫等、作者ならでは気の利いた視点がありがたいです。(埼玉県・初心者さん)

【365/メタ・パラダイム】
●秋本なおとさんの、365日(一年間)描き続けた365人の女の子たち。主に立ち姿ですが、時には雨がふったり、後ろ姿だったり、お婆さんだったりと、「ふふっ」としてしまうのがとても楽しい。365人も描くってスゴイことだなーと、尊敬してしまいます。私も、いろんな女の子たちを描きたくなってしまいました。(東京都・はらだ)

【運命のヒト/めておらいん】
◆運命の人と出会うと、目に星が瞬くらしい。2組の男女のカップルがすれ違い、片方の目に星が瞬いて、女性同士のカップルが出来てしまった。今度は残された男性同士にも星がキラキラ見え始め…。運命って、なんて厄介で素敵なんだろう!(埼玉県・ささみ)

【とちむらさんちのじじょー。/メンモダール】
◆先方の都合で、親戚の小学生・栄太の面倒を見ることになった栃村家の人々。歳の近い葵を始め、個々が抱えるデリケートな事情が語られます。ストーリーには多少、未消化の部分が残った印象ですが、「家族」の有難さ、温かさが伝わって来る、心に優しいステキ★作品でした。(東京都・さくら)

【AV女優とAV男優が同居する話。/妄想をトランクに詰めて】
●タイトルでかなりの部分を言いあらわしている。そしてそこから動いていく展開が爆発力を秘めていてすごい。初めて読むサークルの作品だけど、いきなりとんでもない作品を見つけてしまったな、という感じです。キャラクターがきめ細かく作りこまれているから双方のキャラクターに感情移入しやすいし、ストーリー展開はある程度予想できるものなのだけど、キャラクターの出来の良さのおかげで、ラストへの展開を含めて感動へ導く力がとても強くなっています。(おそらく)1冊でまとまっているところも、ちょうどいい感じです。(東京都・ボン・ボヤージ)
●常ならぬ職業の男女が一つ屋根の下に。特殊な立場だからこそ、置かれる状況も特殊に、奇妙になる訳で、そんな中での女と男の機微が暖かく、そして切ない。職業が職業なだけで恋愛話がこんなに愛おしい物になるとは。いいお話でした。(東京都・水野輝夫)

【Free paper hasyagu.2/MoQ*MoQ】
●各イベントで配布してきた、絵と手描きの文字がびっしり詰まったペーパーをまとめた本。手の動きを反映してナチュラルに文章の行がゆがんでいるが全体的にはバランスよく収まっているところが良い。普段見慣れている活字の本などは、印刷機械の都合であのように垂直水平等間隔に文字が並んでいるデザインが確立したわけだが、手で描くことを考えたらまるで不自然であることを思い知らされる。(千葉県・クロ僕屋)

【家族のすきま/モグラ】
◆父と母を喪い、ひとりぼっちになった少女。ほんのり血の繋がりがある大人達と暮らす事になったものの、家族の形を見失い惑う。心に生まれた闇に忍び込んだモノは、少女の不安が生み出した夢だったのだろうか。「曖昧なこと」をそのままで大切にしていきたくなる作品。(東京都・なめろう)

【グループC/mogravity装置】
◆ワールドカップをテーマに6人が競作。そうはいっても個性的な作家が集まっているので、単純にサッカーのW杯が題材になるはずもなく。ドーハの悲劇がお詣り話になるのはいい方、ボカロメインのフェイクバンドだったり寒山拾得だったり、好きにやりたい放題だ。(神奈川県・子ぎつね)

【うらのこ/mos mos】
◆双子の兄弟が争って、片方が崖から落ちる。それによって境遇が入れ替わった二人の人生は…。理不尽な運命でも、その当事者と周囲の仲間が精一杯抗えば、次第に変わってゆくのかもしれない。ハッピーエンドの展開に、最後はちょっぴり泣けました。(埼玉県・ugo)

【スターイーター/模造クリスタル】
◆コミュ障ぎみの女の子・きりんが、不器用に手を伸ばして弁当を食べる仲に発展したのは雪村ちゃん。彼女は魔女修業中で、おまじないをかけてくれることに。ユルッと読んでたら最後のはげましの手紙にまじめにウルッと来たんですよ。(東京都・まるるん)

【ハコイリ/もちほっぺ堂】
●とても太い手足、そして潤いのある大きな瞳の可愛らしい女の子達が、厚塗りによって質感リアルに描かれたイラスト集。画面いっぱいに溢れる迫力と柔らかさ、メカニカルな要素や憂いを帯びた表情が交じり合って、新鮮な感覚を覚える非常に魅力的な一冊。(愛知県・タルヤ)
◆サイボーグや鬼っ娘や単眼娘。彼女たちが少し厚ぼったい瞼からこちらを睨みつけてくる視線に少しドキリ。どの子もちびっこい等身にむっちりと肉感的な身体で描かれていて、艶めかしい。特にくびれのない大根足がとても魅力的だ。(神奈川県・飛騨)

【8バーリ・トゥード/もりそばガッツ】
◆「なんでもあり」な4コマあるいは8コママンガ集。予想外な方向からのギャグの応酬だ。等身高めなキャラデザインと、なんだかトホホなネタのギャップが面白かった。(東京都・クラウンズポケット)

【文藝勘定帖/弥坂堂雑書舗】
● 今年の1月1日から個人事業者も帳簿を付ける事になりましたね。コミティア参加者は対象になる漫画家、イラストレーター、小説家など当てはまる方が多いと思います。 初耳の方は国税庁HPをご覧ください。「個人の白色申告の方で事業や不動産貸付等を行う全ての方は、平成26年1月から記帳と帳簿書類の保存が必要です。」と記載されています。しかし白色申告向けの簡易帳簿の付け方の本はほぼゼロ、どうしたらいいのか途方に暮れた方も少なくないでしょう。 そんな中、税理士さんが作家・漫画家・フリーランス向けに同人誌という形で帳簿を作りました。コミティアの長い歴史においても珍しいのではないでしょうか。 実際に付録の解説書を見ながら記帳してみましたが、市販の帳簿やソフトで難しかったり面倒だったりする部分をうまくクリアしていました。帳簿の初心者には一番難関の「勘定科目(交通費や光熱費などの区分)」が分からなくても大丈夫なように工夫されています。白色申告だけでなく、青色申告10万円控除にも対応しているのが嬉しいです。そしてなにより同人誌(!)の在庫管理ができるようになっているのがコミティア参加者に向いた仕様だと思います。 今まで会計ソフトを色々と試してきましたが、ソフトよりもこれがずっと一番ラクでした。とにかく簡単なのがいい!という方にお勧めです。(東京都・森砂季)

【やみおちあいさん/やしろ醤油醸造】
●周囲から不良と勘違いされている芦原くんと、真面目キャラから脱却したい落合さん。ある日芦原くんは落合さんに『闇堕ち』させてほしいと依頼されてしまうというコメディ作品です。ふたりの掛け合いが妙にツボにはまってしまいました。続編が描かれるならぜひ和久井さんも登場させてくれたらうれしいです。(茨城県・鈴木9号)

【柳田直和研究所1〜3/柳田直和研究所】
●以前、まんがタイム系の雑誌で作品を発表していた人です。今回たまたまカタログを見ていて気がつきましたが、ウレシイ再会でした。OLさんを主人公にした「生娘(なまむすめ)」がオススメです。(東京都・ドライバはツライヨ)

【ええとしこいて/屋根裏眼鏡】
◆同じ会社の、部署が違う男女の出会いを描いた物語。同郷出身ということが判り、意気投合して居酒屋に行くも、女の子は途中で轟沈。年甲斐もなくカラオケ屋で一夜を明かす羽目に…。"未満"で終わるものの、ふたりの関係やタイトルの絶妙さ加減が良いな、と思った作品です。(東京都・皿)

【よろしくどうぞ/やまぶき舎】
◆長閑な商店街の片隅にある探偵事務所に舞い込んだ、人探しの仕事。口は悪いが気のいい探偵・梅本と、花屋兼助手で大食いな桜次郎が繰り広げる喜劇。派手ではないけど、人情味溢れる事件。味わい深い商店街の人々と、平凡だからこそ美味しそうな食べ物の描写が実にいい。(東京都・明田愛)

【MMORPG/山本雪絵】
●典型的なMMORPG世界のエルフの村。しかしそこに住む者にとってはその世界こそが現実なのだ。エルフの子どもたちが、拾った魔石で「21世紀の日本というRPG世界」に没入する。原始共産制で所有や結婚の概念がないエルフ世界と違い、「RPG世界」の中ではカネさえあれば好きなものを食い、好きな女を独占することもできる。どちらが「正しい」生き方なのか? 子どもたちはエルフの大人たちと対立する…/現実とRPG世界の逆転というアイディアはそれほど珍しくはないが、思想の異なる生き方の対立を描いているのが良い。(千葉県・クロ僕屋)

【lowtide/有線ワイヤレス】
●大傑作! 『DOWNER』に続く近況マンガなわけですが、まだ美大卒のプライドや就職への夢の残滓がこびりついていた前作と比べ、いろんな物が流れ去った後の清々しさというか、底辺として生きてゆくことをよしとする覚悟というか、不思議な明るさに満ちた作品。今回、健康保険料を滞納して無保険状態であるとか、風呂なしアパートに住んでいる事等が判明するわけですが、他方パソコンも液タブもネットも完備してスマホで通信して、彼女は車でやって来るわけで、決してミカン箱の上で原稿用紙に付けペンでガリガリ描いてるわけではないのであって、貧困の基準というものが何だか妙なバランスになってる気もしないでもないんだけど、そんな所もこの作家のミリョクというか。で、ラスト、車でやって来た彼女とのEPは必見。全く新しいポルノ表現というか、ひょっとするととんでもない金脈を見つけたんじゃないかとも思うんだが、どうでしょう?(長崎県・オンカロに君と)
●巻き起こるハプニングの数々が、当事者の必死さもあわせて漫画として見事に昇華された、とっても面白い一冊です!(愛知県・タルヤ)
●前半は少々こまった人にスケブを頼まれて、それを本にしたら本人が買いに来てしまう話で笑えるのだが、後半の日雇い看板持ちバイトの話は読んでいてつらい。と思ったが、もう一度読むとイヤミなオッサンが滑稽に見える。ところで、自分が描かれた本を読んだスケブの人はどうなったのか興味津々です。(東京都・PON)

【ゲイ・オタ・てんこ盛り!/郵便屋】
●「ゲイ・オタ」シリーズ3作目。同性婚をしたオタクな二人の日常を描いている作品です。ライトなエピソードからちょっとヘビーな同性愛者の現実までいろいろ語られています。以前サークルスペースに展示されていた婚結記念写真を撮るエピソードが読むことが出来ますよ。(神奈川県・量産型)
●ゲイであり、オタクである作者の八木裕太さんが彼氏と籍を入れる顛末を描いた『ゲイ・オタ・コン』の続々編。ゲイカップルの等身大の日常がつづられています。長年にわたって変わらずのラブラブな様子のお二人。ゲイだから? オタクだから? そんなのは関係なくって何か秘訣でもあるの? とにかく読んでいるこちらまで、ホワワ〜ンとした気持ちになっちゃうコミックエッセイです。前二作もおススメです。(神奈川県・道草スズメ)

【季刊誌トーマス/ゆかり】
●雑誌みたいになっていて、珍しかったので。色んな作家がのっていて、中にはつまらないモノもあったが、続きが気になるのもあった。最近では珍しいタイプ。(東京都・トキ)

【ネリムの庭に眠る/雪達磨工場】
◆寿命を終えようとする吸血鬼が残されていく人間である恋人に何を残してやれるのかを書いた話——。このえが葵に残そうとしたものが今まで生きた事への感謝を現していて、現実からかけ離れた世界がどこか?に通じるものがあります。(東京都・555)

【ベイ☆くら2013/ゆみっくす】
●「五位で満足してません」浮かれられる時に浮かれておかないと次いつになるかわかんないし!!! 某球団の最下位/定位置脱出の一年を面白おかしく描いた楽しい一冊。(神奈川県・コギコギ)
●四番が本塁打を打つと負ける、炎上しかしない守護神、消える二塁手…数え切れない黒歴史を乗り越えて、遂に訪れた約束の時。本当の本当にもしかするの!? いや、期待しちゃダメだッ! …でも…でも! 愛と業の「横浜最下位四コマ」に訪れた小さな奇跡=最下位脱出記念号!(千葉県・GM研)

【病は何処にも在りはしない/夢のチョモラン王国】
◆移民街で発生した原因不明の集団変死事件。過去に流行したドラッグとの関係を追う女刑事と銀行員。序盤から頻発する伏線と造語すら気にさせず、一気に読ませてしまう構成と迫力には脱帽。何より、2人に協力する研究者の少女のマッドぶりが、見ていて飽きない。(神奈川県・くらげ)

【白百合が赤に染まる日/よあけのピアノ】
●まだブームになる前の、百合ど真ん中なお話が好きです。表紙も雰囲気あります。(?・キヨ)
◆身寄りの無い少女達の寄宿舎生活を描くシリーズの3作目。閉じた環境故、仲間への憧れを持ちつつも、成長するにつれ彼女たちは様々な形で外の世界へと旅立つ。理性では変わりたくない、でも本能では変わっていく身体と心にトトは戸惑う。無邪気で儚くて痛々しい物語がどういう結末を迎えるのか、完結の次巻が待ち遠しい。(栃木県・阿部紀巳夫)

【はなとふたば/由多とまちこ】
●突如四コマ界に降臨した異端の作品。だけど現状四コマ界は、もはや異端の者を許容するだけの余裕はないわけで。ほへと丸や春風だんごが描いていた頃は、もう遠い昔の情景であるわけで。由多作品の特徴として、とにかく登場人物が何を考えているのか判然としない、何とも不穏な表情にあるわけで、それは絵の荒さというだけではない何というかー。四コマ作品としてはちょっと読みにくさがあるかもしれないけれど、このONE&ONLYの才能はぜひ目にしてほしい。連載時も必ずしも巻末という訳ではなかったはずで、だけど単行本にはたどり着かない四コマ不況の中、コミティアがあって良かった!(長崎県・オンカロに君と)

【桜井の告白/由多とまちこ】
●いっちゃってる系ヒロインの桜井さんはまだしも、そもそも主人公の村田君からして死んだ様な目、瞳孔の開いた様な目をしていて何を考えているのか、感じているのか判然としない。オチらしいオチもないんだけど、でも現実ってこんなもんだよな。オチもなし日常は続いて、人って何を考えているのかよく解らない。オチがないから多分このまま桜井さんも村田君も日常は続いていくんだろうし。そんな作品。(長崎県・オンカロに君と)

【IL MILIONE 〜イル・ミリオーネ〜/与太々々】
◆13世紀のヴェネチアに、ゴンドラを漕ぎながら聖マルコの伝説を語る青年がいた——。後に自らも「東方見聞録」とともに伝説となる青年の波乱に満ちた旅立ちを描いた作品。ラテン系の彫りの深い顔立ちの男達の表情から、未知へ挑む雄渾なテーマが伝わってくる力作です。(埼玉県・ya53)

【廃墟のバレンタイン/四葉挿話】
◆移民の子・マリンは、廃墟でメモリー内蔵のぬいぐるみ・パルパルと出会う。ところが、可愛らしい外見を持つそれ、実は戦時中に作られた殺傷兵器という衝撃! リアルなタッチで描かれた風景や人物の中に、ポツッと配置されたぬいぐるみの不思議な違和感が妙に心に残った。(東京都・三等兵)

【よつは薬局総集編2/よつは薬局】
●著者の既刊12冊をまとめた総集編。全体的に純朴なイメージを湛える絵柄で、子どもや竜の造形はとてもかわいらしい。明快なストーリーの中に「子どもの成長」「人とそうでないものの関わり」といった深遠なテーマがうまく溶け込んでいる。お勧めは『ネコとさかな』『ほんのもりびと』『タツノコ』『竜のお医者さん』。(埼玉県・蝉海夏人)

【銀糸通信/夜真中】
◆本を開くと同時に時が動き出すのを感じたイラスト集。描かれるのはどこか不思議な世界に住まう学生の日常。切り取られたふとした瞬間から次の動作を予期させるのは、絶妙な陰影か仕草のせいか、はたまた、彼らが持つ何かのせいか。(埼玉県・迷走中)

【よわみどり 初期短編集 不可逆の夏/よわみどり】
●過去発表のロリ作品の中から夏をテーマにした短篇集。親の離婚で別れる前に考えつく限りの悪いことをする兄妹。夏休みに親戚に預けられ居心地の悪い少女。強引に迫ってトラウマになった夏祭りの思い出。切なさと「不可逆」が異常なほど合致。集まるべくして集まった選集。(東京都・ひでお)

【画角ノススメ/楽描時間】
◆実際にカメラを使いながら、広角や望遠という言葉とパースの取り方を上手く説明しています。市販している本でもどちらかを扱ったものは良く見かけるけど、一緒なのは貴重かも。カメラ片手に背景の資料を撮るという方には最適な本。(栃木県・カメラ小僧)

【脳内神様2/樂がきち】
◆絵柄がはっきりしていて読みやすい。描き手の大変さが伝わってくる。(東京都・?)

【五月雨模様/落下声】
◆風景の切りとり方、視線の置きかた、その連なりだけで物語が動いていくのがすごいと思いました。サークル名も洒落てます。(?・?)

【しろいゆび/落花星人】
◆人里離れた小屋で静養中のスイ。目が見えない彼女が出会ったのは、惑星の環境調査で宇宙を旅する宇宙人・フレディ。会話だけでなく、直感的なイメージ伝達をふたりのコミュニケーションツールにしている所が面白いです。このような心にじわっと来る作品、イイですね。(神奈川県・地球人)

【Love & Comic 2012-2013/Love & Comic】
◆タイトル通りの総集編なんですが、全作品に共通するのが、おかっぱ頭のクールなヒロイン像です。なかでも「ピクシ部」のツンデレ気味の理屈っぽいヒロインが、相手への好意を認識して次第にデレを抑えきれなくなる様子がとてもよいです。(埼玉県・ya53)

【冷たい手のひら 第六話 雪片の踊り/Little Curly】
●姉の似姿の自動人形(フラン)をつれて少年アレックスは、家族を捜す旅を続けている。姉を想うが故に実は大切にしたいフランに冷たく接するアレックスと淡々と現状を受容れるフランとの関係が痛々しい。病弱だった姉が弟にしてあげられたこと。少年が姉に望んだこと。あっと驚く結末が最終6巻で明らかに。少年時代の不安定な心理状態が情景とあわせ丁寧に描かれています。思わずその世界に引き込まれました。(神奈川県・ロック少年)

【memorabilia/臨界】
●その他ジャンルの鬼才。とうとうまとめ本。素晴らしいです。(埼玉県・小澤レコード)
●読み終わった時に疾走感とそして良い意味での違和感を感じさせてくれる。そんな作者がこれまで描き溜めてきた10作品がまとめて読める。一気に読み終わって、それでもまだまだ読み足りない。早く次の総集編をと期待させるそんな本だった。(栃木県・壬生狼)
●「蚊」蚊が止まっていたのだ。夫が妻の顔を叩く。蚊を殺そうとしただけだ。蒸し暑い夏の日。うるさい蚊。夫への疑惑。イライラは積み上がっていく。たかが蚊一匹。だがそれは冷えきった夫婦の間に陰惨な事件を起こすのに充分な火種であった。/惨劇のあったアパートの大家は言う。「犯人が憎いわ。見つけ出してこの手で殺してやりたいくらいよ。」憎しみが蚊を介してじわじわと積み上がっていく過程がいい。同作者の『TEENAGE RIOT』もそうだったがオチも秀逸。/だがここで一つ思う。本当に蚊は止まっていたのか。(千葉県・クロ僕屋)

【ベトナムに行ってきたヨ物語(前編)/レンレン&晶】
●二人の漫画家さんが一緒にベトナムへ行ってきた話なのですが、同じ旅程を描かれていてもアグレッシヴに描く人と淡々と描く人との対比ができているところが面白いです。なにより、異国を旅することの面白さをきちんと描いているところが、読んで良かったと感じさせます。(東京都・ボン・ボヤージ)

【二郎的近況報告/RussianBlue】
●ご懐妊中の作者の「ラーメン二郎」レポートですが、二郎好きな自分にとって、大いに同意できる内容。特に今回のコピー本は、自分もたまに行く京成大久保店を取り上げていたので、ニヤニヤ笑いながら納得してしまいました。(千葉県・高木晋一郎)

【IT's FOR YOU/六花弁三片紅】
◆放蕩男から彼を愛した女たちへ、洒落た品を送ろう。ダンスガールには長手袋を、婦人記者には手鏡を。相手に見合った贈り物と、それにまつわるエピソードが添えられる構成。昭和初期の風俗を蘇えらせる小物や色使い、熱を帯びる瞳は、見る者に男女の愛憎劇を想起させる。(埼玉県・旅の秘訣)

【ALBERICH/ROBME】
●イラスト集かと見紛うフルカラーファンタジー。コウモリや人魚を扱う料理人と店を訪れる客の交流が描かれる。愛のある食卓は美味しさが増すが、本作も然り。奇抜な料理も食べてみたくなるのは、客が注文に込めた想いに応える料理人の姿がそこにあるから。2本立てでお腹いっぱい。(埼玉県・煤)

【「いつかそらをとべるかな」「お花のようせい」/ワークショップいふ】
●一枚のCDで二話の話が楽しめるし、聴いていて心があたたかくなる作品です。ほのぼのしたい時にはバツグンですよ。(埼玉県・たべ版)

【ソード・アート・オンライン マテリアル・エディション11/WordGear】
●今回もキリトとアスナなイチャラブっぷりを堪能させていただきました。アニメの2期も楽しみです。(茨城県・鈴木9号)

【初恋/ワイヤスノッブ】
●女子高生が同姓に好意を抱く感情、それを俗に百合と言う。心を交し合うもそれぞれの「好き」の意味がすれ違う。想われていても気づかないほどピュアで無垢な女の子もカワイイし、想い人の苦しくも切ない心理描写も好い。(秋田県・れっせ)

【盗人商い/綿衣テクタイト】
●盗人商売の男女の話を3話構成で描いてます。1話と2話でお互いの話が並列的に描かれてて片方では分からないところが補完されるのが面白かったです。(東京都・山下K)

【九十九合/わたけい】
●おべんとうを忘れたミドリ。見かねた友人たちが自分たちの分を分けてくれますが、口をつけた箸で掴んだおかずに潔癖症気味なミドリは及び腰。結局断ってしまいます。空腹のまま部室に行くと部長が食事中。口止め料でおかずを分けてくれる部長にミドリは…友人たちと部長、葛藤の違いが微笑ましい。(神奈川県・量産型)

【花の着物ドレスデザイン帖/和ノ花屋】
●ティアマガのP&Rを見て買いに行きました(笑)。独創的で和洋折衷な着物ドレスに一目ぼれ。様々な花をモチーフにしており、花そのものを○○科で開花時期は何月頃など、説明に花への愛を感じる。イラストジャンルには興味なかったけど、丁寧で緻密に描き込まれたこの本を見てイラスト本ももっと見てみようと思いました。(神奈川県・わたり羽衣)

【漫画家、富士山頂を目指す…!/笑いのライセンス】
◆登頂おめでとうございますっ! がんばった感がヒシヒシと(泣)。(東京都・桃山)

【hanazou/wandering】
◆道ばたの種をひとつぶ、パクリと口にしたピンクのぞうの頭からあっという間に芽が出て、木が生い茂り、他の動物も集まり…。無声というか絵のみの絵本で、めくるたびに絵が発展していくパラパラ漫画のようなミニ絵本。ほっこりしました。(東京都・岩鯨)

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