COMITIA128 アフターレポート

梅雨の頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。5月12日に行われたコミティア128のアフターレポートをお送りします。

今回は初利用となる東京ビッグサイト青海展示棟の使い勝手が大きな注目点になりました。同会場はオリンピック期間中の代替施設として作られた仮設建造物のために、設備の充実を求めるのは難しく、会場内の様子はやはり「巨大な倉庫」という印象。古い参加者からは晴海時代の国際展示場の「新館」を思い出す、という声も聞かれました。

サークルアンケートの反応では「トイレが混んだ」「携帯電話の電波が弱い」の2つが圧倒的。

トイレについては元々の設置数が少なく、如何ともしがたい面があります。ただ、ホールや時間帯によって混み具合が違ったりしているので、上手く使いこなしてゆきたいところ。できれば入場前に済ませてもらえると有難いです。

電波の弱さも、元々は駐車場のはずだった場所に、数万人の来場者が来る展示場が出来たわけで、仕方ない部分もあります。まずは各キャリアに対応を検討してもらうしかなく、会場を通して粘り強く要望を出してゆきたいと思います。

他にも、シャッターを閉めた運用をしていたAホール側では空気がこもって暑いという声があり、途中でエアコンを入れました。結果的に空調の効きもよく、夏の暑さに向けて少し光明が見えた気がします。「飲み物、食べ物の販売が少ない」という声についても、飲食業者をこれ以上増やすのも難しく、なるべく事前の購入をお願いしたいところです。

一方、一般参加者は例年にも増して多く、待機場となる隣接の「夢の大橋」のかなりの面積を埋めました。入場待ちの列が途切れたのはなんと12時半で、回を追うごとに増えています。また今回はカタログ購入時に1万円札を出される率が目立って多かったのも、イベント初参加の人が多いことを示すようです。高額紙幣はなるべく崩して持ってきて欲しいのが参加サークルとスタッフの共通の希望。今後はそうした新しい参加者にイベント参加のノウハウも呼びかけてゆきたいと思います。

また、イベントの開催間際になって、宅配便の発送場所の位置が変更になりました。これは緊急車両動線のルートが会場側から誤って伝わったのが原因でした。新設の会場ゆえの混乱でしたが、次回は無いように注意します。

そんな感じで、ドタバタはしつつも何とか新会場で大きな問題もなく開催することが出来ました。アンケートでも「イベントはあって当たり前ではない、と感じました」と、奮闘したスタッフを労う声が多く、嬉しく読ませてもらいました。

青海展示棟は既存のホールよりは小さく、今回は1000サークル以上の落選が出たことは既にお知らせした通り。それでも次回8月を含めて、オリンピックを乗り越えるまではこの会場を使うケースが増えそうで、何とか使い慣れたいと思います。参加される皆さんも可能な範囲の自衛とご協力をどうぞよろしくお願いします。

コミティア実行委員会代表 中村公彦
(広報ティアズ128より)

『広報ティアズ』とは
コミティア開催後に発行し、その回の参加サークル宛に送付されるコミティアのレポートです。当日の全体の様子をお伝えする「アフターレポート」、参加サークルの方に描いていただいた「ヒトコマレポート」等で構成されています。この回の『広報ティアズ』を読みたい方は下記ボタンからご覧ください(PDFファイルです)。 広報ティアズ128