COMITIA79 アフターレポート

桜の季節も過ぎ、皆さんいかがお過ごしでしょうか。さる2月4日に行なわれたコミティア79のアフターレポートをお送りします。
今年は暖冬ということで、風は強かったものの気温は比較的高めで、過ごしやすい一日となりました。今年から2月開催の回では、寒さ対策としてサークルスペースを削って会場内に宅配業者の荷物置き場を入れ、後方のシャッターを開放しないことにしており、お陰でサークルアンケートでも「暖かくて一日過ごしやすかった」という声が多数寄せられました。天気ばかりはその日になってみなければ判らないものの、今後2月はそうした運用で開催してゆきたいと考えています。
サークルアンケートの反応は「のんびり」「落ち着いて」過ごせて良かったという声が大半。ここのところ慌しい開催が多かったコミティアとしてはちょっと平和な一日でした。ティアズマガジンの売れ数によると一般参加者も11月よりは少し増えたようです。
さて参加サークル数は直接1662/委託110サークル。実は久し振りに前年比で46サークル減。ここのところ順調に参加サークル数が伸びていただけに少し驚きました。2月頭の開催で〆切が早かったり、冬コミからの間隔が短かったり、同日開催の多かったワンダーフェスティバルが別の日だったり、などの要因も考えられますが、どうやら今回5月の集まり具合を見ると、5月に参加をスライドしたサークルが多かったようです。コミティアは常連率が高く、年4回に波はあっても、参加数が極端に変わることはなかったのですが、今後はいろいろ変動があるかもしれません。
サークルアンケートによる販売冊数の平均値は下がり気味で46.68冊。一方、中央値は20冊と回復しました。まあ、極端に売れたサークルも少なかった代わりに、全体に万遍なく売れたということでしょうか。この辺も「のんびり」の感想にダブります。
さて会場内企画はおなじみ「出張マンガ編集部」。おかげ様ですっかり定着しましたが、やはり同じ顔触れが続くとマンネリ化する危険もあり、なるべく新しい雑誌に出てもらうように配慮しています。今回も万遍なく各誌に人が行ったようで終日賑わっていました。
また、前回イラストコンテストを開催した『季刊エス』(飛鳥新社)は投票上位3位までの絵をポストカードにして無料プレゼント。あっという間になくなりました。次々回8月のコミティア81では姉妹誌の『SS』のイラストコンテストも開催予定。こちらも楽しみにしていてください。
さて、この5月のコミティア80は拡大スペシャル。ビッグサイト2ホール開催・3000サークル募集に対して2627サークルの申込みがありました。正直、内部的には2500サークルを目標にしていただけにかなり驚きの数字です。流石にいつものサークルの内側ゾーンは普段より広げられましたが、全体にキツキツのレイアウトになりました。あとはどれだけ一般参加者が来てくれて、にぎやかなイベントになるか。ぜひ、口コミでお友達を誘ってくださいね。

コミティア実行委員会代表 中村公彦
(広報ティアズより)