COMITIA107 アフターレポート

そろそろ春も間近になりましたが、いかがお過ごしでしょうか。2月2日に行われたコミティア107のアフターレポートをお送りします。

豪雨に襲われた前回に比べて、今回は午前中に少し雨が降りましたが、大きな影響はなく無事開催できました。とはいえ1週間後の土曜日には、東京は記録的な豪雪となったので、むしろ運が良かったというべきでしょう。前日設営にも寒い中50人以上集まってくれて、スムーズに終了しました。
当日の一般来場者も例年の2月と比べると予想以上に多く、朝の入場待ちの列が全部中に入り切ったのは11時40分頃でした。以前は開場後10分くらいですぐに並ばず入れる印象でしたがだいぶ変わってきましたね。どうぞご注意ください。またティアズマガジンも午後1時過ぎには完売してしまいました。うーん、部数の判断は相変わらず難しいです。

今回の会場内企画は3つ。漫画家VS編集者ガチ会議「コンビの秘密教えます」では、『ビッグコミックスピリッツ』と『IKKI』のマンガ家・担当編集・司会役の編集長と10人がずらりと登壇して、打合せの様子など、実際にどのようにマンガが作られているかを面白く説明してくれました。
もう一つのトークライブ「マンガ家がマンガを教えるということ。」では、ちばてつや・しりあがり寿・BELNEという、マンガ専攻大学で教授を務める3人のマンガ家が、描き手が教えることの難しさとそのやり甲斐を語りました。どちらのステージも盛況で、これを聴くために自分のスペースを留守にしたサークルさんも多かったようです。

もう一つ、出口横で開設した文化庁メディア芸術祭功労賞受賞記念企画コーナーも「大中村展」と名付けられて、来られた方に大いに楽しんでもらいました。懐かしい写真をコラージュした年表や、受賞のお祝いメッセージなど、何より受賞者の私自身がとても嬉しかったです。なお、ここでの寄せ描きには上記のステージ企画のマンガ家の方々も参加してくれて、たいへん豪華な内容になりました。これは次回のコミティア会場でも展示する予定ですので、どうぞお楽しみに。

ということで、30周年記念YEARがスタートしましたが、その1回目が無事終了しました。今年は記念企画も多いので、「サークル参加していると回りきれない」という場合は、ぜひお友達を誘って、売り子を手伝ってもらうなどの自助努力をお願いします。そうやってコミティア仲間を増やすのも良いものですよ。

では、また次回の5月、5000サークル募集の3ホール拡大開催でお会いしましょう。

コミティア実行委員会代表 中村公彦
(広報ティアズ107より)