COMITIA99 アフターレポート

寒さ厳しき折、皆さんいかがお過ごしでしょうか。2月5日に行なわれたCOMITIA99+コミティアX3のアフターレポートをお送りします。なお、今回の『広報ティアズ』は次の100回の申込〆切に余裕を取るためダイジェスト版になります。どうかご容赦ください。

当日は晴天に恵まれ、気温も若干暖かめで良いイベント日和となりました。来場者も2月としては記録的な人出で、ティアズマガジンも13時頃には完売。場内は終日にぎわいました。心配された、向い側のホールでのAKB48の握手会とのバッティングも、場外スタッフの頑張りでなんとか大きなトラブルもなく誘導できたようです。

さて、合同開催の形で10年ぶりに復活したお座敷&展示中心イベント「コミティアX3」はおかげ様で大好評。読んで字の如く、畳に座って本を売ったり、パネルで作品展示したり、というゾーンでしたが、みんな趣味全開で、ライブペインティング、U-STREAM中継、自転車展示、ステージで音楽演奏、日本酒講座、観光地風顔出し看板、…と本当にカオス状態になりました。コミティアとしての自主企画も、同人誌印刷やデザインの講座、コミックスタジオ体験コーナー、などワークショップゾーンを開設。さらに今回は特別にコスプレ/仮装を解禁。凝った着ぐるみや本格的な中世甲冑、自キャラのコスプレ、学園祭風のセットにセーラー服といった、それぞれの作品世界を具現化したようなスペースまで登場しました。

サークルアンケートでも「自由ってス・テ・キだ」「フリーダムすぎてわろた」などの声が圧倒的で、出展者も参加者も大いに楽しんでくれたようです。何より実際にXゾーンを歩いていると、行き交う人たちの顔がみんな笑顔なのが印象的でした。コミティアを年4回ペースで開催していると、運営する側も出展する側も、気付かぬうちにマンネリに陥り勝ちです。その意味でも、ほとんど一から作った今回の「X」は大いに新鮮な刺激をくれました。「Xを復活させよう!」と言い出し、毎週のように会議を重ねて準備し、当日も力を合わせて頑張ってくれたコミティアスタッフ内有志の「Xメンズ」(?)の尽力に心から感謝します。まだ、具体的に何時とも言えませんが、いつかまた「X」が復活できますよう。できれば、次は10年後とは言わず、今回の印象が薄れないうちに…。

さて、次回はついに100回です。「コミティアの集大成」と言うと大袈裟ですが、これまでの100回の歴史を辿れるような展示を準備中です。また過去に参加していた懐かしいサークルの人たちも久し振りに出展してくれるという連絡をたくさんもらっています。ということで、この記念すべき日になるべく多くの人に来て欲しくて、東京ビッグサイト3ホール開催!5000サークル募集!!で盛大に行うことになりました。この日は楽しくにぎやかで、記憶に残る一日にしたいと思っています。お友達ともお誘いあわせの上、ぜひご参加ください。

コミティア実行委員会代表 中村公彦