ティアズマガジン82 Push&Review全コメント

このアーカイブは、前回のコミティアで頒布された本に対する、
 1.ティアズマガジンPush&Review用に送られたコメント
 2.見本誌読書会アンケートのコメント
をすべてデータ入力したものです。書式は、

【投票された本のタイトル/サークル名】
●葉書アンケートのコメント。(投稿者の住所・ペンネーム)
◆読書会アンケートのコメント。(投稿者の住所・ペンネーム)

となっています。掲載の順序は、サークル名の50音順となっていますが、編集の都合上順序が入れ替わっている所があります。あらかじめご了承下さい。

コメントがない葉書・イラスト主体の葉書は記載されていません。また、集計締め切り後に来た葉書も極力載せています。したがって、順位の票数と実際の掲載数が異なっていることがあります。

コミティア実行委員会

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ハガキアンケート

9 【邯鄲の花 2/おざわ渡辺】
5 【岩井の家夏/二百十】
3 【フューチャーデイズ vol.4 君は恋を知らない(6)/RIMLAND】
2 【いのちのさえずり/アイカラッカ】
2 【青のアイリス1/朝なぎのお茶】
2 【いたちきたみち。/牛の胃袋】
2 【CACHE CACHE総集編/国立少年+NIKKA】
2 【十月夏―ジュウガツナツ/J.N.R】
2 【Girls TALK #1 Theory and Psychology of Girls Relationship/succha】
2 【黒い世界/たべもの】
2 【ともだち/にゃんにゃんにゃん】
2 【てをつないで/花苺】
2 【この一冊で分かることもあるかもしれない日本神話/B&S】
2 【ハーピー/昼寝堂】
2 【十年トラップ/Plastic Age】
2 【おはなしどろぼうのはなし/bloom】
2 【本日晴天さくら日和/ぽらんぽらん】
2 【オチケン/MOOK-TV】
2 【MMMM/薬缶猫】
2 【HAPPY FAMILIES/ヤマダ販売所】
1 【リリの世界/アカイテッキュウ】
1 【蟻ハリピーナッツ/アカイテッキュウ】
1 【カセットテープB面予告本/アトミックフェザー】
1 【夢見月の種子III/atelier efira】
1 【ソウルレスポップ/あまりもの】
1 【歌うてづるもづる/あまりもの】
1 【七月の怪電波/あわたけ】
1 【峠の2人/安パン】
1 【Yシャツ同盟会報誌/安パン】
1 【四角の時/無花果】
1 【ふとんの王国/稲荷山】
1 【サチコとオバケ/いののお店】
1 【けむたいあいつ/いののお店】
1 【漫画少年ドグマ001/インディーズ出版レーベル組合】
1 【ウィズダムじごく(天)/インディーズ出版レーベル組合】
1 【雨降らしの森 上・下/WE ARE】
1 【Rose de cafe 第3号/UTENA】
1 【かがやく空と君の声/UTENA】
1 【彼女が彼氏になった時。総集編その1/8・18】
1 【What a Wonderful Life with Motor Soundず/A-Y POSITION!】
1 【The Next Generation of SF MANGA/SFアンソロジーコミック実行委員会】
1 【Flojera/eso aparte】
1 【ジャンキーズ・2/おねえやん追悼】
1 【ポジ2/オリバー・クローバー】
1 【温泉卵と黙黙大根 其ノ弐拾/温泉卵と黙黙大根】
1 【温泉卵と黙黙大根 其ノ拾玖/温泉卵と黙黙大根】
1 【パーフェクトメランコリック!/階段町】
1 【世界の果てで待ち合わせ/海底温泉】
1 【天ノ花 地ノ月 咲/蛙の館】
1 【ゲーム/カケラノカケラ】
1 【泣き虫/がちょうさんといっしょ】
1 【WARABIN!/カネハル】
1 【おいしいカルボナーラの作り方/烏丸車庫】
1 【東京日和/カラビナ】
1 【拳のマリア/奇人別動隊】
1 【RACING HEART/CANCER.02】
1 【古本屋さんの休日/KING'S CROSS】
1 【サッチとユーリのちきゅう★おんだんか。/クジラックス】
1 【アキバ暮らしを楽しむ本 4/くぬぎやま通信社】
1 【春夏秋冬/熊団】
1 【クラウディア航行記/雲形発着場】
1 【蝶愛歌/くりぃむびすけっ★】
1 【CRISS.TOWARD THE WEST/グループダンジョン】
1 【砂漠のウサギ/グループダンジョン】
1 【SCHOOL LIFE CASE BOOK /CLOCKWORK HEARTS】
1 【月の街/クロヤ】
1 【琥珀の夏/KH901】
1 【よりぬき阿修羅さん/計算塔】
1 【ロッカーの裏/童話建設王国】
1 【フキゲン姫/KOIZUMIX!】
1 【負け犬の結婚っ!!/光画部&カウラン・ファウス】
1 【うさぎの飼育日誌/ことりの小部屋】
1 【TACT:07/桜井家】
1 【高杉+久坂の無料配布です。/さるさるの惑星】
1 【バライロ/酸素型人間】
1 【T.T.S/サンタロー】
1 【春秋カリスマ時代/She saw the scene】
1 【4seed9nine/SYSTEM4】
1 【ワイルドライフ/渋谷庵】
1 【フルコース 04/07/首都サークル東京】
1 【eyesoreエピソード集2/すこやかペンギン】
1 【れんたるかまいたち/スタジオシトミ】
1 【夏の行く音/スタジオみるくてぃー】
1 【月はみている/スタジオみるくてぃー】
1 【実録? ホステスのお仕事。/スタジオみるくてぃー】
1 【カンナの八百夜帖/世界の犬のエサ】
1 【あべしンち2/滝季山影―国際騒動局】
1 【彼女の趣味はBoysLoveです/武田商店】
1 【outsider4/蛸壺屋】
1 【RAINBOW DROPS/TANITOMO】
1 【Gothic Lolita Mariage/チョコレートショップ】
1 【蛾フォース/つゆくさ】
1 【ウサマさん(4)/鶴川文庫】
1 【フッパ創刊号/低学歴の記憶】
1 【鉄腕ナース総集編/鉄腕少女】
1 【それは魔法のような/電導バブー】
1 【ロッカールームの密事/童話建設王国】
1 【桔梗りんどう3/渚のハイカラ金魚】
1 【お花あそび/渚のハイカラ金魚】
1 【水面に灯る焔/なまくらそいそーす】
1 【HAPPY BIRTHDAY TO TOMMY/なまもの詰め合わせ】
1 【バイバイ/難病中学生】
1 【アナタノコトガダイスキナンデスガ!/NIKKA】
1 【痔日常的な日常/脳髄魔術&NO-NO'S】
1 【オデット/ぱうひろ電卓】
1 【あお/ハクボ】
1 【SMILE MAINTENANCE/Pastime Cafe】
1 【地球防衛OLいちご1/HATA TAHA】
1 【COMMERIAL2/パッヂ・アー】
1 【Story Teller Story 01:ERISA/鳩】
1 【eco/鳩のたまご】
1 【空宙庭園/はと屋】
1 【猫男/Honey×Honey】
1 【Bill Gates & Steve Jobs/バリクパパン】
1 【FORCE[14]/BarcHetta】
1 【世界の魚介ツナ類図鑑/beetle beat】
1 【ゴザルでドロン/ヒーロー気分】
1 【さんげっと通信/びぃんず★ふぁくとりぃ】
1 【少女闘争/日陰の無】
1 【思想-心の詩/光の旅】
1 【蘇枋の年/ひつじ座】
1 【BATSU-GIRL/PIT-A-PAT】
1 【路地裏のカフェプレオープン/PIT-A-PAT】
1 【rueda/binaria×cassini】
1 【BLACK&WHITE/HIYOKO INDUSTRY】
1 【逃走起点/不知道】
1 【ねこがはなし/PHOTONLANCE】
1 【熟果(上)(下)/Plastic Age】
1 【スイムスーツオペラ試用版/プロペラ】
1 【俺は利口な犬/屁のカッパ】
1 【ハッピーアイスクリーム・5/ほしのゆりか】
1 【ハッピーアイスクリーム・6/ほしのゆりか】
1 【STUPID #1+#2/BoleRO】
1 【レイピア/ボナンザ】
1 【未来/マカダミアナッツ】
1 【こいびと幽霊/money child,rich child】
1 【Alice's Closet 2007 Summer/mariendistel】
1 【サヨナラペイン/みいこプロ】
1 【書生日記/みそ煮】
1 【美術館のうた4/ミナカル堂】
1 【オプー総集編/ミュンヒハウゼン症候群】
1 【SHE-HER VS MY-ME/無風領域】
1 【街の日/Mogravity装置】
1 【疲れた神尾くん2/モッコニ】
1 【国会コメディ2007 タソガレジーム/桃熊薬局】
1 【Arcobaleno/mol】
1 【参戦ロンドン/ヤイ企画】
1 【没薬は誘う/夜光採園】
1 【今日の私事ですが。/よだかの記】
1 【OLD SONGS/四ツ角】
1 【ベンジャミンとなつのひ/夜色オルガン】
1 【もぐもぐ戦/乱痴気事虫所】
1 【日々気楽/れあれあのふうぱ】
1 【あかりとうたこまとめ/レトロ商会】
1 【ナンバーワンよりピョンピーピャン(創刊号)」/WAIWAIスタジオ】
1 【実行部4/ワインねこ】

(有効投票数…40)

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読書会アンケート

10 【サチコとオバケ/いののお店】
9 【僕の架線を守って/紙端国体劇場】
7 【雨降らしの森 上・下/WE ARE】
6 【よりぬき阿修羅さん/計算塔】
6 【HAPPY FAMILIES/ヤマダ販売所】
5 【ガーディアン・ガーデン/いちまつ】
4 【へろにぎり/HONEY STUDIO】
3 【いのちのさえずり/アイカラッカ】
3 【あやかし廻/帰去来】
3 【その後のクローン/ザクロ伝説】
3 【鉄腕ナース総集編/鉄腕少女】
3 【内藤ワークワーク/野原がしげる】
3 【ノンちゃんと不幸なわたし/ファイントリック38】
3 【きっとかわいい女の子/モテたくて、眼鏡】
2 【紅茶屋弐番館/ALBATROSS工房】
2 【けむたいあいつ/いののお店】
2 【ゲーム/カケラノカケラ】
2 【黒い世界/たべもの】
2 【ABOUT ME/つちのこ準星群】
2 【ともだち/にゃんにゃんにゃん】
2 【無職マン/メルプのお部屋】
2 【MMMM/薬缶猫】
2 【もぐもぐ戦/乱痴気事虫所】
2 【Frame Beauty!/リリカルマジカル】
1 【リリの世界/アカイテッキュウ】
1 【ソウルレスポップ/あまりもの】
1 【第五工廠/あわたけ】
1 【犬と氷とそれから私/稲荷山】
1 【猫男/岩飛猫】
1 【彼女が彼氏になった時・3/8・18】
1 【こあぐら!/AQ-OS】
1 【或る作家/egg oil】
1 【航空天使スコードロンキューティー/FCパチモン&RYUSE-P】
1 【恋の奴隷/M's MAGAZINE】
1 【水の下の千の夢/おがわさとし雑貨店】
1 【邯鄲の花 2/おざわ渡辺】
1 【Croissant touch/onigiri】
1 【日々NO雑記/おひるね工房】
1 【温泉卵と黙黙大根/温泉卵と黙黙大根】
1 【世界の果てで待ち合わせ/海底温泉】
1 【負け犬の結婚!/カウラン・ファウス】
1 【天ノ花 地ノ月 咲/蛙の館】
1 【おいしいカルボナーラの作り方/烏丸車庫】
1 【拳のマリア/奇人別動隊】
1 【スーパーレディレナちゃん第3部/木持アート出版】
1 【さよならぼっちゃん/きり缶!】
1 【うさぎくんとふしぎなき/ぐーぱんち東京支部】
1 【月の街/クロヤ】
1 【ONE DAY.00/GHOSTCAT83】
1 【武蔵野茶房/小金井市民】
1 【CACHE CACHE総集編/国立少年+NIKKA】
1 【少女機甲物語/小紅堂】
1 【だんだん山のナナヒカリ/ささやかドリーマー】
1 【ハートの勇気/ざわざわ河】
1 【ツインテール力学/JH科学】
1 【QUARTETTO/四川大車】
1 【コノモノ。2/すあまフレンズ】
1 【マッサージ屋さん/すずなり少女】
1 【?/ストランドバイブル】
1 【恋を抱いて眠る/スネグーロチカ】
1 【春を待ってる花がいる/青春マン】
1 【ふたなりごと自由帳/世田谷ボロ市】
1 【途切れた鉄路の向こう側(5)/微風重工】
1 【旅の冒険者/旅の言霊】
1 【世界中のたわごと/たまぢまん】
1 【ひまなつ/つちのこ準星群】
1 【メイド他/つゆくさ】
1 【まほほん/Teha・Find】
1 【コンにちは-緑福神社-/Teha・Find】
1 【THE FLOWER TO THE DREAM THE SNOW TO THE DREAM/dolcemaro:Torte】
1 【Lough & Graffiti of Painting-9-/NINE TAIL】
1 【とり/NUCLEAR PARADISE】
1 【デジタル仕上げの基礎知識/ヌクレオチドファクトリー】
1 【アカシックレコッズ/ハイヴリッド】
1 【はれたりくもったり/パキシル】
1 【コカミナリ/ハクタク】
1 【SMILE MAINTENANCE/Pastime Cafe】
1 【eco/鳩のたまご】
1 【空宙庭園/はと屋】
1 【松岡竹下梅宮/ぱへかへ×CWH】
1 【猫筆屋 弐/ばるけん】
1 【この一冊で分かることもあるかもしれない日本神話/B&S】
1 【世界の魚介ツナ類図鑑/beetle beat】
1 【少女闘争/日陰の無】
1 【Pair(3)/HUMAN ECOLOGY】
1 【どくそうずかん・やくそうずかん/漂流日誌】
1 【24 HOUR PARTY PEOPLE/Factory Closing】
1 【毎日が同人誌/風月館】
1 【「再眠」/ブルーピーター】
1 【QUE SERA THERAPY/bloom】
1 【天然ナイン Vol.0.1/BE-NA-STUDIO】
1 【ユリコレ/ボナンザ】
1 【STUPID #1+#2/BoleRO】
1 【蒼い音色/MuttiBou】
1 【オシオすたいる/まるちぷるCAFE】
1 【オプー総集編/ミュンヒハウゼン症候群】
1 【なれのはて/紫。】
1 【霧生マキは左巻き/めばえあにめ】
1 【メメチやき/メメチダイヤモンド】
1 【White Dub/メリベニ】
1 【国会コメディ2007 タソガレジーム/桃熊薬局】
1 【ベンジャミンとなつのひ/夜色オルガン】
1 【宵待郵便/リラリリックス】
1 【ですま・夏/604800ノウタ】

(有効投票数…41)

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【いのちのさえずり/アイカラッカ】
●不思議な世界なのにやわらかくまるで実在しそうな空気で描かれてます。今まで出された再録集、季節を語りどれもこれも味のある素敵なものです。読み終えた後はすがすがしい気持ちにさせてくれました。(東京都・藤里)

【蟻ハリピーナッツ/アカイテッキュウ】
●銀行強盗をする男女の物語。後半部のせっぱ詰まった男の顔が良い。(宮城県・naka)

【リリの世界/アカイテッキュウ】
●スラムと化した日本で、廃トラックを住処にひとりで生きる少女リリのお話。父の形見である大きな義手を引きずって、前線に実弾を運んでいったり飲み屋の客からツケ代を貰いに行ったり。ハードな境遇ながら、デフォルメの効いた絵柄のせいか重苦しい印象は受けず、希望のあるラストには救われる思いがしました。(神奈川県・mz1)

【青のアイリス1/朝なぎのお茶】
●「ひとりより淋しい」シリーズの総集編。メインの2人、草薙くんと加藤さんとの関係にドラマのような"劇的な展開"があるわけではない。だが、日常(読み手)の恋愛は、ここに描かれているように些細なやりとりで一喜一憂するものかと。読後、なにかを感じる作品です。(千葉県・謝)
●大学生のカップル、草薙と加藤を描く連作集「ひとより淋しい」シリーズの総集編。付き合ってから「好きだ」って言うまで半年かかったり「君は何歳だ?」と友人にあきれられたり等、もどかしさと愛おしさが一杯。ちなみにアイリスの花言葉は「あなたを大切にします」。(埼玉県・阿部紀巳夫)

【カセットテープB面予告本/アトミックフェザー】
●絵は荒削りで適当な部分もある…が、それが味になっていて逆に良い。予告本だが現実離れした出来事に先が期待できる。ありそうであまり見ない、男が女子校へ入学するパターン。本編に期待!(神奈川県・ヨウヘイ)

【夢見月の種子III/atelier efira】
●隆昭に離婚を告げ、その理由を話さず皆の前から去ろうとする亜津子。お互いを、家族を思い遣る故のすれ違いはもはや修復不能なのか。そんな中、この世に生をうけることが叶わなかった"未生"の魂の消滅が近づく。現実とファンタジーの融合を描く物語もいよいよ佳境。(?・Mickey☆Bear)

【ソウルレスポップ/あまりもの】
◆個性的。(?・?)
●三五千波のガロ作品と同人誌、書き下ろしを含めた厚みある一冊。三五さんのあふれ出る才能と知性の洪水。地下鉄の構内から、旅館の庭園から、下町の銭湯から、人が妖精が息づく。三五さんは永遠の少女だと思います。俗世の中で生き生きと泳ぎ回る、まじりっけなしの少女。(東京都・ほしのゆりか)

【歌うてづるもづる/あまりもの】
●女子高生と女教師の日常だけど現実とは離れた儀式にて。女の子だけの世界が文芸的に文学的にそしてシュールに描かれます。ミニスカとジャージの組み合わせのファッションが不思議とカワイイです。(東京都・ゾン子)

【紅茶屋弐番館/ALBATROSS工房】
◆高校男子の喫茶店アルバイトもの? それってかつての王道と思って読み進めたら、メガネカフェ! そのまま萌えて流れていくかと思ったら、実はしっかり紅茶ネタもちりばめられたり。流行りもののようで、ちょっと見たことのない新しさ。でもメガネ男子よりも、強引店長の話も読んでみたいなり。(埼玉県・JB)
◆メガネ男子喫茶本。絵もみやすい。こんな喫茶店行きたいよ~♪(埼玉県・桃乃)

【第五工廠/あわたけ】
◆やっぱイイッすね。(?・?)

【七月の怪電波/あわたけ】
●(何となくだけど)少女の観点でのストーリーで心が洗われるようなほのぼのとした作品でした。現実には無さそうなセクシーな一枚服と時間を忘れる田舎風景、疲れた都市生活に読んでみるとほっとします。「あわたけ」さんの作品って時がゆっくりして平和ですねー(^o^)。一度でも何度でもいいからこんな少女のキャラになってゆっくり過ごしたい…。(東京都・泉水沢たかし)

【Yシャツ同盟会報誌/安パン】
●面白かった。今までチェックしてなかった自分が不思議。やっぱティアマガは参考になります。内に秘めた感情をどう表現するか。間のとり方が絶妙で、思わず部長にひかれます。梅が楽しみ。

【峠の2人/安パン】
●クラスメイト女子ふたり。学校の集会中の、冬のいちゃつきエピソード。マフラーや即席カイロを渡そうとして遠慮され、と、私語交わし合う中、笑顔や強引行動への反応に相手の可愛さを発見。無料配付本ですがアホラブさに一票。(東京都・かまち)

【四角の時/無花果】
●目に力のある少女達のイラスト集で、好きです。(京都府・夏)

【ガーディアン・ガーデン/いちまつ】
◆もう少しお花や植物のからんだ話かな、とも思ったんですがキャラが立っていておもしろかった。続き期待しています。(鳥取県・丸餅)
◆南の森に現れたドラゴン退治のために探していたガーディアンと間違われて城に連れてこられた庭師のミニ。そして再び現れたドラゴンを退治するのではなく…。話のまとめ方に作者の優しさを感じます。「…庭師だもんな…」のセリフがツボにはまります。(東京都・ダブルオー)

【ふとんの王国/稲荷山】
●昔「何をしてもダメなら寝るしかないよね」という歌詞の歌があったのですが、主人公がまさにそんな感じ。少し歯車がかみ合っていない時、ふとんは外界からのバリアになってくれます。そして役割が終わると、ただのふとんに戻るのです。(三重県・ふたつぎ)

【犬と氷とそれから私/稲荷山】
◆ほのぼの。(東京都・TK)

【けむたいあいつ/いののお店】
◆先生がおもしろい。(東京都・TK)
◆気持ち悪いけどイイ先生…というか、生き霊?(東京都・まゆみ)
●変な先生が煙からあらわれて、教え子とお話をする物語。先生が涙を流すシーンは秀逸。(宮城県・naka)
【サチコとオバケ/いののお店】
◆一軒家にすんでいる小説家の女の子とオバケの話。夏の想い出。なつかしい想い。絵もすっきりしていて、読後感も良い。(埼玉県・桃乃)
◆キャラクターが皆とてもかわいらしい! 穏やかな雰囲気で読んでいてとてもほっとする作品。(埼玉県・安藤はじめ)
●小説家サチコ、彼女の家に同居する愛玩系ふにふにオバケ親子、そしてサチコに淡い恋心を抱く近所のちびっ子コウキ。2人と2匹が織りなすほのぼのストーリー。すっきり読みやすい絵柄と着想の面白さ、しっかりした人物描写がいい。今後が楽しみなサークルです。(東京都・おすぎ)

【猫男/岩飛猫】
◆委託本の用ですが、雰囲気があって印象に残ります。あと人外(元は人間ですが)と子ども(僕と言っていますが、男の子なのか女の子なのか?)の組み合わせも良いです。好きです。(埼玉県・木林)

【ウィズダムじごく(天)/インディーズ出版レーベル組合】
●ジャケ拾い、パラ見買い。ブレーンさまにひれふす2人のなさけなさがキュート。高密度で黒い独特な描画が安定したまま続くさまにおどろく。イヤな言い方ですが「古き良きマンガ」のような濃厚さを味わえました。(埼玉県・エクレア)

【漫画少年ドグマ001/インディーズ出版レーベル組合】
●主筆・香山哲は同人およびミニコミ業界の現状を「今や自費出版は生産ではなく消費活動に属している」と説く。この現状認識は全く正しい。コミティア最大の矛盾点はココにある、と云ってもいい。同人業界とは全く無関係に創作活動を始めた僕は、この巻頭文の熱さに感動した。この感動は自身に猛省をせまるものでもある。また、「運動のマンガ(マンガによる社会参加)」を自己流で実践した結果報告「綜括前夜は明けない」も興味深い。(東京都・中島武明)

【雨降らしの森 上・下/WE ARE】
◆優しいフンイキと、途中からのコルのgo!go!なカンジと年上(オジサン)受けが…。すごくツボにハマりました。(東京都・まゆみ)
◆異世界に迷い込んだ中年男・榊と世話人・コルとの物語。榊司朗という"神の木を朗らかに司る人"の意を持つ"雨男"が呼ばれた事、そしてコルが移動系の草木の司である事、全てが必然性を持って結末へと進む。この世界での使命を果たす覚悟を持つ榊。しかしそれは別れにつながる為、コルは約束の地に赴くのを拒否する。果たして砂漠に雨は降るのか、神の木は復活するのか、そして二人の運命は…と2冊計200ページ超のボリュームだが一瞬たりとも目が離せない。おだやかな後日談が心地よい、少しJUNE入った本格的ファンタジー。もう一組の迷い人と世話人の話を発行予定との事でこちらも楽しみ。(埼玉県・阿部紀巳夫)
●異文化の邂逅、性の問題、機知と笑い等、ル=グィン"ハイニッシュ・ユニバース"を想起させる傑作。(?・紀子)


【いたちきたみち。/牛の胃袋】
●イタチとの「長いお別れ」を中心に描いた本でした。動物と暮らす時に避けては通れない事なのですが、必要以上に湿っぽくならず、楽しい思い出なども交えつつの報告になっていました。テーマがそれなので「面白い」と言ってしまってはいけないのかもしれませんが(笑)好ましい本だと思います。(東京都・いたちの星)
●"猫たちのアイドル兄貴は死んだ!""寿命だからさ…"(本文より)というこの1コマにこの本の全てが集約されているような気がします。ペットの死を看取るのは辛いことですが、幸せなことでもあるのだと思った。フォーエバー・兄貴!(東京都・さまちゃん)

【かがやく空と君の声/UTENA】
●綺麗な絵と話の途中で入るカラーページが印象的です。主人公の羽鳥誠司がとても好きな人への愛情が深く、魅力的です。(京都府・夏)

【Rose de cafe 第3号/UTENA】
●サークルの投稿制会報誌と言う珍しい本で沢山の方々から投稿されたイラストが満載です。その他に作者お得意の四コママンガや読切りマンガがあり、とても読み応えがあります。そして目標は参加者1万人を目指す作者の熱い思いに圧倒されます!(千葉県・平川浩敏)

【彼女が彼氏になった時。総集編その1/8・18】
●著者・宮本たか子とGIDの恋人・木津晶(あっくん)、飼い猫ボブの楽しい同棲生活を描いた作品の再録集。作者がオタクである事に加え、事実ついて知っている事が面白い。わずかなページの「真面目な話」がヘテロからの齟齬や偏見を改めるのに役立つ。(東京都・機動隊戦士プロパガンダム)

【彼女が彼氏になった時・3/8・18】
◆作者・宮本たか子と恋人でGID(性同一性障害)のあっくんの日常生活を綴ったもので、今回は宮本's両親へのカミングアウトが中心となる。大変だったのは親が異性愛者の視点でしか知識が無く、作者も聞かれたことによってへなちょこカミングアウトがかろうじて出来た事(内心シュラバだったかもしれない)。しかし終わってみれば家族ぐるみで仲が進展するなどとにかく良かった。私の見解だが娯楽であれだけセクシャルマイノリティーがヘテロに消費されているのに、事実や人権について無知なのは良くないので齟齬や偏見の洗い直しは常に必要。後、DP法はわずかばかりの支援になるかな。(東京都・機動隊戦士プロパガンダム)

【What a Wonderful Life with Motor Soundず/A-Y POSITION!】
●愛車に対する思い入れは無限、ロマンとカッコ、何より風を切る気持ちよさのためなら無茶だってやってしまう、素敵なバイク乗り達の短編集。当然金に糸目は付けないけど、おかげでどこか漂ってしまう彼ら特有の貧乏臭い空気(失礼)が見事に表現されているのがステキだと思いました。(東京都・樹庵)

【The Next Generation of SF MANGA/SFアンソロジーコミック実行委員会】
●今年の9月に横浜で行なわれた世界SF大会(ワールドコン)に合わせて発行されたSFマンガアンソロジー。さすがにワールドワイドな企画で、本文ネームはすべて英語(日本語版副読本付き)。日本の同人作家のクオリティをぜひ世界の人に読んで欲しい一冊。(東京都・中村公彦)

【Flojera/eso aparte】
●女の子表情がコロコロと豊かでカワイイですよね。(京都府・まりお)

【或る作家/egg oil】
◆いいかんじの絵、見やすい読みやすい。次作も期待。(埼玉県・桃乃)

【航空天使スコードロンキューティー/FCパチモン&RYUSE-P】
◆まじめに、全力でばかをやる(失礼!)ってサイコーです! それも戦闘機少女。ツボでした。読書会ということも忘れ満面の笑みでした。ピュアな女のコの宝物が小牧南工場で、ウェポンベイを開けるとおぱんつがみえるなんて、それを全ページフルカラーでなんて、最高です! 次巻が待ち遠しいです。(埼玉県・JB)

【恋の奴隷/M's MAGAZINE】
◆タイトル通りのストーリーで読者の"その実、愛される"の期待に応えてくれない二本立てである。特に表題作の主人公の恋をした相手が何ひとつ愛さない由の行為が、愛されたい辛さを超えて痛い。(東京都・機動隊戦士プロパガンダム)

【邯鄲の花 2/おざわ渡辺】
●まんがを描くことの目的って何でしょう。自分の言いたいことを伝えるため、まんがを仕事にしたいため、有名になるため。どれも本当だけど、全部をかなえることは出来ない。るりりさんはどの道にすすむか迷っていて神様に答えをきくのをおそれる。未来がわかってショックをうけて自分がどうなるのか。生活とまんがを成立たせるのは、どうしたら良いのか。るりりさんの悩みはコミティアでまんがを描いている人が抱くものです。趣味として割り切れるのか、もっと自分を追いつめて、売れるものを描くのか。るりりさんの出した答えは正しいかわかりません。でも彼女のまんがを読む人がいる限り幸せなんだと思います。(東京都・すぎやま文)
●同人作家が主人公のマンガ。…とはいいながら、どんな業界が舞台になっていてもおかしくない、一種の寓話として読むことができます。「1」「2」と分冊になっていますが、主人公の生活ぶりが描きこまれている「1」から読み、さらに「2」をよんで「そういうことだったのか!」と驚かれる展開をおすすめします。(「1」は同人20年選手としては、読んでいてずいぶんチクチク心に刺さるところがありましたが、それはまた別の話です(笑))。コミティアの初期から、佳作・話題作を描き続けてきたおざわさんの最新作といことで、ひさしぶりに「あの」おざわが「また」やったか!と興奮させる一作でもありました。これで初めておざわ作品を知ったかたは、ぜひ過去作品にもチャレンジしてみてください。(愛知県・金シャチ)
●「2」何回も読み返しているのですが、読む度に心をかき乱されて、うまく感想が書けません。すべての、業の深い漫画描きに読んでほしい。(東京都・さまちゃん)
●華々しい商業誌の世界の裏側で、同人作家の「邯鄲の花」がぽっかり、ぽっかりと咲いている光景が目に浮かんだ。私はその中の花を咲かせる一人で、「神様」に見つけてもらって感謝の念でいっぱいになりました。花が咲く、そこらかしこでいっぱいいっぱい咲いていますよ。(東京都・ほしのゆりか)
●同人であるということは、こんなにも情けなくて手痛くて。けれども手のひらに残る夢のぬくもりは、ささやかなのにこんなにも暖かくて。すべての悩める同人作家と、同人を愛するすべての人に、ぜひ読んでほしい。前者にとっては厳しくも力強いエールになるだろうし、主に読む側で同人に接してる人たちにも「あなたの存在がどれだけ私たち同人を支えているか」かぼそいけれど精一杯な、作品の形を借りたラブコールがきっと届くはずだから。(神奈川県・舞村そうじ)
●同人誌やる者としては、あまりにも身につまされた『邯鄲の花』完結編。ラスト、自分の生き方を見つけた主人公の姿に涙しました。どんな「表現」をするか、それはどんな「生き方」を選ぶのかということ。商業誌の亜流ではない、同人誌でこその傑作です。(東京都・笹生那実)

【Croissant touch/onigiri】
◆絵がよい。(東京都・勝沼伸彦)

【ジャンキーズ・2/おねえやん追悼】
●おねえやんの本は社会勉強になります。こんな人達は、こんな環境で、こんな風に思っているのかぁ。もう続編が読めないのが残念です。(東京都・或磨えり子)

【日々NO雑記/おひるね工房】
◆イラスト集、描き方が上手い。(?・?)

【ポジ2/オリバー・クローバー】
●とにかく、登場人物がもれなくカワイイ! それでいてキャラクターの感情がストレートに伝わってくる、ふしぎな絵です。読んだあとは心がどこかあったかくなる作品です。ツン! ツン! そしてデレ(?)の根津(ねづ)。笑顔がステキ! 写真家を夢みる蓮(はす)。(千葉県・藍沢佑)

【温泉卵と黙黙大根 其ノ弐拾/温泉卵と黙黙大根】
●「僕と猫」「海辺の食堂」という作品が良かった。それぞれ一ページの短い小説だが、読んだ後フッと唇がゆるむ感じ。(千葉県・柳屋文芸堂)

【温泉卵と黙黙大根 其ノ拾玖/温泉卵と黙黙大根】
●淡々とした味わいの「夜明け前」が素晴らしい。「ヨカナーンの首」は息苦しくてクラクラする。このサークルは作品の組み合わせ方がいつも上手い。文章はどちらもハイレベル。(千葉県・柳屋文芸堂)

【温泉卵と黙黙大根/温泉卵と黙黙大根】
◆"僕と猫"が良い味出していました。かわいらしいやりとりが本当にありそう。(東京都・平山ゆきえ)

【パーフェクトメランコリック!/階段町】
●男を食べて、その死体に花を咲かせちゃう特殊な一族の娘、花屋敷さん。目撃者の男を殺し損ねるどころか、動じなかった目撃者に翌日告白されちゃって、たじろぐことに。歪んでるようなチャーミングなようなヘンテコストーリー。「実は恋」の台風前のようで、存外に楽しい。(東京都・めたも)

【世界の果てで待ち合わせ/海底温泉】
◆肉体関係を持った弟と姉の短い物語で、七夕の如き逢瀬が呪い同然に続く。彼等はこのまま幸福になれるのだろうか。互いの人としての願いは叶うのだろうか。(東京都・機動隊戦士プロパガンダム)
●離ればなれになった姉弟が一緒に暮らす計画のため二人は年に一度逢いつづける。作品全体に漂う哀愁がこの姉弟の終着点に何が待っているのか気になってしかたがない。(茨城県・がくや)

【負け犬の結婚!/カウラン・ファウス】
◆見合体験本、なんかすごい~。内容濃いし読みごたえある。(埼玉県・桃乃)

【天ノ花 地ノ月 咲/蛙の館】
●忍びにまつわる一族の娘・絹が束の間の里帰りの末、政略結婚で嫁入りへ。重苦しい宿命の予感の中、嫁入り道中の輿の中に入らず変装して歩くなど、大人しくはなさそうな絹の野性的振る舞いが魅力。しかもこの刊は非人間的そうな人物も出てくるが、わりと情が通ってて好感触。(東京都・風花)

【ゲーム/カケラノカケラ】
●電車の中でゲームをしていて…というお話。限られた空間が舞台でしたが、話のテンポが良く読んでいて楽しかったです。(千葉県・謝)
◆好きな人とのきっかけを作るためにゲームに手を出した女の子。だけど彼女は夢中になると見境がなくなる性格だった。最近は電車で携帯ゲームをしている人も多いけど、リアクションが大きい人はやりづらいよね。それだけ夢中になれるということだけど、周りは大変だ。(神奈川県・ここり)

【泣き虫/がちょうさんといっしょ】
●人の想いを敏感に受け止め、すぐもらい泣きするテレパスな男の子のお話。「泣きすぎると頭痛くなる」のアドバイスに幼少の頃を思い出して思わず微笑。ちょっとひねったオチが可愛くてヨイです。(埼玉県・歩き目です)

【WARABIN!/カネハル】
●知人のお父さんが亡くなり、飼っていた柴犬・わらびを引き取って飼う話。フィラリアなど、いいコンディションとは言い難い状態がボコボコ発覚。「悲喜こもごも」と言っていいエピソードだが、筆者・夢路行さんの動じない?語り口で、ドライなユーモアの味わいとなっている。(東京都・三毛孤)

【僕の架線を守って/紙端国体劇場】
◆ついに出た鉄道擬人化本。擬人化というとよくあるのがイラストなんだけど、これは何とマンガだー。主に擬人化されているのは、北関東の鉄道たち。どうも作者は東上線をこよなく愛していて、JRが憎いとみた。 擬人化本としてはこれが5冊目で、今回は5月6月に起こった2件の架線事故の話。在来線で起こった事故の振り替え輸送に仕方が無く新幹線に頼みに行くのだが、新幹線がキザったらしくて、鉄道としてどうかかと思う。 キャラの作りが路線の特徴を良く表していて、そんなに鉄道に詳しくなくても大丈夫。読書会で声に殺して笑った後、ホモくさいので出来れば絡みもと思ったけど、それ鉄道事故だよねと"テツ"じゃなのに妄想してみた。(東京都・京王線沿線)
◆関東圏のJR擬人化本。主に北のほう中心だが、相互乗り入れや架線事故が時にシリアス時に笑いに。よくここまで考えつくと思うようなネタ満載。個人的には八高線登場が大ウケ(笑)。(神奈川県・きょくちょ)

【おいしいカルボナーラの作り方/烏丸車庫】
●上村・22歳・就活はしてない。彼女に振られて意気消沈してるときにたまたま入ったパスタ屋で、なんとなくバイトすることになる。ストーリーはそれだけだけど、マスターとの会話がたぶん作者の22年の人生の葛藤を描いていて(違ったらすみません)とても好感が持てた。もっといろんな作品が読みたいと思った。(千葉県・治田直也)

【東京日和/カラビナ】
●「高校3年生の私は泣いてばかりいました」受験を控えたウラガとオリハラ、そしてオリハラの彼氏センパイ。どこまでも鈍感な僕と大事なことが言い出せなかった私。甘酸っぱい青春時代の機微を丁寧に描写してます。あの頃に戻りたい!(東京都・秩父)

【あやかし廻/帰去来】
◆お化け(?)の絵はこわかったけど、Happy endで読後感がすっきりで、とてもよかった。(東京都・まゆみ)
◆幽霊・妖専門の「妖廻り」に配属になった同心・虎之助は、霊視が出来るが超怖がり。そんな彼を推薦した、という同僚の全蔵と共に商家の幽霊の謎に迫る。怯え、悩みつつも健気に立ち向かう虎之助に共感し、爽やかで心温まるラストに思わずにっこり。(神奈川県・国里)

【拳のマリア/奇人別動隊】
●1・2・3の総集編。それぞれトラウマを抱えた、金髪のギィと少女りおの名作。昭和のレトロな空気の中での二人のやりとりがあどけなく切ない気持ちになりました。アクションシーンは迫力満点、是非この1冊にまとまった機会に、手に取っていただきたいです。(東京都・ほしのゆりか)

【スーパーレディレナちゃん第3部/木持アート出版】
◆大胆でゴージャスな感じが、全体から伝わります。(?・?)

【RACING HEART/CANCER.02】
●「メイドとご主人様のご子息」つまりお姉さんと少年という組み合わせは、この世に残された最終的な楽園であると再認識せざるを得ない。安らぎを約束されたその組み合わせで綴られたほのぼのストーリーは、私に最高癒しを与えてくれた。(?・お覇王)

【さよならぼっちゃん/きり缶!】
◆いいなずけであるはずの強気のメイド。話が続きそうでたのしみ。キャラが立っていておもしろかった。(鳥取県・丸餅)

【古本屋さんの休日/KING'S CROSS】
●古書店「巴旦杏」の店主・久住とレストランマネージャー・真理子との恋愛模様。疾風怒濤の仕事の日々を語りストレス発散する一方で、自分の知らない時間への嫉妬を感じる等、手探りで相手との距離感をつめていく日常がイイ。キスした後で「すみません」なんていっときながら、巻末では二人でパジャマ姿ですか!? あーもう羨ましいよう。(?・紀子)

【サッチとユーリのちきゅう★おんだんか。/クジラックス】
●夏の昼下がり、女子中学生二人が地球温暖化について、ゆるーく語り合う。分かってるつもりだったけど、改めて考えると温暖化って難しいですよね。二人の想像力に笑いながら読んでいたのに、読後には地球の未来について考え込む自分が。地球やばい。(神奈川県・吉田雄平)

【アキバ暮らしを楽しむ本 4/くぬぎやま通信社】
●今年の5月私がアキバへ行った際アニメ店や電気店の中を神輿が通っているという不思議な光景を見ることがありました。地方から遊びに来た私には何の祭りか解らなかったのですが、今日の本には、このアキバでの祭りにも触れており、この街の新たな一面を知ることができました。(茨城県・がくや)

【春夏秋冬/熊団】
●江戸の四季を彩る情緒あふれる連作の総集編。どれもこれも珠玉の風景を切りとった短編ですが、私が好きなのは「秋往来」のお久が秋の山々を写生しているシーン。なにげないながら奥行きを感じます。ラストのページは胸に来ます。(東京都・渡邊由紀)

【クラウディア航行記/雲形発着場】
●大空の国・クラウディアでは空の巨獣・竜魚が産卵期に入り飛行船の航行を妨げていた。ただ1隻出港したリーベル号にただ一人の衛士・ロゼ。下僕扱いされつつも船長との信頼関係が窮地からの逆転を生む構想が爽快。スペクタクルな空中バトルを描ききった力作ファンタジー。(埼玉県・ya53)

【蝶愛歌/くりぃむびすけっ★】
●黄色いチューリップと、蝶々の2人の片想いのお話。切なくって言葉一つ一つきゅんとしてしまいます。この方の描いているメイド×お嬢様シリーズのDolly? もオススメ。(香川県・りんこ)

【CRISS.TOWARD THE WEST/グループダンジョン】
●おなじみ「砂漠のウサギ」シリーズの新作。主人公達と戦車が大活躍する話。新しいキャラも出て読みごたえあり。(神奈川県・櫂澤慎治)

【砂漠のウサギ/グループダンジョン】
●何はともあれ、同人屈指の戦争マンガシリーズがまとめて読めるのは嬉しい限り。直接の戦闘ばかりでなく、補給(特に食い物)・人事・整備といった兵站の分野にライトを当て、悪戦苦闘を生き生きと見せている所が好きです。史実に沿うならまだまだ続くはず。楽しみにしてます。(東京都・樹庵)

【SCHOOL LIFE CASE BOOK /CLOCKWORK HEARTS】
●今思い返せば、何故こんなにも一つ一つのやり取りが特別だったんだろうと思いますが、高校時代はそんな時だったということをふと思い出させてくれる作品でした。確かに表情の裏側でいろんな感情が動いている時期なんですよね。そのまま演劇に出来そうなほど、リアルに描けています。(神奈川県・林祐也)

【月の街/クロヤ】
●ネコミミたちが地球と変わらず暮らしている"月"。しがないアパートで管理人をしている主人公は、本を読むのが趣味。ずーっと帽子をかぶっている司書さんが、実は"人間"なのではないかという噂が気になり、ある日、声をかけてみるのだが…。ワンテンポ遅れた反応をする管理人さんが妙にカワイイです。(埼玉県・エクレア)

【琥珀の夏/KH901】
●大崩壊によって、海底に沈み捨てられた街東京。その海を舞台に依頼人の想いの欠片を拾い集めて潜る少年少女。ある事件を契機に対立しているはずの特別警備隊から依頼が舞い込む。意図は何か。過去に怯えながら潜るタワーの中に隠された秘密は何か。切ないけど尊さを感じた。(東京都・ひでお)

【よりぬき阿修羅さん/計算塔】
◆三面六手の阿修羅がセーラー服というつかみで、学園コメディかと思いきや、やはり戦いの神。「戦う意味を問いながら戦えるほど強くない」。高台で街を背にうすくほほえむ阿修羅さんは、戦いの修羅でなく、優しい仏のえみでした。(埼玉県・JB)
●お寺に雷が落ちて、何故か知らないけど、宝物殿にしまってあった阿修羅像が可愛い女の子になって動き出した…というお話。三面六臂の姿でありながら、生き生きと可愛い仕草をする阿修羅さんにホレた! お話の方もページ数以上に余韻があって、素晴らしかったです。おすすめ。(山梨県・CYON)

【フキゲン姫/KOIZUMIX!】
●キラキラのかわいい絵で描く、かわいい友情&恋物語。彼氏のできた友達に対する情緒不安定と、家庭教師君の理解による打開。くるくる変わる素直な表情の葵(といいつつ素直になれないんだけどね☆)、かわいい! 心和む王道・少女漫画♪(東京都・鰤)

【負け犬の結婚っ!!/光画部&カウラン・ファウス】
●遂に完結!(まずはご結婚おめでとうございます!)お見合い相手の嘘を見抜く術で気圧され、更にお見合い産業とそれらに巣食う人々の私利私欲魑魅魍魎生態の記録は圧巻です。お見合いも出会いの一つだと思っていた私の見込みは甘かったです。ごめんなさい。私も頑張ります。(東京都・負け越し)

【ONE DAY.00/GHOSTCAT83】
◆表紙の水色の髪のきれいなカラーにうっとり。この水色、どうやって作るんだろう。描くんだろう…。話もそうだし、絵も、無から有を生み出し、そこに力と美をとかしこむ力ってすごいです。(埼玉県・JB)

【CACHE CACHE総集編/国立少年+NIKKA】
●まりお金田さんと今村陽子さんによるリレー漫画の総集編。亡くなった当主に代わる新しい当主を探しに旅に出る、戦う執事と戦うメイドさん。アクションとちょっとエロいシーンもばっちり。途中忍者や妖精さんが出てきたりと、打ち合わせ無しでもまとめてるって凄いなあ(東京都・コンボイ指令)

【うさぎの飼育日誌/ことりの小部屋】
●いわゆるペット本なのですが、あまあまにのろけていない微妙な距離感がおもしろさを生んでいます! それでいて、飼い主のマイラブうさぎへのめろめろっぷりは、びしびし伝わってきます。ものいわぬうさぎの気持ちをこれだけわかるってすごい。愛なくしては出来ない。うさぎを飼っているひとなら共感したり知恵を授かったりするでしょうし、うさぎを飼っているひとでなくてもとても面白く読めると思います。(大阪府・治島カロ)

【少女機甲物語/小紅堂】
◆戦車少女、萌え~。しかしチハ車とはこれまた、何とも…。ドジで、ノロマなメガネッ子といえなくもない…の、かな。それより、何より、ツィタデレに笑かせていただきました。その4コマに歴史がみえる!(埼玉県・JB)

【TACT:07/桜井家】
●女の子同士の恋愛シリーズの最終章(最終回そのものではない)で、自分の本心と相手への本音そのものをテーマに、それが自分にどの様に返ってくるかが描かれている。このシリーズは同性愛(や他にも同調圧力や意思表示の瑕疵)の扱いがついでの部分でキチンと据えてあり、何らかの当事者性を持つ者にも共感できる。不可能でなければ将来再録集も出してほしい。(東京都・機動隊戦士プロパガンダム)

【その後のクローン/ザクロ伝説】
◆罰せられる遺伝子。犯罪者のクローンを作り、マスターの死後も、クローンに残りの刑期を背負わせる。クローンには犯罪の記憶もないのに。重いテーマだけどページをくくる手は重くならない。何か結論がかいてあるわけではないけど、何かをかんがえさせられる本でした。(埼玉県・JB)
◆死刑廃止とか、犯罪への刑に関することは重い話題だし、そういうことにクローンを使うというのも理不尽さあり、同時に被害者の立場もあり…。とにかく、久武さんの笑顔のさわやかさに、刑務所の内と外のギャップを感じ、せつないけれど、少しの救いもありました。暗くなくて良い話でした。(東京都・まゆみ)

【だんだん山のナナヒカリ/ささやかドリーマー】
◆人間のはじまりを描いた絵本。元来絵本は苦手な私でもほのぼのなストーリーで気楽によめた。イラストもほのぼの。あぁほのぼの。(東京都・I・KYU)

【高杉+久坂の無料配布です。/さるさるの惑星】
●幕末、高杉と久坂の一時期を空想して描いた作品。空想とはいっても、きちんと調査がされていますし、ふたりが格好よく描かれていて楽しめました。歴史に興味を持つ一歩になったりするかもしれません。(千葉県・よし)

【ハートの勇気/ざわざわ河】
◆彼氏が自分勝手で困っている女の子2人の話。たまには彼にやさしくしてほしい、女の子ならきっと誰でも思っているはず。でも男子は男子の、女子は女子の色々な考えや思いがある。でも最後に折れるのはやっぱり男の子ですね。(埼玉県・ととと)

【バライロ/酸素型人間】
●女の子ネタ中心の四コマ漫画。構成員100人を有するアイドルグループWWWの面々がかわいい。ひねった萌え四コマが多い中、こういうストレートに面白い素朴な四コマがあると嬉しくなってしまう。(千葉県・くるみ)

【T.T.S/サンタロー】
●変な大人二人と子供一人と変な悪役。皆キャラが立ってて見ていてすごく楽しい。特に子供のとまちゃんがかわいらしくて萌えました。惜しむらくは短いページに話がまとまり過ぎていたこと。今度は中長編が読みたいなあ。(埼玉県・霧のファイブエイエム)

【春秋カリスマ時代/She saw the scene】
●様々なシーンで働く人達を「春」と「秋」をモチーフに描く。「カリスマ」と呼ばれるその道の第一人者は一日にしてならず。努力、努力、ひたすら努力で正に"天才バッターは人知れず素振りする"のだ。ああ、自分もこんな格好よくて可愛いお姉さんに仕事教えてもらいたかったなー。(?・Mickey☆Bear)

【十月夏―ジュウガツナツ/J.N.R】
●路面電車が走る、町に住んでいる少年の夏の終わりに感じる心証風景を描いた作品。懐古趣味ではないレトロ感がいいカンジの作品です。(神奈川県・櫂澤慎治)
●昭和初期(?)の路面電車を軸にした3人の学生(ギンロ、トロリィ、ビュウゲル)の物語。鉄道に詳しい訳ではないので、電車のことはよくわからないが、背景や小物等が緻密に描かれていて好感。話筋は多少首をひねる部分もあるが、それもこの話のよさだと解釈。(神奈川県・局長)

【ツインテール力学/JH科学】
◆ツインテールについてここまで…追求するとはおそれいります。(神奈川県・ジャオレン)

【4seed9nine/SYSTEM4】
●色々な作品の影響を感じるが、このゴリゴリした絵ヅラの作者が女性であるということにビックリ。今後どんな作品を描いてくれるのか、期待大です。(東京都・ひー)

【QUARTETTO/四川大車】
◆33MHz氏の「しあわせのかたち」がよかった。(東京都・泉樹)

【ワイルドライフ/渋谷庵】
●某誌で掲載されていたシマリスのエッセイをまとめたもの。全然かわいくないリスの世話に奮闘する作者に同情します(笑)。(埼玉県・川越市民)

【フルコース 04/07/首都サークル東京】
●突飛なキャラたちが、シュールな替え歌や手品、人体実験など奇抜なことをやってもどこか日常的な身近な匂いのする作品たちです。学生時代のリメイクという「WALK THIS WAY」だけが少し毛色が違うのが面白い。大人になると人間誰しも好みが変わるものなのかもしれませんね(神奈川県・yuuy)

【コノモノ。2/すあまフレンズ】
◆オンナノコノコモノ(女の子の小物)にまつわる第二シリーズで、今回は指輪がテーマ。注文をつけるのなら訴求力の起伏も意識してほしいが女の子同士で「お嫁さんになれますように」マジで嬉しい。(東京都・機動隊戦士プロパガンダム)

【eyesoreエピソード集2/すこやかペンギン】
●本編終了から3年、待ちに待ったアイソアシリーズの番外編2。今回は主人公の生まれる前や、最終巻の2年後、4年後の話がメインに。どの話も待ったかいのある素敵なエピソードになってて、読んだ後とてもあたたかい気持ちになれました。さらに今回は単行本サイズになった本編の完全再録本も同時に発行。まだアイソアを読んだことがない方はぜひこちらも。(東京都・chapt)

【マッサージ屋さん/すずなり少女】
◆マッサージ師の話。よがる少年を楽しむ女性陣の話。絵のホノボノ感もあり、次作が気になる。(埼玉県・桃乃)

【れんたるかまいたち/スタジオシトミ】
●かつて「コミックアルファ」に連載されたコメディ四コマの再録。ビデオレンタルショップ"かまいたち"の日常を描く。キャラの動かし方とネタの生かし方、そしてお約束!?のAVネタの振り方が絶妙。個人的には懐かしのアイドルネタとジェネレーションギャップネタがツボでした。(?・案乃定)

【月はみている/スタジオみるくてぃー】
●短編集ということで、学園ものからファンタジーものまで色々と楽しめてお得感がありました。切なかったり痛かったり、そんな物語が好きな人にはオススメです。また、角川から出ている「おーぷんハート」という本に関係する短編(というか第1話みたいな感じのもの?)も収録されていて、裏話を読めた感じで楽しめました。もっと色々詳しい話も知りたいです。ぜひ、2話目以降も読みたいなと思いました。(東京都・とーま)

【実録? ホステスのお仕事。/スタジオみるくてぃー】
●表紙とタイトルに惹かれて購入したのですが、飄々とした語り口に思わず笑ってしまいました。これは作者さんの実体験なのかな? もっと色々な体験談を読んでみたいです。思わずキャバクラに行ってみたくなる一冊。続編希望です!(東京都・とーま)

【夏の行く音/スタジオみるくてぃー】
●ある日、突然、大学生である主人公の元に、イトコが押しかけてくる――というよくあるラブコメディ。でも、実は彼女がユーレイで……という、夏らしいしっとりとした話でした。主人公が、イトコがオタクなところに最後まで気づかないオトボケくんなところがカワイイです! ラストには思わず泣きました。夏が終わっても、読んで欲しい1冊です。(東京都・とーま)

【Girls TALK #1 Theory and Psychology of Girls Relationship/succha】
●恋人同士の仲違い(場合によっては破局)を描いた作品で、キスシーンが無ければ友情ものとしても通用する。後記で作者はこれまでの作品方向性への違和感やそこからの脱却の為に描いたと言うが、これは百合として提唱されたものへのアンチテーゼである。登場人物の非理性も理性的にとらえており、ここにも好感が持てる。(東京都・機動隊戦士プロパガンダム)
●女の子2人の物語第一巻。2人とも互いのことが好きなのに、思いが少しずつ空回りしていきます。そして訪れる厳しい現実。この2人はこの後どうなるのか。今後の展開が気になります。(三重県・ふたつぎ)

【恋を抱いて眠る/スネグーロチカ】
◆人魚が人間に恋をするかわいいお話。片想いのキラキラと、それがかなわなかったさみしさがゆったりしたことばで描かれていて、とてもすきです。あと魚の正面顔がすごくかわいい…。(千葉県・はねこ)

【春を待ってる花がいる/青春マン】
◆中村先生の描く、男の子と女の子と友情と恋愛はステキです。(埼玉県・木林)

【カンナの八百夜帖/世界の犬のエサ】
●ちょっと独特の絵がくせになります。あと時代物?が好きな方には和の雰囲気がすごいいのでたまらんのではないかと…私的には元忍の味路さんがたまらんです。普段は使用人なのにスイッチが入って忍の目になるとことか苦無(クナイ)をふところにしのばせるとことか…とにかく忍好きも必見す! 完結版楽しみです。(東京都・キオスク)

【ふたなりごと自由帳/世田谷ボロ市】
◆フタナリ女子高生・布田成美の日常をギャグった四コマ(と作者の近況ネタ)の漫画で男性器を矢印で垂れさせたのが見事。(東京都・機動隊戦士プロパガンダム)

【あべしンち2/滝季山影―国際騒動局】
●あいかわらず息もつかせぬギャグの連発。ツボだったのは「キミは100%」!!参院選後、本当にAさんはドロドロになってしまいましたね…。(東京都・渡邊由紀)

【彼女の趣味はBoysLoveです/武田商店】
●自分の彼女芙美花の同人誌モデルにされたハル君は怒りでその通りの仕打ちをスる。だがその事が更なるネタに。一般人は真に受けたりしないギャグだが、オタクがあえて本気になるとより楽しめる。腐女子はやっぱりたくましい。筋肉やペニスよりたくましい。(東京都・機動隊戦士プロパガンダム)

【outsider4/蛸壺屋】
●ついにこのシリーズも4巻目。1、2、3巻と繰り広げられた熱いバトルは控えめで今回は少し核心に触れた感じ。ストーリはまだまだこれからだそうで、次回が楽しみです。(?・?)

【RAINBOW DROPS/TANITOMO】
●商業誌で活躍する谷朋さんの私家版コミックス。絵・話のレベルはさすがにプロの仕事で、そのグッドエンターティメントぶりに脱帽。こうした自主出版の有り方も同人誌の一つの可能性だと思う。(東京都・杉並区民)

【旅の冒険者/旅の言霊】
◆絵的な印象が良い。ただフキダシの並びが少々読みづらい。(?・?)

【黒い世界/たべもの】
●愛し合うことだけが禁止され、色憑者と呼ばれて処刑されてしまう、黒い世界。黒い国の王子・ヨノギの物語。純真で冷酷な彼は、愛という感情を分からないまま、愛を抱いては悩み、否定し、壊れ壊していく。そんな彼の姿にくらくらするような濃厚な本でした。(神奈川県・kokkuri)

【世界中のたわごと/たまぢまん】
◆コピー誌だけど三十才独身女の日常みたいな何気ない悩みが好感。続きも作るみたいな事書いている。次作早く作ってほしいな。(埼玉県・桃乃)

【Gothic Lolita Mariage/チョコレートショップ】
●魔神から不死身の身を受けた主とその妻二人。一方の妻、ドローテアはもう一人の妻、潔子により運命を弄ばれ、子供のため必死にあがらう。呪術的な舞台設定の暗さとヒロインの子供への愛情が美しいコントラストになって伝わってきました。ちなみにフィギュアがセットなのでこの値段です。(神奈川県・yuuy)

【ABOUT ME/つちのこ準星群】
◆廃校寸前の過疎の村(もしくは島)を舞台にした物語の共通点って、登場人物の描写や人間関係がくっきりと明確に表われている。この一言に尽きますねェ。本作もこの例に漏れず、とある島の学校を舞台にして一週間後に東京に転校する一人の少女と、皮肉にも自分の転校先から入れ換わる様にやって来た転校生との交流を無駄無く、それでいてじっくり読ませる一作です。最近誰が主人公だか分からない複数のキャラがバンバン出て来るマンガが当然と思ってる人は、まずは教本代わりにこれを読め!(神奈川県・孤高の同人ハンターうさぽん)

【ひまなつ,ABOUT ME/つちのこ準星群】
◆絵がいいかんじ。内容も。今後気になるサークルです。(埼玉県・桃乃)

【ウサマさん(4)/鶴川文庫】
●第2巻の表紙は、噂の教祖サマの選挙ポスターがネタだったが今回は「マンガ嫌韓論」。ま、昨今の反米ブームの軽薄さと「マンガ嫌韓流」がベストセラーになってしまう情けなさは根の部分でつながってるから、この表紙はなかなか絶妙ではないかな。(東京都・中島武明)

【フッパ創刊号/低学歴の記憶】
●自分が作ったものを掲げるのは反則だ、という事は重々承知の上です。計14人に無料配布した手書き文字8頁のこの小冊子がロクに読まれずに捨てられてしまうのは無念です。「二十四分間の情事」と題したアニメ評は、わずか2頁半に2ヶ月もかけ、そのくせ序文と跋文の矛盾を直さずに放置してしまったひどい文章ですが、「前戯の墓場」と題した映画評とともに、ある表現がいかなる社会的文脈の中から生まれ消費されているのか、そもそも表現するという事は一体どういう事なのか、といった事を不問にした上で、ある好事家同士で共有されるコードだけを基準に「良い/悪い」を分類する「評論(と、称するもの)」に対する反発を基底にして書かれたものである、という事を理解してほしいのです。ある作品に対して、イデオロギーなり、ジェンダーなりに問題があるが作品としてはよく出来ている、といったような「批評」が説く「出来の良い作品」とは一体いかなるモノを指しているのか? ある作品のある部分を変だと嘲笑する「批評」は何を根拠にしているのか、それは「批評」ではなく「抑圧」ではないのか?というのが僕の批評の基調なのです
。コミティアでは毎回、憲法九条を題材にした作品が評判となていますが、いつか書こうと思っているのがサブカルチャーと改憲の関係です。九条は「日本」に初めて建国理念を付与したものとして評価したい。が、コレを保持し続けるには「日本人」が「世界」に対する心理的武装解除が必須です。それなのに日本人はマンガで、ゲームで、小説で、「某国が国内の不満を外部に向けるために日本を標的にする」という物語を飽きもせず求め続けている。それがフィクションという商品を消費するだけならまだしも、現実の世界で他国とトラブルが起きれば「アレは国内の不満をゴマかすために仕組まれたのだ」という説明で納得してしまう。無垢で善良なる日本を邪悪な「外国」が狙っている、という恐怖にとり憑かれた日本人のパラノイアをどう治療すればよいのか。そしてパラノイアの源泉としてのサブカルチャーの責任は? つまりは、オタク文化の戦後責任問題といった処です。(東京都・中島武明)

【鉄腕ナース総集編/鉄腕少女】
●何故か、ナースが野球する漫画。何とも理不尽で無茶苦茶な設定なのに、これがむしろ漫画をおもしろくしています。一昔前の少年漫画のような、なんか納得いかないけどおもしろい。そんなおもしろさ。話は理不尽ですが、勢いと、ノリと、野球に対する愛情がいっぱい詰まった一冊。で、けっきょく何故彼女らはナースなのに野球をしているのか?(東京都・たにゃお)

【それは魔法のような/電導バブー】
●短い作品ながらもラストでドキッとさせられました。今後の展開が気になる…。(埼玉県・ととと)

【ロッカールームの密事/童話建設王国】
●「本当に好きな人じゃなきゃ…ダメだよ?」すごく説得力のあるセリフでした。一言のセリフなのにすごい…。(東京都・まっちゃアイス)

【THE FLOWER TO THE DREAM THE SNOW TO THE DREAM/dolcemaro:Torte】
◆きれいに装丁された本。(東京都・TK)

【お花あそび/渚のハイカラ金魚】
●やらしいけどいやらしくない。読んでて幸せを感じます。(東京都・まっちゃアイス)

【桔梗りんどう3/渚のハイカラ金魚】
●コメディタッチだった前巻、前々巻と違ってバトルメインですかそうですか。コメディ、バトルと書き分ける技量が凄いです。次回ついにクライマックス、このまま走り抜けて!(?・?)

【水面に灯る焔/なまくらそいそーす】
●お嬢様と執事の淡い恋物語。これだけだとどこかでみた設定ですが、内容はそれとはまったく違い、独自の設定でお話が書かれています。ただ、小説を書き始めて日が浅いのか、まだ未熟さを感じる作品でした。が、これから成長するであろう感じがあり、次回の作品がとても楽しみです。完成した作品だけでなく、どのように成長していくかという過程までをもみることができるので、コミティアはとっても好きです。(千葉県・よし)

【HAPPY BIRTHDAY TO TOMMY/なまもの詰め合わせ】
●トミー君がちょっとかわいそうだけど、愛らしさを引き立ってます。確かにプレゼントを贈るって難しいですよね。自己満足になりがちです(神奈川県・yuuy)

【バイバイ/難病中学生】
●気がつけば周りの女子は恋に夢中。思春期の男子はどんどん大人になっていく女の子に対して、なんとなく出遅れ感みたいな気持ちを抱くのではないでしょうか?本作は香りをテーマにそんな等身大の高校男子の気持ちを絶妙に描いています。(東京都・ぎおす)

【アナタノコトガダイスキナンデスガ!/NIKKA】
●いいなぁ、これ。こういうお馬鹿なノリは大好きです。二次コン男に振り回される女の子ってのが新鮮。男の方の鋼鉄の如き薄情ぶり、おかげで常時ヤケクソな女の子の方の崩れっぷり。そのギャップが笑えて笑えて。男が振り回されるばっかりじゃなく、たまにはこういうのも。(東京都・水野輝夫)

【岩井の家夏/二百十】
●主人公の記憶はさっぱり戻らないながらも、かれをとりまく自然・人びとがあざやかに描かれています。次作「秋」の展開が待ちどおしいです。(東京都・ひー)
●ゆるゆるとした絵で、ゆるゆるとお話が進んでゆくのですが、作者の漫画にかける情熱をビンビン感じます。ガンガン描いてほしいです。(東京都・さまちゃん)
●記憶喪失になった男にまとわり付く朝顔。彼が以前何をしていたのかが、この事態に関係するらしいのだが。段々と材料は出てきてはいるが、彼が何者なのかという謎は深まるばかり。今は飄々とした感じの主人公だが、果たして過去を取り戻したときにどうなるのだろうか。(神奈川県・ここり)

【ともだち/にゃんにゃんにゃん】
●なんとなく孤立しているすみ子と子どもっぽさいっぱいのあやのの百合で、両者のヤマ場で本心をどう明らかにしていくかが描かれる。「あやのは殺人的にかわいい」をはじめ、この本は作家の実力でみせているので、次回作も読ませてほしい。(東京都・機動隊戦士プロパガンダム)
●百合マンガ。高校生の友情って思うようにいかんよなあ、共感をおぼえながら読んだ。こういうマンガには弱い。(宮城県・naka)

【とり/NUCLEAR PARADISE】
◆ある日、背中に羽の生えた記憶喪失の女の子が部屋にやってきた…。有りがちにも程があるイントロだが、そのへんの「王道のお約束」をうまくギャグにして、話におり込む腕は確かだ。とくに主役2人のマイペース風味?のボケとツッコミがイイ味を出しまくり。(東京都・杉並区民)

【痔日常的な日常/脳髄魔術&NO-NO'S】
●痔モチーには身に染みる漫画。あの苦しみと痛みと言ったら、味わった者しか判らない。だから悶絶する作者の姿を想像して大笑いさせて頂きました。これ読んで笑った未体験の君、明日は我が身だ(笑)痔との闘いは終わりが無いので、続編キボー。(東京都・多摩在中)

【内藤ワークワーク/野原がしげる】
◆演劇部への勧誘のシーンから始まり、スーパーのタイムセールバトルそして最後には戯曲。セリフ回しに言葉遊び、コマ割の工夫、演劇をそのままマンガにしたらどうなるかって感じの作者の意欲が見える実験的な作品です。(東京都・多摩在中)

【オデット/ぱうひろ電卓】
●テンポ良く二転三転していく展開で、先読みをことごとく外されていくのが痛快です。ニートだった秋夫がいかにして、働くことを諦め、白鳥を愛するようになってしまったのか。気になる方はぜひ一読して体験を。(神奈川県・国里)

【はれたりくもったり/パキシル】
◆副題が-うつ病アル中女と文鳥達との生活-。文鳥がリアルな線でかかれ、それでいてかわいい。うつ病のつらさと小鳥たちが心の友になっているのがつたわってくるマンガでした。(東京都・三原武志)

【コカミナリ/ハクタク】
◆夏を思わせるような題材に心惹かれました。「起承転結」の「転」の効かせ方が上手です。(埼玉県・石崎)

【あお/ハクボ】
●なつかしい感じのするイラストが数ページに亘りのっていて、すてきです。(京都府・夏)

【SMILE MAINTENANCE/Pastime Cafe】
●「好きな人の恋を応援する」矛盾してはいるけれど、好きな人の悲しむ姿を見たくないのも本心だと思う。この先の気苦労を予感させる最後でしたが、メンテナンスとは日々続けていくものだからしかたがない。笑顔が印象的な作品です。(千葉県・謝)
◆笑顔でいてほしいからその子の恋を応援する。少し、せつない恋だけどきっと想いは伝わる時が来る。主人公の田村くんが幸せになりますように。(埼玉県・ととと)

【地球防衛OLいちご1/HATA TAHA】
●フラッパーに連載され、より抜きの形で単行本が出た作品の完全版の第一巻。食いしん坊でお気楽極楽な主人公・いちごのマイペースぶりが最高。1000ページ近くあるとの事なので、これから楽しみにしてます。(東京都・多摩在中)

【COMMERIAL2/パッヂ・アー】
●マサシ怖えーっす。すごい理不尽な扱いなんですが、どこか愛情を感じるみごとなSM作品。きっとM(チェリー)の寂しい瞬間を埋めるS(マサシ)の攻めのタイミングと、本当はかまってもらいたくてたまらないSを包みこむMの関係が絶妙だからでしょう。(神奈川県・良之)

【Story Teller Story 01:ERISA/鳩】
●婚約者に逃げられ、心を壊してしまった美しい娘・エリサ。主人公セドリックは、エリサに婚約者と思い込まれて懐かれ、それを受け入れていた。『嘘をつく事』の良い面と悪い面を描いていて、嘘について考えさせられました。丁寧で雰囲気のある絵柄も好きです。(神奈川県・kokkuri)

【eco/鳩のたまご】
●かわいくて妖しい女の子のイラストでは定評のあるらみさんの新作集。なんと、新作マンガ込み! とびついて買いました。2004年の「兄さんと僕の事情」以来じゃないでしょうか? らみさんのコミック。イラストは、どんどん低年齢?化。画力が、およばないのを承知でセミヌードにしてみたら…これ、6才児じゃないか!? でも、とても愛くるしく、品があるのです。みなさんも書架に1冊!(東京都・三原武志)

【空宙庭園/はと屋】
◆テナというホテル内の庭園の管理人。多少ガンコすぎる物言いではあるが不快感はない。ユウトという他星から来た旅人との会話で他の星への興味が。後半からのネタバレがすごくてオドロキの連続。(神奈川県・きょくちょ)
●宇宙空間に浮かぶ巨大ホテル。その中で生きた植物を育て、庭園を管理するテナは、旅行者ユウトから初めて見る植物の種を預かる。「これを咲かせて欲しい」と。しかしそこには哀しい秘密が隠されていた…。よく計算された話作りが心地よい。ラストでほろりと泣かされた。(東京都・杉並区民)

【てをつないで/花苺】
●独特なペンタッチとかわいらしい表現方法で読んでてあたたかい気持ちになりました。お兄ちゃんステキだったー。(千葉県・モリシマ)

【へろにぎり/HONEY STUDIO】
◆久しぶりに買ってみたのですが、どうしてこんなに面白いのでしょうか。理屈を追求するなって言われたって無理です。油断したところにライスカレーとか反則ですよもう。(東京都・シアラヤ)

【猫男/Honey×Honey】
●「願い花」に魔物に滅ぼされてしまった村の復活と引き換えに、黒猫の獣人「猫男」になってしまったジャック。元の姿に戻るため、願い花を再び求めて冒険へ。表情の描き方、魅せ方が上手いっ! ビシビシと心情が伝わってきて爽快でした。続きをぜひ読んでみたいです。(神奈川県・吉田雄平)

【松岡竹下梅宮/ぱへかへ×CWH】
◆かずといづみ・ミヅタウシオ、セーラー服が好きなふたりの合同本で制作過程で細かい分担がなされる。作品以上に面白いのは両者が新たな作家性を合作によって産み出しただけでなく、互いを通して自分を初心者の如く見つめ直したのが大きく、読者ながら参考になった。こういう読み解きをさせてくれるのならまたお馬鹿な合同企画本を読んでみたい。(東京都・機動隊戦士プロパガンダム)

【Bill Gates & Steve Jobs/バリクパパン】
●こんなビルもジョブスもありえないのですが、そこがいい。冊数を重ねるごとにどんどん美しくカワイクなってゆくこの人たちはどこまで行っちゃうのか。作者は彼等の郷里まで行かれたようです。愛ですね。(東京都・ゾン子)

【FORCE[14]/BarcHetta】
●4輪で1つ、2輪で5つのイベントが収録されているモータースポーツ写真集2007年春&夏版。物語を感じさせる写真と瞬間を切り取った写真、それらに添えられたキャプションが織り成すイベントの風景は、リザルトには残らないレースの魅力を伝えてくれる。(栃木県・夢幻)

【猫筆屋 弐/ばるけん】
◆短編小説。読み手を疲れさせない。本としてのたたずまい、好き。(?・?)

【この一冊で分かることもあるかもしれない日本神話/B&S】
●日本神話に興味が沸いてしまうそんな四コマまんが。アマテラスとトヨウケヒメがかわいいのです! アマテラスの好きなおいしいものって何だろう…。(千葉県・しばいぬ)
●日本神話…結構好きなんです。で、内容は神話を元ネタにしたユルユルっとした4コマ漫画なんですが、このユルさが日本神話っぽくていいんですよねぇ。神話とは色んな意味で全く変わってしまったオロチさんとスサノオさんのやり取りが笑えました。それから、裏表紙の切り絵っぽい絵柄が「和」の雰囲気で格好良かったです。こういう画風で描けるっていいなぁ…。(埼玉県・あわにょ)
◆おバカな日本神話4コマもの。こういう神話ネタギャグもあるのかなって感じ。(埼玉県・桃乃)

【世界の魚介ツナ類図鑑/beetle beat】
◆多少時事ネタっぽいところもあるが、4コマという中での意外性の高いオチに苦笑。ネタ考えるのは一苦労だろうなぁ。神奈川県・きょくちょ)
●海のヒーロー、ツナマン他を主人公とした4コママンガですが……、ほぼ全てのコマが同じ絵です。単純に言うとコピーです。なので基本的に同じ形をしているツナマン達が延々と。どう見ても一発ネタですが、ここまで徹底されてしまったら、もはや笑うことしか出来ません。(神奈川県・ここり)

【ゴザルでドロン/ヒーロー気分】
●学校の七不思議かと思ったら、忍者。ニンジャ! でもやっぱり学校の七不思議?! 話の展開は、『ありえねー』ってことのつながりなのですが、そう思わせない場の勢いがあります。この作者さんの魅力は、毎度ながら話の突進力で、今作も勢いが横溢していて、描きたいように描いているという風が伝わってきて楽しい漫画でした。(埼玉県・JB)

【さんげっと通信/びぃんず★ふぁくとりぃ】
●ゲーム屋の宣伝4コマ総集編。基本を押さえた、安心して見ていられる萌え4コマです…というとどこか馬鹿にしているような感じもありますが(笑)面白いですよこれは。回を追うごとに積み重なっていく思いつきの数々。迷走。なのに一巻ごとにちゃんとまとまるお話。(埼玉県・gori.sh)

【少女闘争/日陰の無】
◆二つの女子校の(そこまでやるのか!?な)陰湿な対立を背景に、それぞれの学校に通う幼馴染、特に目がねの少女の現実に対する疑問と葛藤が描かれています。こうして少数の人間にスポットを当てる事で、社会の縮図が見える作品ですが、その一方で先の少女の友達を見る目もある種のヤバさもうかがわせてくれます。(神奈川県・孤高の同人ハンターうさぽん)
●二つの女子高の抗争を舞台に「カテゴライズ」をテーマにして、性的な理由から一人ハズれた葛藤を持つヒロインをうまく共鳴させている。過激なラストの中、月を見上げる少女がやけに印象的だった。(神奈川県・yuuy)

【思想-心の詩/光の旅】
●うんうん、とうなずきながら読める詩集。一生懸命生きている人なら、必ず共感出来るページがあるはず。(千葉県・柳屋文芸堂)

【蘇枋の年/ひつじ座】
●よかったです。その時、その瞬間の切りとり方がえなまなえさんはとてもうまい。蘇枋というのは濃いむらさきよりの赤色で、深く燃えたつようなそれでいて静かな2人の関係をきわだたせる色です。私も昔あみこみしてて「それどーやんの?」と不思議がられた思い出が…今はめんどくさくなっちゃいましたがなつかしいです。(東京都・渡邊由紀)

【路地裏のカフェプレオープン/PIT-A-PAT】
●独特のイラストで話もまとまってよし。読者をひきつける見せ方をしってるなと思った。(千葉県・モリシマ)

【BATSU-GIRL/PIT-A-PAT】
●少女漫画のテイストで。でもすっきりまとまっていてよかったです。(千葉県・モリシマ)

【rueda/binaria×cassini】
●yanaginagiとAnnabelの二人を主軸とした音楽ユニットruedaのミニアルバム。エクストラに収めてあるxaiさんの映像と一緒に聴きたい「Sweet Jerryfish」を中心に、海の中をふわっ、ふわっと漂う海月と一体化できるようなそんな疑似体験できるような作品です。(東京都・ひでお)

【Pair(3)/HUMAN ECOLOGY】
◆あればいいのにな…と思っていたフィギュアスケートもので、しかも男子でペアを組むという設定が新鮮です。とにかく続きが気になります。(埼玉県・木林)

【どくそうずかん・やくそうずかん/漂流日誌】
◆毒草や薬草をかわいいイラストにした絵本的な"本"…!(東京都・平山ゆきえ)

【BLACK&WHITE/HIYOKO INDUSTRY】
●4話収録のオムニバス本、どれもいいですが表題作が特に! ジョヴァンニと一緒に私も泣いた! 脇役や背景もステキですー。(群馬県・mage Elzevir)

【ハーピー/昼寝堂】
●人類を滅ぼす為につくられた生き物、ハーピー。その目的を忘れて野良として生きている。ブラックな想定の生き物たちが、少女たちの日常の中でひょうひょうと混在している作風は昼寝堂の得意分野ですが、今回も又少し怖くて楽しかった。(東京都・ほしのゆりか)

【ノンちゃんと不幸なわたし/ファイントリック38】
◆不幸つづきのOLの主人公と、ある日拾ったのろいの人形・ノンちゃんのデコボココンビの幸せな(?)生活を描く。できればもう少し続きを見てみたい。(埼玉県・安藤はじめ)
◆自殺をするつもりでやってきた海岸で呪いの人形を拾った少女の話。流し読みした感覚では重たい物語に感じましたが、淡々とした語り口調の中にじわじわと来る面白さがありました。読めば読むほど脱力する不思議な作品です。(埼玉県・gori.sh)

【逃走起点/不知道】
●三国志を題材に、曹操、袁紹等を主人公とした短編が3本。絵柄はラフすぎるきらいがありますが、話の作り方がうまいのか、聞いた覚えのあるエピソードでも引き込まれます。今度はもっと丁寧に描いた話が読んでみたいです。(神奈川県・ここり)

【毎日が同人誌/風月館】
◆自分の生活みたいで(笑)。(埼玉県・桃乃)

【ねこがはなし/PHOTONLANCE】
●一度も室内から外に出た事のない箱入り猫のまったり大冒険。わざと崩した絵柄で描かれたゆるゆるの猫の姿は真実に迫っております。登場猫達のやる気のない動きに、猫好きのワタクシはハートをブッコ抜かれてしまいました。…ええお猫様にとって人間なんて下僕ですよ!(東京都・クジラ)

【熟果(上)(下)/Plastic Age】
●悪霊憑きの存在を頑なに信じない臨床心理士実習生の兄は、夜になるとかつて友人だった男の声で話す妹を持て余していた。そんな彼に手を差し伸べたのは、何かを知っているもう一組の兄妹で…。それは悪霊憑きなのか、単なる精神疾患なのか。現実と非現実が混ざり合ってミスリード呼ぶサイコホラー。伏線の巧さは最高レベルです。一つ真相が明かされるごとに「やられたっ!」と思いました。(千葉県・くるみ)

【十年トラップ/Plastic Age】
●教師と生徒のカンケーから因果のめぐり(歴史はくりかえすとも言うが)を描いており、悲劇的なラストを登場人物が全く受け入れていく。特に想いの"摩り替わり"が"昇華"よりも強く現われ、これが悲劇へとつながる事が怖い。(東京都・機動隊戦士プロパガンダム)
●女子中学生に迫られる教師の、動揺と恐怖を描き出したシリアス漫画。彼は何故教師になったのか、少女は何故彼に執着するのか、謎を見事に収束させたシナリオに圧倒。如何様にも解釈できる衝撃のラストシーンがまたいい。確実に語り合いたくなるので、複数人で読むことをオススメします。(千葉県・くるみ)

【「再眠」/ブルーピーター】
◆ベンジャミンシリーズ、humin氏の待望の総集編。リリックで読後の余韻が心地よい作品群でした。それにしても、氏のお好みの年の差カップルモノ「ミズニスム」がよかった。手を伸ばしても届かなかったりかわされたりする女の子の悩む姿が愛らしい。(千葉県・なおや)

【おはなしどろぼうのはなし/bloom】
●可愛いとびだす豆本。本当に、この本の中で「おはなしが盗まれて」います! こんなおはなしどろぼうがついてる本、うちにもありそう…と、ファンタジーなのになんだかリアルで不思議になれる一冊!(東京都・或磨えり子)
●本だなにみたことのない本をはっけん!おんなのこといっしょになって、本のひみつをしらべたよ。本にはあながあいていて、もじがすいこまれてなくなっちゃってよめないの。もじをたべるおばけがとびだしてきたよ。びっくりしたけど、またどこかであいたいね。(東京都・こわくないもん)

【QUE SERA THERAPY/bloom】
◆商業誌で活躍していた人だけあって、話のつくり方が良いと思う。(東京都・勝沼伸彦)

【スイムスーツオペラ試用版/プロペラ】
●LDK最新刊まったりほんわか日常系ラブコメディだよ――♪(京都府・宮園久生)

【天然ナイン Vol.0.1/BE-NA-STUDIO】
◆兼持学院による天然高校買収工作は野球部同士の勝負に! 野球知識に基づくハッタリ理論&描写と1コマでキャラが立つ多彩なギャグのキレ。ハイテンポな試合展開と因縁を超えたラストの真剣勝負の中で、歴史ある野球マンガに新たな可能性の光を見た。全打席フルスイングだ!(埼玉県・ya53)

【俺は利口な犬/屁のカッパ】
●飼い犬ペスは飼い主のヒロシ君が本当に大好き! 新入りのアルフレッドにおし倒されつつも、ヒロシを護りぬく! 楽しいBL風わんちゃんマンガ。サブキャラのママ上殿のたくましさやババ上殿のアイスも大好きです。(東京都・或磨えり子)

【ハッピーアイスクリーム・5/ほしのゆりか】
●「魔女狩り」の手に落ちたチーフーとさくら、キャサリンの救助はいつ?! 2人を食べようと狙う「魔女狩り」の子ラースチン、魔女の身体はすべてが「甘くおいしいアイスクリーム」に…! 寓意的なファンタジー世界は少女的でキラキラとしたモチーフに満ちて魅力的!!(大阪府・治島カロ)

【ユリコレ/ボナンザ】
◆吉成綾加が過去作品に加筆の上で再録した百合作品集で、甘々ではないがかなりLOVELOVE。短いからというのもあるがキチンとラブシーンがあるのが嬉しい。(東京都・機動隊戦士プロパガンダム)

【レイピア/ボナンザ】
●二人でいるのに孤独、みたいな。(東京都・TK)

【本日晴天さくら日和/ぽらんぽらん】
●二人の妹が兄を取り合うドタバタコメディ。読み終えた感想はずばり「うらやましい兄貴!!」です。(茨城県・がくや)

【STUPID #1+#2/BoleRO】
◆背景とか小道具とかいちいち上手い。(?・?)
●再録集。躍動感あふれる子供達の動きに改めて感動する。まるでセリフが聞こえるかのごとく読ませてもらいました。サブキャラもいい!(宮城県・naka)

【未来/マカダミアナッツ】
●とても読みやすい作品。普通の主婦が旦那に浮気され追い詰められていく。ドロドロ系かと思いきや、読後感はスッキリ。(埼玉県・川越市民)

【蒼い音色/MuttiBou】
◆ヒロインの小泉さんの気持ちがすごいわかる気がします。秋山くんのやさしさもなんかとても良くてなんか身近にこんな二人がいたらいいなと思いました。イラストもとてもキレイでとても好感がもてました。(?・高速.com)

【こいびと幽霊/money child,rich child】
●久しぶりの参加で新刊2冊!と嬉しい収穫。またしばらくお休みかもとのことですが、のんびり待とうと思います。この作品はめずらしく長めのお話。暗くてまじめなレンアイ話を、とのことですが、優しい視線は健在です。(埼玉県・エクレア)

【オシオすたいる/まるちぷるCAFE】
◆ネコカフェ、家ロボットのほのぼの読後感がよい。(埼玉県・桃乃)

【Alice's Closet 2007 Summer/mariendistel】
●お嬢様な友人・ニナの女の子らしく着飾った姿を写真に撮ってきたボクっ娘・レチナ。ニナに憧れの服を勧められるけど…。衣服の細やかな描線が柔らかく優しい雰囲気を醸していて、おしゃれにドキドキする少女の気持ちが伝わるかわいらしい作品です。(埼玉県・ya53)

【サヨナラペイン/みいこプロ】
●五年がかりで丁寧に描かれた、世界観や登場人物が素晴らしい。一一六ページと分厚くても、読み始めればすぐに勢いがつくので問題なし。心理描写も上手です。(千葉県・柳屋文芸堂)

【書生日記/みそ煮】
●死んだ文豪の、書生。死ねば本人の日記すら出版社に売る酷薄な本妻に命じられ、書斎の整理。追悼のぼやきも故人の築いた日々を踏みにじる歯止めにはならず、淡々と形見分けは終わる…が。故人への想いも悔しさを抱くのも書生だけと思わせて、最後のオチがいいなあ。(東京都・菅谷亮子)

【美術館のうた4/ミナカル堂】
●主人公を含め、個性的なキャラクターが多く登場するけれど、そこで繰り広げられる話の内容はいたって真面目。そのギャップが気に入っています。(千葉県・謝)

【オプー総集編/ミュンヒハウゼン症候群】
◆オプーの言葉の意味はわからないけどおもしろい。(神奈川県・ジャオレン)
●サンクリカタログ名物、諸注意お知らせ…のはずだったんだけど絶賛暴走中につき果たして諸注意の機能は果たされているんだろうかこれでいいのかと時々不安にならなくもないあのマンガの、総集編です。とりあえずオモロいのでオッケーなんですけども。私共としましても。(東京都・水野輝夫)

【オチケン/MOOK-TV】
●作者お得意の萌える?女の子キャラと、古典落語を強引に合体させたギャグマンガ。これが本当に強引なんだ(笑)。でもその強引さがいい味にまで進化して、この珍無類の本に仕上がっているのですから、世の中というものはおもしろいものでございます。(愛知県・金シャチ)
●古典落語の一番の楽しさは、演者による話のバリエーションの付け方。定番の物語がむっくさんの色へと完全に染まっています。オチを知っているのに読み進めるのを止められない。まさにこの「いつもの学園ドタバタギャグ」こそがむっくさんの真骨頂ですね。(埼玉県・gori.sh)

【SHE-HER VS MY-ME/無風領域】
●廃棄された戦術アンドロイド、シーハー。彼女のために「ココロ」を作る研究をする博士。妙に人間臭い彼女を見ていると、すでに彼女なりの「ココロ」が出来上がっている気がしました。時間が人を育て、育む。アンドロイドも同じですね。(東京都・ぷ。)

【なれのはて/紫。】
◆欠損少女。今の時代、見る人が見たら何か言われそうだけど好きです。(鳥取県・丸餅)

【霧生マキは左巻き/めばえあにめ】
◆殺人容疑者の魔導幼年学校生が護送中に逃亡。里親に任じられた魔女は真相に気付き少年を追う…。アニメーターらしき描写力の高さとザックリした仕上げに惹き込まれました。少年と魔女、魅力的な師弟の今後が楽しみです。(埼玉県・ya53)

【メメチやき/メメチダイヤモンド】
◆バカかわいいノリのコメディ2本。(東京都・TK)

【White Dub/メリベニ】
◆ヒト代表とカエル代表の地球の覇権を賭けた闘い(笑)。最後はカエルの星になってしまったようだけど、何だか幸せそうでまんざらでもないのかも(笑)。(埼玉県・安藤はじめ)

【無職マン/メルプのお部屋】
◆コピー本ギャグ。くだんないけどおもしろい。実は、結構まじめな内容だけど。次もがんばって作ってほしい。(埼玉県・桃乃)
◆現状無職としては笑え…ない部分もあったけど的を射ている。おもしろかった。同じサークルさんの文房具本も見やすくてていねいで良かったです。(鳥取県・丸餅)

【街の日/Mogravity装置】
●元彼のメールで地元の街をさまよい歩く主人公。読み手が「街」にひきこまれていくような、奥行きのある風景に好感がもてました。もっとネーム(特にセリフ)削っても良かったかな、と思いました。(東京都・ひー)

【疲れた神尾くん2/モッコニ】
●突然「友達は何でも半分こぉー!」と叫んで頭突きをしてくる奇人、泉。その泉のことが大好きというちょっと電波な女の子、山さん。2人の言動に気疲れしながらも淡々と突っ込むクールな神尾くん。どこか噛み合わない3人の高校生活ですが、これで案外うまくいってるのかも?(神奈川県・mz1)

【きっとかわいい女の子/モテたくて、眼鏡】
◆田尻君はさわやかで、身長が高くて、女の子にモテる好青年。でも実は、可愛いモノが好きで、女の子っぽい格好がしたい! という悩みが。ある日そんな秘密を日高君は知ってしまう。お互いに戸惑いながらも、惹かれあっていく二人の初々しいやりとりが良いです。(神奈川県・kokkuri)

【国会コメディ2007 タソガレジーム/桃熊薬局】
◆実話な国会ネタがここまで面白くなるとは…! 萌えオソルベシ!(東京都・平山ゆきえ)

【Arcobaleno/mol】
●「虹」の7色にちなんでカラー・モノクロ各7テーマに取り組んだイラスト集。みずみずしい印象。若さ、躍動感を感じます。オススメの画集。(神奈川県・櫂澤慎治)

【参戦ロンドン/ヤイ企画】
●19世紀のロンドン・スコットランドヤードを舞台とした4コマギャグ作品。起承転結がキッチリしていて読んでいて痛快。今回から新人さん登場で更にエライ方向に話が(笑)。今後の展開が非常に楽しみな作品である。(神奈川県・局長)

【MMMM/薬缶猫】
◆こういう「立体モノ」(という表現でいいのかわからないけど)って、いかにもコミティア的で楽しい。(埼玉県・石崎)
●いつもは「すげーなー」とは思いつつもスペースで眺めるだけでした。奇抜なアイデアで楽しませてくれる薬缶猫さんの新作は、自分で折って作りましょうタイプの2コマアニメ本。アナログというか手作りの楽しさを今まで以上に感じられました。やっぱり自分で作るのが一番ですね!(東京都・インドネ)

【没薬は誘う/夜光採園】
●しがないサラリーマン神庭のアパートの近くには毒草園があります。そこには、あやしい人たちが出入りしています。毒草園で起こるミステリーシリーズの第3弾。今回はミイラを使って不老不死の薬を作るお話。人のいい神庭は、今回も事件に巻き込まれていきます。はらはらどきどき、とても楽しめるお話でした。(千葉県・よし)

【HAPPY FAMILIES/ヤマダ販売所】
●ステキなかわいい赤いハードカバーと中味のギャップがすごいです。華麗女(かるめ)ちゃんはおそらく日本一ブランドにくわしい幼稚園児。君に幸あれ。(東京都・渡邊由紀)
◆バブリーをいまだひきずる母・幸子と、超ドライな3才児・かるめちゃんの、4コマ。辛口な切り口のかるめちゃんに笑わせてもらいながらも、母幸子の立場を考えると胸がつまりました。装丁もすごい!(?・或磨えり子)

【今日の私事ですが。/よだかの記】
●いやーわけわかんない1P日記群? 妙な迫力とセンスと詩人の血を感じる。とりあえず、引かれようが微妙な空気に包まれようが日々生きるしかない、かわいらしい女性(推測)がアホやってると思われます。(東京都・妙)

【OLD SONGS/四ツ角】
●ちょっと懐メロがテーマのオムニバス。高校生の青春物語、上司と部下との微妙な関係、演歌風SF四コマと舞台は違うが、いずれも登場人物達の素直になりたいけど、意地はって素直になれないもどかしさ、感情の機微を的確に描く。個人的には「通りすがりの愛のメッセンジャー」桐谷くんの不器用な熱さと真直ぐさがgood。(埼玉県・阿部紀巳夫)

【ベンジャミンとなつのひ/夜色オルガン】
◆映像でみてみたいです! とおもわせる素敵な1日。にこにこします、ふわふわします、お友達にプレゼントしたくなります。確かに伝えたくなる一冊です。(?・ニシ)
●ペンギンのベンジャミンのとある日常を描いた作品。ほぼ言葉はなく、絵だけで見せるが、頭の中で文章が自然と浮かんでくる。私的にすごくイヤされる本だと思う。(神奈川県・局長)

【もぐもぐ戦/乱痴気事虫所】
◆普段の『食』にまつわるエッセイマンガ。将来うまれて来る子供の為に…と言うか「赤ちゃんはどこから来るの?」の質問の為にダチョウの卵を手に入れるとは…(笑)。それをすべてオムライスで完食してしまう所がまたすごい。(埼玉県・ととと)
●読んだら分かる。ごはんとの戦いの話。ダチョウの卵とか、つくしとか色んな食べ物が出てくるエッセイ本。この本は夜中に見たらダメです。ものすごく何か作って食べたくなります。(香川県・りんこ)

【フューチャーデイズ vol.4 君は恋を知らない(6)/RIMLAND】
●猫達の戦いは、何なのだろう。戦っても戦っても戦いは終わらなく、哀しくなる。何故戦わなくてはならないのか、教えて欲しい。(東京都・すぎやま文)
●猫たちの戦いの物語、4巻目は本作で6冊に達してなお続く。必ずしも時系列に沿って語られるのではなく、決して読み易いとは言えないのだけれど、何度も読み返し確認しても、読み続けたい、読み解きたいと思うのは、この物語がそれだけの魅力を持っているから。今回は巻末の再録が本編の重苦しさを拭い去る息抜きの役を果たしていて、こういう遊び心も魅力の一つ。(栃木県・夢幻)

【宵待郵便/リラリリックス】
◆タッチのまとまりが気持ちよい。(?・?)

【Frame Beauty!/リリカルマジカル】
◆弟さんの出てくる話が見たいです。(東京都・なかじ)
◆「諸君! 私は眼鏡が好きだ 眼鏡を掛けている人が好きだ 眼鏡を掛けている自分が好きだ」という巻頭発言、これが全て。眼鏡教団の神聖な教典にして神聖の言霊です。絵も巧みで楽しめたメガネ本でした。(埼玉県・JB)

【日々気楽/れあれあのふうぱ】
●電気屋さんに勤めるパートさんの体験談。楽しく読めるんですけど、じっくり読むとすごい職場なんですよねぇ。思わず「頑張って!」といいたくなる逸品です。(三重県・ふたつぎ)

【あかりとうたこまとめ/レトロ商会】
●女の子同士の恋愛ストーリーかと思いきや、深く暗いドラマでした。でもその中で明るい面や軽いタッチのシーンの混じり方がほどよく心地よい。最後まで読みたいお話なので、続きを描いて頂きたい!(香川県・りんこ)

【ナンバーワンよりピョンピーピャン(創刊号)」/WAIWAIスタジオ】
●前作「ネアンデルタールな午後」を「安い世界が不法投棄の粗大ゴミのように転がっている」と評したのは東松照明のある風景写真を思い出したから、なのだが今回も、東松の仮装セルフ・ポートレート写真(何だか赤塚不二雄の仮装みたいだな、と思った)を思い出した。なんて書いても作者にはむしろ迷惑だろうけど、今回も「ハガキ職人リアリズム」特有の不気味さを感じる。(東京都・中島武明)

【実行部4/ワインねこ】
●会長萌え。(神奈川県・まちゃ)