COMITIA134 レポート

アフターレポート

日に日に寒さがつのる時期になりました。11月23日に行われたコミティア134のアフターレポートをお送りします。

今年の2月以来、2回の中止を挟み、9ヵ月半ぶりのイベントです。今回はサークル参加、一般参加それぞれに新型コロナウイルス感染症対策を施しての開催となりました。
それにより、配置できるサークルスペースが限られ、落選も出さざるを得ず、昨年同時期と比べるとサークル数で1/3の規模。一般参加者もティアズマガジンの刷部数で入場できる人数を制限したため、こちらも半減となっています。

大きな変更点は、来場者全員の検温と連絡先の収集、リストバンドでの入場管理。初めての対策のため、計画や準備が大変でしたが、当日はスムーズに運用できました。幸いにして、37.5度以上の来場者、マスク未着用の来場者は居なかった、と報告を受けています。
それ以外にも朝の入場待機列のために西3ホールを1日借りねばならないなど、様々な部分でコストがかかる開催となりました。準備から当日までの間、クラウドファンディングのご支援がなければ出来ない決断が数多くあったことは改めてお伝えしたいと思います。

こうした中、少なくないスタッフがそれぞれの事情で欠席をせざるを得ず、大幅に人手が足りなくなってしまうという事態も発生しました。そんな状況を心配していただいた同人誌印刷会社のねこのしっぽ、ポプルス、しまや出版、プリントウォークの各社の皆さんが23人、応援スタッフとして協力してくれました。たいへん心強かったです。

同人イベントと印刷会社は運命共同体という意識もありますが、私たちはこれからイベントを再開することで、業界への恩返しをしてゆきたいと思います。本当に有難うございました。

さて、通常より1時間遅らせての開会。いつもの開会アナウンスに「たいへんお待たせしました」と一言添えましたが、会場内の大きな拍手に胸が詰まりました。 会期中にスペースを回っていても、「待っていました」「開催できてよかった」とたくさんの人からねぎらいの言葉をもらいました。こちらとしても、この場に参加し、作品を発表してくれる人がいるからイベントは成り立ちます。ただ、感謝の言葉をお返しするばかりです。

また、感染症の不安が大きい時期にもかかわらず、サークルの出席率は9割近い印象でした。久しぶりの開催ということもあり、参加者の意欲とコミティアへの期待を強く感じました。
見本誌の提出率も従来より3割くらい多く、イベントが休止した9ヵ月半の間に溜まった創作欲が放出されたのだと思います。これから見本誌を読むのが楽しみです。

ということで、いつもより規模は小さくとも、熱気をより強く感じる回となりました。あらためてこの時節に参加してくれた皆さんに心より御礼を申し上げます。

次回開催は来年2月21日のCOMITIA135です。
今後は長期化するコロナ禍に備え、今回の貴重な経験を活かし、さらに改善しながら、より安全な運用となるように計画を立ててゆきたいと思います。 詳細は決まり次第お知らせしますので、ご参加どうぞよろしくお願いします。

コミティア実行委員会代表 中村公彦

サークルヒトコマレポート

祝!開催再開

開会の拍手

感染症対策

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