ティアズマガジン43 Push&Review全コメント

このアーカイブは、前回のコミティアで頒布された本に対する、
 1.ティアズマガジンPush&Review用に送られたコメント
 2.見本誌読書会アンケートのコメント
をすべてデータ入力したものです。書式は、

【本のタイトル/サークル名】
●コメント。
(投稿者の住所・ペンネーム)

となっています。掲載の順序は、サークル名の50音順となっていますが、編集の都合上順序が入れ替わっている所があります。あらかじめご了承下さい。

コメントがない葉書・イラスト主体の葉書は記載されていません。また、集計締め切り後に来たハガキも極力載せています。したがって、順位の票数と実際の掲載数が異なっていることがあります。

コミティア実行委員会

ハガキアンケート得票数

4 【「きみに伝えたいことがあるんだ。」/DARUMAYA FACTORY】
3 【赤い戦車/エレホン】
3 【メキシコ旅行記/グループ自由巣】
3 【Nシップ/グループダンジョン】
3 【かわいいだけじゃツマラない/まるちぷるCAFE】
3 【極東湯事/驢馬舎】
2 【HASTA LA VISTA! 3/H.L.V】
2 【涙のメカニズム/エレホン】
2 【GORI GORI COMIC 3/ORIGINAL BOX】
2 【夏セイ祭1/カネハル】
2 【風吹く金の森林狼/月砂時計】
2 【ソップ1号/ソニックワークショップ】
2 【UNDER WAVE 4-1/大村】
2 【言わずの恋/大村】
2 【翼竜/昼寝堂】
2 【蒼猫館/BLUE LYNX】
2 【ぼくはきみより頭がいい/山川直人】
2 【elsion 01/山本内燃機】
2 【KASAR 5/WARA*WARA】
1 【あじさいの間 vol.1/雨降りゴブリン亭】
1 【傀儡の系譜/あららい☆ぴちかあ亭】
1 【organ/アルカイック】
1 【暗闇森の遍歴職人/アルジラ】
1 【東地中海探訪録/アルジラ】
1 【極東太平倶楽部Vol.6/IDYL】
1 【WATER・remix/YELLOW Tag+なななな缶】
1 【Sound of Music 3/YELLOW Tag+なななな缶】
1 【小指のつめ/稲荷書店】
1 【EYES The new MIX/イベントガールズMink】
1 【紅雲/うさぎ屋弥左ェ門本舗】
1 【宇宙塵 194号/宇宙塵】
1 【LOST COLOR 4 後編/UL・JU】
1 【WYRD/S.E.Co】
1 【Round:2/円形食堂】
1 【聖譚曲2/円卓】
1 【すこやかなまんが/大西のすこやかな】
1 【突発カルラクナン王国物語/お魚缶詰】
1 【めがみ/オヨグネコ】
1 【WILD LIFE introduction/ON】
1 【イカプリ伝説/学習院短大漫研】
1 【Happy set/カミナリパンチ】
1 【待つ/神の計画社】
1 【ハンドメイド(初版)/牛丼屋】
1 【仮想体温のりんかく DANCE CHAPTER 1/九頭百貨公司】
1 【OXYGEN/極東見聞舎】
1 【ゼロ軍曹/空中庭園】
1 【ひらりんがいっぱ~い 7/CLUB HOUSE COMPANY】
1 【帰去来/黒幕同盟】
1 【カレンダー/K's project】
1 【DIGITAL U・K Vol.2/高圧電動クラブ】
1 【暗刃(DARK EDGE)/古梅屋(みりめとる委託)】
1 【フルーツ/サイエンスの幽霊&シルバースピード】
1 【天野晴彦坊個人作品集、サイエンスの幽霊/サイエンスの幽霊】
1 【水守/砂原堂】
1 【ガラスの声/Thanks】
1 【SUMMER GAP/G・JOINT】
1 【Elise 前編/人工甘味料】
1 【人生血風録/人生】
1 【TIMERS!/聖*十字軍】
1 【名探偵大木槌壊美/大深海水淵亭】
1 【センチメンタルジャーニーじゃいらんない1/大村(フェアリートップ)】
1 【JALEO/タイレル社】
1 【MONSTAR SUIT/チュンチュン】
1 【天然純毛100%!/天然100%!】
1 【冬行北京/東東国旅行】
1 【阿修羅伝/トウ利天】
1 【無限連鎖 お試し版/トウ利天】
1 【いつか人間になる日まで/トボフアンカル・ミニ・メディア】
1 【あんず山短大寮事件簿・総集編6,7/どりあんしすたーず】
1 【ちょっと休憩して四発/東風社】
1 【驚異の文鳥本/ななつの子合唱団】
1 【SODA MINT/ななつのこ合唱団】
1 【コバンVol.2/虹野末路&反省会】
1 【空の肋骨/NEWM:KZ】
1 【LIMITED MILLENNIUM/NEWM:KZ】
1 【Harbs first planter/HARBS】
1 【無限回廊/パイレーツ】
1 【PRETTY! シリーズ/パスカル企画】
1 【Xie-Xie/薔薇とチョップ】
1 【英国ひとり旅再び!/BFC海兵隊】
1 【孤島の城塞1/BFC海兵隊】
1 【木犀の庭/Phoebe】
1 【さよならにっぽん/福助堂】
1 【悪魔×2/福助堂】
1 【クズまんが/Plantation】
1 【クズまんがWEB 2/Plantation】
1 【片羽蝶/ぶるうな寝殿】
1 【escape/Flower Kitchen】
1 【魔術伯爵/Blepharismaとスエヒロガリレオ】
1 【ふわふわ音楽隊 臨時号/ふわふわ音楽隊】
1 【コミックマイア'97/Bone Bed Books】
1 【TAIKI & NARITA/POSTMAN】
1 【FUE/まさ企画】
1 【碧の底/MANOAH PRODUCTS】
1 【The Paper Back/Mari's】
1 【The Ring Ring Story 1/Mr.M】
1 【夜々/宮代リゾートクラブ】
1 【AGAIN/MIYA'S】
1 【TOPAZ TEA TREE/Mute Cafe】
1 【デルタ師匠アイダホスペシャル~マヨネーズあえ~/みりめとる】
1 【猛獣使イ/ヤマダ企画】
1 【Lcion 2/山本内燃機】
1 【時計仕掛けのダーリン/ヤンキーズ】
1 【世なおしフードルギャルファイター/UNIVERSL INVADER】
1 【夢狢8/夢狢】
1 【GET OF THE STRIKE COMIC/夢屋花乃屋】
1 【メイキス ONE/楽描館】
1 【POOL他/楽楽園】
1 【PRINCESS SISTERS/RAT TAIL】
1 【RYUSE-DA!/RYUSE-P】
1 【HOOT No.0/レトリック】
1 【Lefty/レフティ】
1 【英国遊山3/れぷん公司】
1 【楽しい午後の過ごし方/WAIWAIスタジオ】

読書会アンケート得票数

4 【フルーツ/サイエンスの幽霊+Silver Speed】
3 【神少女/乙女帝国】
3 【めがみ/オヨグネコ】
3 【ポケットフレンド/勝尚哉】
3 【待つ/神の計画社】
3 【君のためにできること1~3/KINGS CROSS】
3 【PERFECT LOVE WORLD/GRAIL】
3 【ANADOL 1,2/SMALL YARD】
3 【あきのゆうぐれなみうちぎわ/てぃーちでぃーる】
3 【片葉蝶/ぶるうな寝殿】
3 【ゆきたま/ぶるうな寝殿】
3 【蒼猫館/BLUE LYNX】
3 【ふわふわ音楽隊臨時号/ふわふわ音楽隊】
3 【収容所の小さな貴婦人/RIMLAND】
2 【UMINECO B&B/アーティスツカンパニー】
2 【くちびるセンチメンタル4/「あらしのよるに」】
2 【暗闇森の遍歴職人/アルジラ】
2 【CHU*CHU STYLE/YELLOW Tag】
2 【やまのひとふし/ABCOLOR】
2 【3年2組の夏休み/いばらきや】
2 【魔法の庭/Etios】
2 【しあわせ絵日記 準備号/Girlish!】
2 【ポップコーン竜騎士団/金星楽団】
2 【SIREN/元気一丁】
2 【みならい服のサンタの話/元気一丁】
2 【おれさま! カギザーズ/光速船】
2 【19番目のロザリー/JEWEL BOX】
2 【Elise/人工甘味料】
2 【石油のひみつ/STUDIO MAILAND】
2 【UNDER WAVE 4/大村】
2 【言わずの恋/大村】
2 【ふるさと/TIME CAN WAIT】
2 【Love Selection/TIME CAN WAIT】
2 【ヒビノセイカツ/DARUMAYA FACTORY】
2 【夏祭り/東京てへへ本舗】
2 【BLUE AGE/TAUPE】
2 【あんず山短大寮事件簿8/どりあんしすたーず】
2 【WALTZ TIME/ヌクレオチドファクトリー】
2 【おとぎ話BANG!/BAO協同組合】
2 【ネガティブラヴァーズ/ハナミーズ?】
2 【日常の王様/ひるあんどん】
2 【翼竜/昼寝堂】
2 【MAIN IN HEAVEN/HIROKI-2】
2 【ときどき/ぶるうな寝殿】
2 【きんぎょのおひるね/プレーン&シンプル】
2 【機械子兎/HEAD QUARTER】
2 【笑顔/楽楽】
2 【ペンギンの空/レフティ】
1 【カタログカットコレクション/アーティスツカンパニー】
1 【G2/ART GLAY】
1 【天/ART GLAY&こしかけくらぶ】
1 【オトナ天国・子ども天国 1,2/ICE】
1 【永遠の恋人/ARU's House】
1 【インクボトル7/インクボトル】
1 【でんとうのせいじゃなり/Weather Village】
1 【Lost Color後編/UL JU】
1 【すこやかなまんが/大西のすこやかな】
1 【エロモデムVol.1/大森屋】
1 【Odds&Ends 7/Odds&Ends】
1 【女子高生退魔日記/ガブリエルの猟犬】
1 【君を想う空/きまぐれ堂本舗&みいこぷろ】
1 【ENGLISH MUFFIN 2/KINGS CROSS】
1 【紅/紅組】
1 【けだもののように 10~13/ぐんたまカンパニー】
1 【風吹く金の森林狼/月砂時計】
1 【仁義なき雀士たち/高圧電動クラブ】
1 【Love TRAIN/小杉あや・AI・MIN】
1 【ジュラシックパーク/C&C】
1 【TOP CRAFT/時遊戯人】
1 【HR/Strange Animal】
1 【LAKI/セレナフィービー】
1 【キティ戦隊マタタビーVOL.3/タイレル社】
1 【COMPANION/DUCHESS】
1 【きみに伝えたいことがあるんだ/DARUMAYA FACTORY】
1 【おもちゃ箱の宇宙/ダンディ・パパ】
1 【Shy Boy カンバーション 3/CHINESE倶楽部】
1 【TABACO GARDEN 1,2/東京税関】
1 【サスペンダーΣ/富澤南桃堂】
1 【寂寥荒野/中村屋】
1 【ストロベリーフェア/HERBS】
1 【Love Love and Love/8号館】
1 【R・O・B・O・T/PAPA PANIC MAMA MAYONNAISE】
1 【結婚天国/ハムくまズ】
1 【Banzai Freak Beat/バンザイ・フリーク・ビート】
1 【TIN CAN/びいどろ博物館】
1 【ost Frout Fatal/百花園】
1 【Special/百花繚乱】
1 【悪魔×2/福助堂】
1 【さよならにっぽん/福助堂】
1 【笑顔/梟亭】
1 【晴れかけた空の日/PRIMROSE】
1 【ミニ絵本のセット/ぶるうな寝殿】
1 【ゆりあとニャンDK/ふるぐむーん】
1 【えっちい漫画/プロトタイプ】
1 【魔女娘3/ペケペケ倶楽部】
1 【犬山ケミカル親父/HEAD QUARTER】
1 【FUE/まさ企画】
1 【碧の底/MANOAH PRODUCTS】
1 【かわいいだけじゃツマラない/まるちぷるCAFE】
1 【Catch the Best 2/Mr.M】
1 【パラノイア博士とインテリア博士/Mr.M】
1 【デルタ師匠アイダホスペシャル/みりめとる恵庭支店】
1 【DNA幻想/ももりんブランド】
1 【A Likely Love/ももりんブランド】
1 【TIMERS!/楽楽遊戯】
1 【光りふる朝/LAPUTA】
1 【プリズム2/竜の子太郎】
1 【ホントのがめんのこくはく/林檎堂】
1 【バイトの鬼/route-SJ】
1 【英国遊山5/れぷん公司】

P&R全感想紹介(●…投稿ハガキより ◆…読書会アンケートより)

【UMINECO B&B/アーティスツカンパニー】
◆あったかい絵柄だけど、程よくサスペンスとギャグ性があって貴重だと思う。人間は一人だけで、あとみんなネコとかなのです。そのネコがいーかんじなのです。シンプルなキャラで描いてんのにしょぼくない、レベル高いなんて!! あとコマも見やすくキレイ。次行ったら買うね!! もお!!(?・暾ナタロウ)
◆はっ、と似ているもの同志を見つけるたびふるふるとナゼ(?)はふるえるんだ!? かわいいけど。(東京都・もんにゃ)

【カタログカットコレクション/アーティスツカンパニー】
◆このごろは、毎週末になるとどこかで何かの同人誌即売会をやっているものです。サークルさんのカタログカットもそのたびに新しいものが生まれるわけですが、それをまとめて見ることはとても難しいです。そんなことを思うとこのサークルカットを集めたアイデア、面白いと思います。また、オマケ本であるところが良いですね。(東京都・永野薫男)

【あじさいの間 vol.1/雨降りゴブリン亭】
●この先さらに面白くなる「予感」があります。(千葉県・m)

【傀儡の系譜/あららい☆ぴちかあ亭】
●長編マンガのおもしろさを十分に出している作品! 内容もハード、ヤってるのもハード。(3巻ビビリまくり…) 女ムッチリ男ガッチリなデッサンも大好きだ~。ガンバレ克都さん、伍巻楽しみにしてます。(山梨県・たかみね)

【organ/アルカイック】
●力強くて、美しい。詩というより、歌。叫んでる感じ。惚れた。(埼玉県・望月かな)
●魂の叫びというか、なげきというか、血を流している心の傷口を自分でさらに広げるような文章が痛いです。でも、痛みを知っている人間は、心に財産をもっていると思う。この世に楽なだけの人生はないと思うから。人の心を動かすのは、真摯な思いの積み重ね。自分で壁を作っているうちは、形にならないかもしれないけおd、自分で作った壁に気付いた時に、心の思いが形になるのだと思うよ。森真利子へ。(和歌山県・田中翔子)

【暗闇森の遍歴職人/アルジラ】
●東地中海探訪ですっかりファンになってしまった松風さん。この丁寧さには感動してます。バルト諸国周遊記も楽しみです。もちろん、エリフォスの続きも!(神奈川県・猫の名前)
◆読み終えて、参考文献にびっくり。よく読んでいるなと思いました。確かに中世風の作品は多いですが、この作品は「時代考証」も良く出来ているように思いました。(好きでないとこれだけの資料読み込めないですね) 中世の雰囲気が出ていると思います。(東京都・永野薫男)

【東地中海探訪録/アルジラ】
●知られていない国でガイドブックも少ないのでとても興味深かったです。(神奈川県・時計坂急行)

【永遠の恋人/ARU's House】
◆なかむらちさとさんの商業誌再録本。本格的SFファンタジー。絵もストーリーもしっかりしている。登場人物の「想い」が本から飛び出て、読者の心に深くきざまれる様だ。同人再録にあたって描き足したエピローグ、僕個人としては無い方が良かったと思うが、作者がキャラクター達に安息を与えて、区切りをつけたかったのだろう、ま、これもよしとしよう。(埼玉県・阿部紀巳夫)

【極東太平倶楽部Vol.6/IDYL】
●シリーズ6作目でますます快調のスラップスティック(っていうんだっけ?)どたばたコメディ。こんな面白い漫画、ほかにどこをさがしたってない、と個人的には思います。何度読み直してもゲラゲラ笑えます。これは絶対、自信をもっておすすめできる作品です。Vol.1~5ももちろんおもしろいことは言うまでもない。(東京都・河合亮)

【WATER・remix/YELLOW Tag+なななな缶】
●この人の詩は考えこむ詩ではなくて感じてゆく空気みたいなものです。私はその感じがとても好きなのでいろんな人の中に広がっていってほしいと思っています。(群馬県・ビーズいか)

【Sound of Music 3/YELLOW Tag+なななな缶】
●本当は教えたくないほど好きになった作品。心にくるんだよ。泣きたくなったよ。悲しい話じゃないんだよ。どこにって? あちらこちら。あちらこちらはそこにもここにもって感じだよ。種が広がって花になるんだ。(群馬県・やじやじ)

【CHU*CHU STYLE/YELLOW Tag】
◆か、かわいい。この手の本は読むとすぐにあきてしまいがちだけど、いいかんじでテンポがあっていいと思う。続きは出した方がいいですよ(笑)…と思ったらあった(笑)(東京都・もんにゃ)
◆いや~ん かわいい~ん。(?・暾ナタロウ)

【小指のつめ/稲荷書店】
●誤植のない同人誌って珍しいです。しかも小説! 内容も、不幸を愛するところに個性の芽生えがありそうで先が愉しみです。受け先からずれているのは好きです。(茨城県・夜鬼)

【3年2組の夏休み/いばらきや】
◆子供たちの姿が生き生きと描かれ好感が持てる。作品全体になつかしさがあり、おちついた感じの絵には魅力を感じる。(東京都・関東ホモ牛乳のつどい)
◆ほのぼのとしたストーリーがよかった。なかなかこういうストーリーの本って見ないんですよねぇ。(東京都・丸岡剛)

【EYES The new MIX/イベントガールズMink】
●うわぁー、モノホンのコンパニオンさんだぁーうれしー。「東京モーターショー」のお話だ。うわ、舞台裏むっちゃキビシぃー。絵がとってもキュートやねんカワイー。(もーなんかLoveチューって感じ) げー、1997下半期のスケジュールめっちゃハードやん。ものごっつキビしい。わーい。本買ったときプロマイドもらったー。(うれしさ頂点) わーい奥付けに「もうすぐ結婚します。」だって。わーい…。(うれしさ急下降)(埼玉県・不安区)

【インクボトル7/インクボトル】
◆いや~。インクボトルって個人サークルじゃなかったんですね~。(東京都・山川黄予美)

【ジャパンレンタガール/INDIES-くじら組】
●作者の池知奈々の作品は、主従関係モノが実は多い。
今までの作品は、主従どちらかが悩んでいるのをどちらかが一方的に助けるという、「助け合い」の点に重きのあるストーリー展開だった。が、今回は一転して、お互いが足の引っ張りあいをしている。でもそれは、あくまで好意からきているものだから、かわいくて、それがまた小悪魔的で、男性読者急増というのもうなづける話だ。
エンターテイメントとしてのミルキーのかわいらしさや、リクオのバカっぷりは称賛に値する。
ただし、過去の池知奈々作品のどのキャラクターよりも大人になっているような気がする。「わかっている奴ら」になっている。それは作者の成長を反映しているのかもしれない。続きが楽しみです。(大阪府・湊みゆき)

【でんとうのせいじゃなり/Weather Village】
◆おもしろい!! 続き出たら買いたいです。(東京都・もんにゃ)

【紅雲/うさぎ屋弥左ェ門本舗】
●世江ゆきしづさんのあたたかい絵柄にほんわかしました。思わずスペースに並んでた本全部を買ってしまった。その中でもこれがお気に入り。 日常の何気ないストーリーでも見せてくれる。手作りのコピー本が良い。(神奈川県・吉野杏実)

【宇宙塵 194号/宇宙塵】
●「宇宙塵」というと、名前だけでクラクラときてしまうSF同人誌の名門です。ぼくもクラクラとしてつい名前を書いてしまいました。ハードな創作はコミティアの文芸ジャンル参加サークルの中でもトップレベルです。(茨城県・夜鬼)

【LOST COLOR 4 後編/UL・JU】
●血とおきてに縛られた一族。絶滅の淵に晒されたそのさなか、激しく燃え上がる情念の炎は最後の徒花なのかー。丁寧な話運びとリアルな群像ドラマ。「オリジナルラブファンタジーアドベンチャー」はダテじゃないと思うのだ。続巻大期待!!(神奈川県・平野俊幸)
◆前編を読んだことがなくともこれ1本できちんとストーリーが理解できる。別にわかりやすいストーリーだったというわけではなく、読者に読ませようという雰囲気がただよってきた。(東京都・有)

【やまのひとふし/ABCOLOR企画】
●見本誌コーナーで見つけた中では当たり! だった1冊。 「山姫」こと、山の神様?と人間の交流話3本。でも私、3番目のお話がいちばん好きかも…(くらい?)(石川県・かのはら美友)
●作家にとっての自然というものを「山姫」に託して描いた民話調の短編集。子供向けに改編されてグリム童話になってしまう前の、クールで残酷なペロー童話のような一冊だ。
内容は「山姫(山姥?)」というモチーフに寄せた、漫画作品3作といくつかの引用詩である。民話的な「さとのやまひめづか」、冒険を失った現代小学生の夏休みの冒険譚「ひのきやまものがたり」、ちょっと角度を変えてアンコール・ワットの遺跡を舞台にした「風はしる時なしの森」。この世のどこかに、人の世とは異なる生命や価値観があり、稀に触れ合うけれど相容れない…。そのすれちがいの感触が、慣れた絵でさらさらと描かれている。中でも「ひのきやま…」は読んで楽しい一作で「少年」とか「夏休み」がツボな人にはおすすめ。(東京都・藤本裕子)
◆昔からこういうふんいきのお話には弱いのであった。何度でも読みたくなる本だと思う。(東京都・もんにゃ)

【HASTA LA VISTA! 3/H.L.V】
●渋いおやじとかがでてくるけどほのぼのしててちょっぴりシリアスもあったりするSFマンガ。続きが見たいです。(東京都・有人)
●お姉さん達が描いているスケールは広いが(宇宙)、内容は身近な楽しいSF(神奈川県・川蝉68)

【WYRD/S.E.Co】
●これからやろうとしてる未完成・予告本ですが、でもこれなら"このキャラでやるよ"って絵柄とストーリー、それと"うんちく"や設定も描いてあって、少しためになると私は思うのです。今後の活躍が期待できると思われる1冊です。(?・板東美雪)

【はむすたあしんぶん/エトランジェ】
◆近ごろHPを開く人は、同人誌→HPという流れで作品を作ってる方が多い気がする。この本はHP→同人という流れで本が作ってあって、少しだけインターネット気分を味わわせてもらいました。表紙もプリンタを使ったフルカラーで(こういう本もこれから増えてくでしょうね。)キレイでした。(鳥取県・塒丸餅)

【赤い戦車/エレホン】
●前回のティアマガを見て寄ったのですが、他は売り切れで、唯一買えたエレホンさんの本がこれです。残っていた本ですが、これも存在感があり、思想、見せ方、雰囲気、せまるものがあります。言葉では書きにくいですね。うー、他も見たかった。やっぱし前日、Girl3に行って、その帰り朝までずっと本みてておきたら10時だったのが…。(寝るつもりなかったのに、あぁ、弱すぎ) 女の子が単に不満言ってるだけじゃなく、立ち向かう強さもある所がいいです。偏ってっけど。(千葉県・えろばへろみ)
●わからない。感じるものがあるのにわからない。これってツライ。自分が男性だから? それは逃げ、それは嘘。ずっとわからないかも知れない。でも、時々でもいいから、読み返して考えてみる。捨てられない本。(神奈川県・長尾晃)

【涙のメカニズム/エレホン】
●自然なセリフが良いです。あと、顔(眼)の描き方が何とも味があります。それにしても「エレホン」って何だろ…?(東京都・白身魚入りツナ)
●書評に載ると、きになってしまうのが人間の性。(←そうか?) いそいそとスペースへ立ち読みをしに出かけて新刊とあわせて買っちゃいました。良かった。面白くなかったら、自分に正直に買わない。良かったから買ったのだ。買う買わないなんていう問題じゃないけど、手に入れて幸せだと心から思った素敵な本。(岡山県・羊の人。)

【Round:2/円形食堂】
●いろんな人の短編集が一冊に集まっています。きれいにまとまってます。(東京都・有人)

【聖譚曲2/円卓】
●ティアズマガジンをカバンにしまってから買った。表紙を見て立ち止まった。中を見た。狂いはなかった。ニヤリ。どうも長くなりそうなお話。先々まで楽しませてもらえそうだ。早くとは言わんが、ちゃんと続きを描け。無理はしなくていいけど、もっとページ数増やせ。2となっているが、1を見てない俺でも不便なことはないぞ。それはマズイんじゃないか?(笑) いや、すごい事にしておこう、ここでは。世界に残されたのは、神の巨木に暮らす八人の子供だけだった。(神奈川県・長尾晃)

【すこやかなまんが/大西のすこやかな】
●実力のある描き手さんです。画面は一見雑ですが、すごくていねいに描いてあって、もう少し絵に好感が持てるようになればすごい事になっちゃうと思います。(大阪府・鵜飼純)

【突発カルラクナン王国物語/お魚缶詰】
●可愛くて楽しいです。キャラクタがいきいきとしていて、1Pマンガが笑える。キャラクター表も分かり易い。シリーズ全部あわせて読むと更に楽しめると思います。とても奥深い。(岡山県・羊の人。)

【Odds&Ends 7/Odds&Ends】
◆「マニア仁義」大笑いでした。苦しかった。(?・?)

【神少女/乙女帝国】
◆交通事故で首だけになってしまった令嬢と、話し相手に選ばれた若い医師。やがて二人の間に愛が芽生えるが…。…救われないっす。もともと、ここはH系サークルさんなんですが(笑)ここまで昇華してくれるとカルトの領域に踏み込んでますね。お約束のパターンで途中で先が読めちゃったけど、画力と演出がしっかりカバーしてて、最後まで読ませてくれます。(神奈川県・昼行灯猫)
◆首だけ少女とバイトに来た少年のお話。オチは…まあこれもいいか。(埼玉県・楠原柾)
◆交通事故のため瀕死の重傷を負い、首から下は最先端の医療技術によって機械化され、置物のように「生かされた」少女マリコ。身体がない故に彼女は永遠の処女として汚されることなく生き続けるはずだった。しかしマリコの前に友人として雇われた青年サキト。サキトに好意をよせるマリコは、自ら汚れる道を選ぶが…。ラストは素直すぎて少し、拍子抜けしたが、そこに至るまでの仕掛けのおもしろさ、ストーリー展開は、はっとさせられる。(埼玉県・阿部紀巳夫)

【めがみ/オヨグネコ】
◆生命、心といったものを、可愛らしくスッキリと描かれている。さらにちゃんと"不思議"も存在する。異世界(ファンタジー)の感覚を、良くもまあ、これだけ見事に表現されるなあと感心しました。軟体動物、プリチーです。(神奈川県・長屋晃)

【GORI GORI COMIC 3/ORIGINAL BOX】
●また、思いきった事をしたものだ。前号までのテキスト主体、地味なパッケージから一見18禁まがいのものへ。3号目にして大変身である。内容はというと、お色気(エロとかアダルトではなく)+馬鹿+無意味に込められた力+ちょっと泣き、といういつもの調子なのだが、編集者いわく、売りたい為に表紙をこのようにしたらしい。同人誌はトータルなパッケージを含めて一つの作品と見られる傾向が強いが、はたして思惑通りに事が進んだのか興味深い。私見では、やりすぎて読者層を狭めてしまったように思えるので残念だが、男に売るぜ!!という意気込みは十二分に伝わる明確なパッケージである。その結果は続巻で分かるとして、コミティアでは面白い位置にあるこのサークル、これからもコミティアの多様性の一翼を担い、活動していってほしいものである。(神奈川県・平野俊幸)
●おっぱいおっぱいおっぱいぱい。おっぱいがいっぱ~い♪ そんな歌を奏でながら、男子の煩悩を乗せて疾走するおバカな少年スケベマンガ達。好きだって気持ちに嘘はつけないのさ~イエイ♪ カムバックルナセンセ~(死)。(神奈川県・DA大塚昌)

【WILD LIFE introduction/ON】
●久々~っっ、骨太~っっ、こーゆーの大っっ好きなんですよお~!!! 絵もとーっても上手でかっこいい~!!! 続きを楽しみに待ってます!! ゆっくりでいいですから、かっこいい沙漠を描いてくださいっ!!! うひょ~っっ。(埼玉県・関口道子)

【しあわせ絵日記 準備号/Girlish!】
◆レズビアンカップルと、その周囲を描く生態4コママンガ。明るく晴ればれしているので、セクシャリティが異なる方でも大丈夫。偏見、誤解もなんのその、エグい会話も笑えます。(神奈川県・長屋晃)
◆♀♀の方の結構実話(筆者談)な4コマ本。4コマ自体もおもしろいんですけど、普通はあまり聞けないゲイな方の考え方とゆーか、あたりまえとしての文化とかがinterestingでした。是非続きが読みたいな~。(神奈川県・NKE)

【イカプリ伝説/学習院短大漫研】
●やっぱスゴイぞ今回も。今回は最初から最後までスキがない。個人的には「エセ天使イカと悪魔イカ」の話をもっと描いて欲しいぞ。(神奈川県・生方悠平)

【ポケットフレンド/勝尚哉】
◆部屋に閉じこもりがちな内気な少女がある日、部屋に住みついてた小人族の男の子と出会い、明るくてたくましい(笑)少女へと成長していく話。久々にぐいぐい引き込まれた上に、読んだ後壮快な気分になれた本です。あと、男の子と女の子の間にも「友情」は成立するんだなぁと感動しました。(神奈川県・昼行灯猫)

【夏セイ祭1/カネハル】
●事故で父親を亡くした宵子が、初めて訪ねた父の実家。迎えてくれたのは、いとこの子供(といっても、兄の方は年上)千夜と伸哉に、少しぼけてしまった御祖父さん。ところが、この家が、いろいろ謎だらけの不思議な家。死者の国だという千夜の言葉は何なのか。父の死をまだ受け入れられず、離婚した母の所にも行きたくない宵子と、ここにいろと気楽に言えない事情のある兄弟。御盆も終わって、夏休みも残り少なくなったある日宵子が、何者かにとりつかれてしまう。異界は決して無縁の世界ではなく、身近にもあるという夢路行様独自の世界で、これからどう話が進むのか、続きが待ち遠しい。はらはら、どきどきの物語が、いよいよ始まります。(埼玉県・清水悦子)

【Happy set/カミナリパンチ】
●内田かずひろ氏のファンなので。前回買いそびれたけど今回買えて良かった。言うことない。ただ好き。(千葉県・(み))

【待つ/神の計画社】
●遠くに住む、年二2・3回の手紙のやり取りくらいしかない小学校時代の友人に会うために駅で待っている、というシーンだけを描いた作品。しかし主人公の心理描写が…上手い。つながりの希薄な友人-しかし失いたくない、失うのが怖い大切な友人。会わない分だけ不安は大きくなる。変わってしまったのではないか、嫌われてしまったのではないか…と。そんな恋にも似た苦しい感情を、恋人ではない他の誰かに抱いたことのある人なら痛いほど共感できる物語だろう。ストレートで、それでいて絶妙なセリフ回しに完敗しました。(東京都・中治初)
◆好きな友達ってたまーにすごく会いたくなる。でももう電話番号も住所も知らない。これ読んだときすごくせつなくなったな…。会って話せるっていいなって。(埼玉県・楠原柾)

【君を想う空/きまぐれ堂本舗&みいこぷろ】
◆本来、あまり小説は(時間がない、というのもあるけど)読まないのだけど、けっこうよみやすかった。そのうち買いに行きたいです。(東京都・もんにゃ)

【前菜物語-NAMBA KUNI ONLY BOOK-/CANDY LIGHT出版】
●エッセイマンガを読まない私が、思わず買ってしまった。表紙の中身のギャップが愛らしい。作者の思っている事がストレートに伝わってくる。(千葉県・佐藤聡美)

【ハンドメイド(初版)/牛丼屋】
●2冊目より初版の方がうまいです。再版を期待します。(埼玉県・Viship)

【仮想体温のりんかく DANCE CHAPTER 1/九頭百貨公司】
●初め、男の人が描いているのかと思いました。めっちゃかっこ良い。ストーリー、画面作り、全部全部(神奈川県・川蝉68)

【OXYGEN/極東見聞舎】
●主人公がカッコイイ! 理由ありな過去も全部ひっくるめて、とにかくカッコイイ!!(神奈川県・小川景)

【君のためにできること1~3/KINGS CROSS】
◆見本誌読書会で読んだ時、「うー、いいなぁ、うちの犬の事思い出しちゃったよ…」って思ったのが家まで引きずって、後になってから「ああ、あれいいなぁ」と思い返してしまった一冊。すんごく心に残ります。
自分のそばにいて勇気や元気を分けてくれる存在って、いつでも一生懸命な姿だけを見せてくれる。何も責めたりしないんだよね。で、その存在って、男とか女とか犬とか猫とか、そんな事は本当は関係ないんだよなって思えてしまう本なんです。1~3まであって読み応えあります。(埼玉県・楠原柾)

【ポップコーン竜騎士団/金星楽団】
●佐々木亮は愛情のひとである。特別な事を描いている訳じゃないけど、何より笑顔がいい。彼女の世界には優しい愛情が詰まっている。で、これは雑誌掲載作。夢見る少年少女たちが微笑ましい良作。(埼玉県・水野輝夫)

【迷惑な大人たち3/銀の卵】
●こちらも見本誌コーナーで見つけたご本、その2。「3」がおもしろかったんで、バックナンバーもそろえてしまいました。(うちのスペースのお向かいさんだった。世の中せまいわ…。) 新キャラ出すテンポが早すぎるよーな気もするけど、皆それぞれミリョク的なので、各キャラメインのお話を見てみたいです。それと、名なしの殺し屋のつづきが見たいなー。(石川県・かのはら美友)

【ゼロ軍曹/空中庭園】
●羽柴さんのムーン・ディザスター中に出てくる「さばカレー」って?(千葉県・m)

【艶夜/QUARTER HOUSE】
●家に、本を置くスペースがすでに限界のなので、なるべく大きなサイズの本は買わないようにしていたのですが…見本誌をめくっているうちに、どうしても欲しくなってしまったので購入しました。2冊ともイラスト集ですが、もう、ものすごくかっこいいのです。カラーの色合いも美しいし、技術もハイレベル。素晴らしいの一言です。何より、絵に生命力があるのがとてもいい。いつかぜひ展示をやってほしいです。(神奈川県・末吉薫)

【PERFECT LOVE WORLD/GRAIL】
◆タイトルが秀逸(神奈川県・平野俊行)
◆どれいであるということ。その方が幸せである、ということ。幸せのカタチは人それぞれ。その人がいなくなった時、バランスが保てない程の存在だったらどうなるのだろう? こわい気もする。(東京都・もんにゃ)

【ひらりんがいっぱ~い 7/CLUB HOUSE COMPANY】
●生まれ変わったら高校生になりたい…。「ひらりん」を読んでいると、自分の学生時代には何か大変なものが欠落していた気がします…。生まれ変わったら私も堀井先生に憧れたりひらりん達と楽しく暮らしたりするのだー。とりあえず、気持ちが殺伐としたら「ひらりん」を読むとよいのです。4コマもイカすぞ。(東京都・けろちう。)

【エターナル/green company】
●惑星エターナル、戦火の下で兄と弟を中心に展開する物語。設定に負けないドラマチックなお話でした。登場人物もみんなキレイでうれしいです。(東京都・ハルオ)

【メキシコ旅行記/グループ自由巣】
●旅の三色刷本。(第3弾でしょうか…)いつもながら、買って損ナシ!の1冊でした。(東京都・白身魚入りツナ)
●本文まで三色刷りってだけでスゴい! 中の出てくる人達も変でスゴい!(笑)と思ったっす。(群馬県・ビーズいか)
●この人、本当に旅を楽しんでるよなー、と感じる。猿岩石の対極を行く本。(千葉県・高橋誠一)

【Nシップ/グループダンジョン】
●ストーリー性は無いとあとがきで書かれていますが、一応ちゃんとおちているし、情報量で必要以上にフォローできていて大変楽しく読めた。この方の作品にはいつもタマシイを感じるのです。(埼玉県・埼玉犬)
●潜水艦マンガはただでさえむずかしい戦争マンガの中でさらにあつかいにくい物だが、非常におもしろかったです。今までの潜水艦マンガの中で一番です。(神奈川県・佐藤由織)
●かわいい絵柄、夢のハーレム設定、そんでもって話は「沈艦」。サークルスペースで5回読み、家に帰って寝るまでに10回読んで、今日(11/29)まで、30回は読みました。お買い得の一冊です。(東京都・たけし6号)
●本書は、第二次大戦中の地中海で活動する、架空の国フェアリーランド王国の潜水艦が舞台となっています。40数名の女性のみで構成される乗組員の中に、書類上のミスで若い艦長が着任することから、物語がはじまります。この設定のおかげで、WOLVERINEさんの描かれる、健康美あふれる魅力的な女性たちを堪能できます。
ただし、本書ではあくまでも戦記漫画として描かれており、ハーレム状態?にありながら、艦長は一線を越えず、厳格で頼り甲斐のある艦長であり続けます。潜水艦の生活の厳しさ、戦闘の恐ろしさ、指揮官の有るべき姿などを、時には精密に、時にはユーモラスに描写することで、いっそう物語と登場人物に深みがでています。
あとがきによれば、「描きたいモノの1/10も描けなかった」そうなので、ぜひ続編を描いていただきたいです。(新潟県・星野信明)
●毎回安心して読める一定レベルの作品を発表されているのにも関らず、ミリタリー趣味のマニアックさや、クセのある作風が要因なのか、あまり評価されないようにも思える。
今回の本は、ストーリーはどうということのない潜水艦の日常(といっても戦時中のだが)を描いただけの作品ながら、とにかく評価してしまうのは子供向けの「ひみつマンガ」シリーズばりに情報や世界観の説明が挿入されること。かわった職業の日常エッセイモノと同様の楽しさがあるが、さすがに作品としてのまとまりがあり、ポイントは高い。それと気付かぬうちに引き込ませる上手さがあって良。メタ・パラダイムとはまた違う、「ストーリーよりも自分の描きたいものを描く」というテーマのノンストーリーマンガのスタンスが気持ちいいくらいストレートに出ている。ここらでちゃんと評価したい。またこの作品は、作者うるぶ氏の他の作品よりもはるかにとっつきやすく楽しめるので、読者をシャッフルするという意味でも、小さくてもいいから紹介したいです。(東京都・武田剛)

【紅/紅組】
●知る人ぞ知る話だがプロレスラーには同性愛者が多い。肌と肌を合わせるコンタクトスポーツである以上、仕方の無いことなのだろう。
かつてA・T・ブッチャーはインタビューで「プロレスとは何か?」と尋ねられて「ジャスト・ライク・メイク・ラブ」と答えたという。訳すと「SEXと同じ」。
この言葉を解釈するなら「プロレスとはある種の約束事と、フリージャズの如きアドリブ合戦によって構築される肉体表現芸術であり、それは深く理解し合った者同士のコミュニケーションとしてのSEXに近い」ということらしい。名レスラーならではのたいへん深い言葉である。
前置きが長くなりすぎたが、この本はビックコミックオリジナルで「おかみさん」を連載中の人気漫画家・一丸氏が自主出版したプロレスJUNE漫画である。
主役は美男で軽量級の紅と豪傑タイプの修羅のタッグチーム。だが現実には紅は修羅の性欲処理係でしかない。試合後、控室で修羅に凌辱された紅が「オレ…何やってんだ…」と呟く辺りがとてもJUNEだ。果して二人の関係が闘い模様の中でどのように変化していくのか、興味は尽きない。
「仕事の合間にこつこつ描いていきたい」という事なので楽しみに続刊を待ちたいと思う。(東京都・中村公彦)
◆いやー、プロレス物って初めて読んだです。続きが気になりますよね、これは。どうなるんでしょう。これ。(JUNE系はあまり好きじゃないけど、話がしっかりしてれば別です)(東京都・もんにゃ)

【帰去来/黒幕同盟】
●こちらの本は、初めて買ったのですが、犬本や赤ちゃん本など全部で6冊も買ってしまいました。中でもこの本がよかったです。再録集ではありますが、シリーズが全部読めてよかったです。(埼玉県・関口道子)

【けだもののように 10~13/ぐんたまカンパニー】
◆ハイティーンの心の繊細さと、狂暴さと、ひたむきさにあふれた本。ヨリ子の心のSOSを唯一人理解した金子との別れのシーン。ほんの数秒の出来事だが1コマ1コマの2人の想いは1時間程に感じられた。(埼玉県・阿部紀巳夫)

【カレンダー/K's project】
●再版の本を出すと言われたので来たのがでていなかった。だけど猫娘本は、ほんわとしていていいです。(埼玉県・Viship)

【風吹く金の森林狼/月砂時計】
●深く冷たいとじこめられた夜空とおだやかで、あたたかな真昼のこもれ日。その2つがとけあった不思議な感覚、空高く舞い上がる鳥たち…が、この作品のイメージです。シリーズですが、続きが楽しみ。くり返しかみしめて読みたい。(東京都・S.S.)
●今一番幸せになってほしい二人です。(神奈川県・紗耶木久見)

【SIREN/元気一丁】
◆こういうの好きなんで…おじさんまんが(笑) おじさんセンチメンタルをもっと読みたいの…だれかかいてください…もっと~。(埼玉県・楠原柾)

【みならい服のサンタの話/元気一丁】
◆読んでてなんだか心の真ん中があったかくなるようなマンガでした。こういうの好きです。(東京都・もんにゃ)
◆見習いサンタの青年が入院中の心優しい女の子に出会って、無事本物のサンタになれる、とってもハートフルなストーリー。…ううっ、ええ話や(泣)、久々にじーんときてしまった。ラストの、母親になった彼女が子供に向かって、「三田さん、居るわよ。だってママ、会ったことあるもの。」というシーンがとても印象的で、心が洗われました。(神奈川県・昼行灯猫)

【DIGITAL U・K Vol.2/高圧電動クラブ】
●これだよこれっ! 笑い飛ばしてたつもりが、魅かれて行っちまう。「訳わかんなそう」、と思ったアナタ、さすがですね。でもVol.0から読めば一発です。訳の野郎は、後から1コ1コ付いてきますから。ここにも一人、イカした奴がいてくれたぜ。俺はうれしい。読者参加の企画も有ります。それについてはVol.1をどうぞ。(神奈川県・長尾晃)

【仁義なき雀士たち/高圧電動クラブ】
◆すっげーパワフルなマンガです。麻雀の事なんてほとんど分からなくても楽しめます。こういう、いきおいのあるマンガがたくさん読みたいですね。(東京都・八木宏幸)

【暗刃(DARK EDGE)/古梅屋(みりめとる委託)】
●こんな渋いのもあったんだ、って感じ。自慢したいね。(神奈川県・長屋晃)

【Love TRAIN/小杉あや・AI・MIN】
◆下らなくて(笑)いい。かわいい絵柄と内容のHモノのギャップがいい。結局最後は少女マンガの恋愛モノになってるのがまた笑える。イヤ味がなくていい作品。(埼玉県・山森規雄)

【四神相応(CD)/コダケ録音】
●1年ぶりにCDを買ったら、1年前に何を買ったか覚えていた下さった。そんなに印象が強かったのか? 何をしたんだお前!? ぼく、ええ子やもん。30分間CD聞きまくっただけ。(和歌山県・田中翔子)

【空の四季(CD)/コダケ録音】
●八尋さんらしい音の作りで自然の脈動が伝わってくる感じがします。心の安らぐCD。アナログな音質が素朴です。(和歌山県・田中翔子)

【フルーツ/サイエンスの幽霊+Silver Speed】
●「流れよ僕の涙」と君は言った。"でも本当に本当に「本当」なんて物があるんだろうか"南研一さんのまんがを読んでいると「独り」を強く感じる。誰の心にも存在する「独り」を。そしてそのさびしさや、やるせなさよりも、力強さみたいなものを強く感じる。(埼玉県・望月かな)
◆異色な組み合わせと漫画。(千葉県・卯月千尋)

【天野晴彦坊個人作品集、サイエンスの幽霊/サイエンスの幽霊】
●この2冊は天野サンが10代の頃に出された本だそうで…私と友ダチが密かなマイ・ブームにしているものをこの方は何年も前に見つけ出して自分で消化吸収している所が何ともスゴイというかくやしいというのか…。(ほとんど天野サンとは同世代なんです) とりあえずその友達へのB.Dプレゼントと自分のと2冊づつ買ってみたりして(笑)(もちろん新刊も買わせて頂きましたヨ) 何というか久しぶりにドキドキする描き手さんだなぁと思いました。読むと何かをやりたくなる本というのを私は目標にしているんですが、まさにそれじゃないですか。2次的作品作りをキラウ描き手さんもいる様ですが、私は反対にどんどん他人に影響させるのもを作るべきだと思います。それって単純に言うと「感動」って奴ですよ。(大阪府・鵜飼純)

【水守/砂原堂】
●独特な雰囲気で話が進んでまるで渋い映画みたい。(もちろん絵もめちゃくちゃ上手くって、今回の大当たりィ!!)(神奈川県・小川景)
●砂漠の町の貴重な水を巡る物語。砂原さんはとにかく絵が印象的。描き込んだ感じがかっこよく、人物が生きてる。(カット)こんな気持ちいい画面を作れるのは、才能だと思う。もっと描いてほしいです。(東京都・菅谷亮子)

【ホリーガーデン/サリーガーデンズ】
●何年かぶりに、このサークルさんの本を手にとりましたが、何だか、表現力が深くなった気がします。「家路」も良かったですが、「庭」の王様のラストのセリフでどうしても泣いてしまう…。何度読んでも。(神奈川県・末吉薫)

【ガラスの声/Thanks】
●前作「夢のかけら」を読ませていただいたので、これもついつい。やっぱりよかった。ステキなストーリーです。(神奈川県・吉野杏実)

【ジュラシックパーク/C&C】
◆千明と雅俊のかけあいが面白かった。時間を忘れて読んでしまいました。(東京都・丸岡剛)

【SUMMER GAP/G・JOINT】
●初めの方の幻覚マンガが良かったです。どっちが現実の世界かは判りませんが、元は少年の方なのかなと思ってます。作品見てないと意味不明な文ですね、スミマセン。MTFの人が読むと喜びそう。(千葉県・えろばへろみ)

【TOP CRAFT/時遊戯人】
◆テーマはすごく深いのに割合すらっと読めました。「LOVE MY SELF」が最後に載ってるのもいいな。(千葉県・卯月千尋)

【19番目のロザリー/JEWEL BOX】
◆短い話だけど少しカンドーした。(東京都・岡部宏之)

【Elise 前編/人工甘味料】
●兄妹愛…って言うのか、妹の絢音の心理描写が本気で伝わってくる様です。"兄が元気になるなら…"という、優しさや兄が亡くなって残像を友人とダブらせ、兄と思う、ショックの大きさとか、本当にありそうな話で怖いですが、好きです。(?・板東美雪)

【人生血風録/人生】
●ここのサークル以前から気になってたんですけど、勇気をもって買うことが出来ました。うちわ受けの本ですがそれをおぎなってなお余る勢いがあって笑かしてもらいました。他の本を買おーっと。(福岡県・藤森恵子)

【人造人間あかねちゃん/シンデレラ・アカデミー】
●設定の妙さで一気に押してしまうタイプの4コマ漫画。全体のほのぼのさとのギャップが、なんとまあ。一冊できれいに完結しているところも○。(埼玉県・Gori)

【高島戦隊・ダンチヅマン2/スタジオ自由人】
●表紙、アダルト系かと思いました。アクションシーンの急がしい、れっきとし少年漫画です。登場キャラクターの魅力をちょっとづつ小出しにしていて、とても次を読みたくさせてくれる作品ですね。(埼玉県・Gori)

【石油のひみつ/STUDIO MAILAND】
◆ロジスティクスの大変さがよく出ていて感動です。(?・?)

【ANADOL 1,2/SMALL YARD】
●叙事詩のにおいのする物語に、とても引かれます。私がもともと「ゲド戦記」など架空の歴史をつづった話が好きなこともあって、「ANADOL」は久しぶりに胸の躍るような気持ちで読みました。この本はイスラム世界、アナトリア地方を舞台にした予言を巡る物語。描かれるのは、口にされなくなった予言、村人にとってなぜか禁忌とされている曾祖母の存在、そのおばあちゃんの口から語られるおとぎ話めいた予言の物語、やがて一人の旅人の訪問から孫娘を中心にして再び巡る予言の実現…。こういう物語世界に魅力を感じました。丹念で引き込まれる絵もなかなか読ませてくれます。以降の続きに期待。(東京都・菅谷亮子)
◆純粋に続きが楽しみ~。話にぐいぐい引き込まれました。(神奈川県・平野俊行)
◆このつづきは出るんでしょうか? エルフリートはおばあさんの分まで幸せになれるのか気になるので。そーであってほしい。(東京都・もんにゃ)

【TIMERS!/聖*十字軍】
●男性と女性の体と精神が入れ替わるっていう話のネタ(?)は「ありがち」かもしれませんが、そんなことを感じさせない。そんでもって、そのおもしろさがキャラにフルに出てて、純粋に読んでて楽しい一冊でした。(神奈川県・小川景)

【LAKI/セレナフィービー】
◆最後まで読書会で読んでしまうのが勿体ない位の本でした。一気に読んでしまいました。これはこれで幸せだったんじゃないかと思います。(東京都・もんにゃ)

【ソップ1号/ソニックワークショップ】
●読み応えがありました。1人で雑誌を作ろうとするパワーがすごい。コミティア刊ということですが、本当に毎回発行できるのかが一番のみどころだと思います(笑)。(東京都・段田かろな)
●まず雑誌構想っていうのが面白い! 個人誌なのに連載でおがき氏のまんががいくつも(笑)読めるのがおトクで嬉しいです。2号もたのしみ!! 特に「マリオン」がね…。(埼玉県・朕)
●激しく生き急いでいる感がある作者のおがき氏ですが、パワーと良質な物語を毎回受け取っているファンとしては、ありがたい反面「大丈夫かよ…」とも考えてしまいます。そんな氏がまた無茶なコトを始めました。今度ばかりは考えるだけでなく一言それを伝えねばという危機感を強めています。いつも全開な氏は一体どこまで行くのでしょう…。(神奈川県・平野俊幸)

【名探偵大木槌壊美/大深海水淵亭】
●前回買えなかったのだが、ご厚意により入手。何といっても楽しーのがイチバンです。ペン入れ版もがんばって欲しいです。この、おおまじめなキチンとしたおふざけが大変好ましいです。いいと思う。(奈良県・森真利子)
●題名どおり、探偵と怪盗の攻防を描くアクション?漫画。まえがきによると、鉛筆書きで1コマづつ描きながら考えているそうだが、それでこれだけの作品を破綻なく生み出せるのだから、すごいと言うか何というか。
なお、表紙・裏表紙のデザインや登場人物紹介・奥付けなど、みんな早川文庫そっくりに作ってあり、これだけでも充分楽しませてもらえる。ちょっとしたお遊び・ユーモアで、一層面白くすることがでくる見本のような本である。(新潟県・星野信明)

【UNDER WAVE 4-1/大村】
●最初から最後まで、ぐんぐん引き込まれてゆく。その吸引力(?)といったら、もお…!! こんなに、読むのが楽しいまんが(を描ける人)って、そうないと思う。…しかし…また続きもん…?(埼玉県・望月かな)
●テーマは「同性愛」、ありがちなテーマだが、そこは高村さん、ストーリー展開の巧みさ、セリフの重みは「さすが」と思わずうなってしまう。特にこの第1部終盤の「からだを交換したい」のくだりのなまめかしさには身も心もゾクゾクした。(埼玉県・阿部紀巳夫)
【UNDER WAVE 4/大村】
◆完結まで全部読まないと何とも言えませんが面白かったです。(千葉県・卯月千尋)
◆「同性愛」がテーマ。難しいですね。続きが気になる本です。(東京都・西尾ちゃちゃ)

【言わずの恋/大村】
●大村の高村保さんはすごい。UNDER WAVEシリーズ等、どんな長編でもイッキに読ませてしまうバツグンの構成力と見せ場づくりのうまさもとんでもなくスゴイが、更にほんの数ページの短編であってもすんなりと読者をひきこみトキメキのツボをついていくムダのないネームセンス、生き生きとしたキャラクター、説得力のあるエピソード! まんがの才能のカタマリのような人だと思ってしまいます。
今回の『言わずの恋』にしても、『バイバイ』の中で主人公の男の子が卒業式に何気なく片想いの女の子の頭をはたき、「ずっとさわってみたかった…」と思うシーン、『目』で視線だけで意識しあうのに、何も言えずにいる2人…。何でこう、ナマナマしいのだろう。
私は全然恋愛体質な人間ではないけれど、高村さんのラブストーリーはそんな私の奥底に忘れ去られたような熱いような痛いようなじれったいような何かをひきずりだしてぎゅううとしめつけてくれるのです。
…かと思えばミもフタもないようなギャグやこれまたナマナマしいHまんがとバラエティに富んだラインナップをハイペースに描きまくるそのエネルギー。ほんとにこの一言に尽きますね。
高村保さんは、すごい。(東京都・水人蔦楽)
●「せつない、片思い」をテーマにした連作集。誰もが心の引き出しの奥にしまいこんで、時とともに忘れてしまった想いはあるはず。それを思い出させるような作品である。それにしても高村保さんの描く少年少女達は何故あんなにもひたむきで、いとしいのだろうか。(埼玉県・阿部紀巳夫)

【センチメンタルジャーニーじゃいらんない1/大村(フェアリートップ)】
●同性愛者の弟を持った高1の姉の困惑を中心に物語は展開していく。重いテーマを真正面からとらえた作品を描き続ける高村保さんだが、この作品はそのテーマとは裏腹に、あえて自らの戒めを解いたかのような破天荒な展開と「生ホモ」「生エロス」等に代表される、即物的な表現で読み手に挑みかかってくる。新境地発見などという生易しいものではない。身もふたもない言い方をさせてもらえば「たいしたたまげた」。これにつきる。()

【ふるさと/TIME CAN WAIT】
◆自分の権利に固執するおばさんたちと、自分の土地にこだわらない老夫婦という逆転の構図が面白いです。現状にしがみつくでもなく、無闇に変化を求めるでもない。自然に生きて行くということの本当のあり方を考えさせられます。(東京都・河村崇)

【キティ戦隊マタタビーVOL.3/タイレル社】
◆キャラが立っている。合間に入る4コマもテンポ良いアクセントで漫画の楽しさを満喫!(神奈川県・平野俊行)

【「きみに伝えたいことがあるんだ。」/DARUMAYA FACTORY】
●こっぱずかしい位まっすぐで、一生懸命で、でもイヤミじゃなくて、良かったです。もしこれが達者な絵で描かれていたらこんなにまっすぐな気持ちはここまでは伝わってこなかったかもしれない。ガンバレ、コミティアの小沢健二(笑)。(千葉県・卯月千尋)
●身を切り売りするさくらさんは、今と手も幸せそうだ。気付いた男の子は幸せだ。行動できる男の子は幸せだ。そしてそんな男といっしょに居る女はもちろん超幸せ者なのだ。お幸せにね。(奈良県・森真利子)
●本人にファンレター(笑)も書いたけれど1票。もう、久しぶりに心にズガーンときた作品。恋愛してる時に、忘れちゃいけないなって事を思い出させてくれます。「あたりまえ」じゃなくて「特別」なこと。本当にそうなんだよなー。うん。(東京都・西尾ちゃちゃ)
●人は、日々誰かと出会いながら生きている。ループしているように見える日常が、実はそうではないと気付くのも、きっかけは誰かとの出会いだったりするのだ。今を生きるさくら氏の「本当の言葉」。何か確信めいたものを感じて、僕もがんばらねば、なんて思っちゃいました。(神奈川県・DA大塚昌)
◆いいとこついてる。そーいうことなんだよね、結局は。何もしてないんじゃない。ちゃんとしてくれてる事に気づかないってそれ自体が"罪"だから、だからきちんと気づけたってことは、それだけで十分なんだよねッ。(東京都・もんにゃ)

【ヒビノセイカツ/DARUMAYA FACTORY】
◆私、今だかつて読破したことがありません。どーんなに朝早く来ても。切に2日あったら…とねがう次第です。(東京都・もんにゃ)

【月刊タルワキ/垂脇書店】
●個人的にはすごく好きなタイプの本だけど、評価についてはわりとあきらめちゃいました。みんなこういうの好まないみたいだし。でも、藤本和也の3pマンガが尋常でなく良い。たーくんとかっくんの電話での会話に、作者の心境や持ちキャラたち、衝動的なイメージや風景がインサートされ、こまぎれの時間軸上では喪失感が強調されて浮き掘りにされていく。本人は無意識に描いたらしく、「それはよく言い過ぎでしょう」なんていうものの、ぱっと見た瞬間に佐々木マキの「うみべのまち」が喚起されるアバンギャルドさがたまらない。それでいて氏独特の青春(という言葉が直接イメージさせる熱さでなく)のやるせなさやしんみりとした空気がにじみ出た、オリジナリティーに溢れた作品。(東京都・武田剛)

【MONSTAR SUIT/チュンチュン】
●圧倒的、何も説明できない。とにかく見て、感じてナンボだ。(奈良県・森真利子)

【あきのゆうぐれなみうちぎわ/てぃーちでぃーる】
◆あんまこういうの好きじゃないけど、テンポよくて最後まで見てしまいました。 早くこどもがパパをみてもこわがらないようになるといいですねぇ(笑)(東京都・もんにゃ)

【夢で逢いましょう/電気犬工場】
●これで無料配布ですか…勿体ないです…。(東京都・段田かろな)

【天然純毛100%!/天然100%!】
●すみません、自分の本です。初めて作ったペット猫本ですが、猫本であると同時に我が家本です。親バカ全開で、猫・息子・ダンナ・自分をヨイショしました。本として割とよくできたんじゃないかな、と思ってます。(埼玉県・関口道子)

【TABACO GARDEN 1,2/東京税関】
◆内容・絵柄共に、今日見た本の中で最高。主人公の特異な人格がストーリーの中で上手く描写されている。続巻希望。(東京都・相上岡樹)

【未来都市/東京てへへ本舗】
●いつもの、"エキセントリックヒーローズ"のような長編ファンタジーも好きですが、こういう現代もの(近未来もの?)もとっても素敵。「見ろ斎藤、見渡す限りの鉄とコンクリートの海」という台詞のあとの見開きにグッときました。(東京都・匿名希望)

【エキセントリック・ヒーローズ6/東京てへへ本舗】
●このシリーズを読むと、さわやかな気持ちになってきて、青空の素晴らしさを再確認したくなります。ストーリーの方もますます面白く、今後の展開が楽しみです。(東京都・匿名希望)

【夏祭り/東京てへへ本舗】
●キャラクターは「未来都市」の人達ですが、作者がどんな気持ちでこの話を描いたのか気になりました。(東京都・匿名希望)

【冬行北京/東東国旅行】
●北京旅行の本。食べ物とか雑貨とか味のある美しい絵で御紹介。あー、中国行きたくなっちゃったよ。(東京都・あい)

【BLUE AGE/TAUPE】
◆「誰か私をきれいにしてください」という台詞が切ないです。自分の他人の汚い所を認めることで、自分が好きになる、他人が好きになる。そうやって成長していく菜月と瞳子の関係がいいです。(東京都・匿名希望)

【阿修羅伝/トウ利天】
●何でこの人を今まで知らなかったのかしらという程、今一番気になる人、羅利夜叉乃さん!! とにかくすごいパワー!!(神奈川県・猫の名前)

【無限連鎖 お試し版/トウ利天】
●前回のコミティアで初めて知った方なんですけど絵も話もすごいパワーで圧倒されてファンになりました。(ある本全部そろえちゃいました。) 基本的に文字書きの方のようですが、絵がまたすごく魅力的なのでぜひまんがももっと描いて欲しいです!! 本編楽しみにしてます!!(神奈川県・福士晴美)

【きろぽすと/年寄工房舎】
●海へ行く約束をした祖父は、ゆびきりの小指を指し出したまま死んでしまう。そして少女は祭りの夜、死んだはずの祖父と再開する…。物語の盛り上がりに、一緒になって感動できる、居心地のよい一冊。(東京都・大黒真希)

【いつか人間になる日まで/トボフアンカル・ミニ・メディア】
●むちゃくちゃかわいいです。大好きなあの人の前に出ると平気でいられなくて、犬になったり泣いちゃったり…恋する青春なのです。そんなこっぱずかしい甘酸っぱさがぎゅっと詰まった作品。(神奈川県・DA大塚昌)

【サスペンダーΣ/富澤南桃堂】
◆ギャグだが科学設定がすごい。無限マークに似た相似マークのオチはかなり上手い。なぜだか1ページ1ページ笑えてしまうのは怪人とサスペンダーΣのキャラクターのせいだろう。怪人のコンセプトがすごかったが後半はダジャレなのが残念。(東京都・関東ホモ牛乳のつどい)

【あんず山短大寮事件簿・総集編6,7/どりあんしすたーず】
●待った。とても長いこと待った。本当に待ち望んでいたのにやおいネタとは…面白いじゃないか。(埼玉県・三枝博明)

【あんず山短大寮事件簿8/どりあんしすたーず】
●圧倒的なテンポの良さと、イッちゃってるキャラクター達。マンガはこうでなくっちゃと思います。(東京都・匿名希望)
◆すごい!(?・天野太助)

【ちょっと休憩して四発/東風社】
●ホモマンガは今までぜったい買わなかったが読んでみればおもしろいです。何か新しい世界をのぞくのもいいですネ。これからは、色々と挑戦していきたいです。(神奈川県・佐藤由織)
●楽しんで描くとか描きたいことを描くとかいった同人誌の楽しみを堪能しているのが伝わってくるので、よいか、と。とはいえ、商業誌に掲載されたものの再録ですが。かなりふざけて描いているとはいえ、現実の汚さを描写する力があるのは、おそらくコミティアでは彼だけではないかと思う。みんなお綺麗にソフィスティケートしすぎだ。(東京都・武田剛)

【寂寥荒野/中村屋】
●"時代劇漫画"の魅力
時代物の漫画というのはむずかしい。なにしろ自分の知らない世界の、知らない風俗を描かなければならない。全然知らないならともかく、中途半端な知識を書き手・読者ともに持っているのがさらに厄介で、うっかりしたことを描いたためにせっかく築き上げた作品の世界がガラガラと崩れてしまい、シラけてしまうことも多い。だから時代物の漫画はちょっと敬遠していたのですよ、今までは。
ところが、中村春菊氏! 今までこの人を知らずにいたのが悔しくなるくらいきっちりとした時代物の漫画を描くのだ。歴史、特に江戸時代が好きな氏の知識はなかなかのものらしく、歴史家のようなきっちりした時代考証ではないにしろ、それが氏の話を支える骨になっており、そこにたっぷりと漫画的な肉付けをしてあの魅力的な作品ができあがる。"江戸時代"という世界を舞台に悲喜交々の人間ドラマを描き出す中村氏の作品を、私は"時代劇漫画"と呼びたい!
『寂寥荒野』は司馬遼太郎の「前髪の惣三郎」という短編をテキストとして、120ページのオリジナルストーリーに作り変えたもの。新撰組の一員ながら男同士の愛憎のもつれで斬られてしまう惣三郎を主人公にして、中村氏は愛に飢えた一人の人間の一生を作ってしまった。読み終わって心に残るのは、ただ一人心を許した又助を見上げるときの、惣三郎のなんともいえない表情だ。いつもの冷たい突き放したような美貌と違い、置いていかれた子供のような心細げな顔。自分を肯定するために男に抱かれ続けた主人公がなんとも切なく色っぽい。エンターテイメントとしてもチャンバラあり、おちゃらけあり、エッチあり(きゃー)、沖田総司あり(?)で、新撰組ファンにもJUNEファンにもただの漫画好きにも大変楽しめる作品だと思う。
「江戸時代の人間の、特に侍の"色気"や"潔さ"を描きたい」といっていた中村氏に読者の代表として一言。「司馬や池波、柴田のような時代小説の色香と、漫画の勢いを合わせ持った"時代劇漫画"をこれからも読ませてください」(東京都・いなみね)
◆エッチがからむとう゛ーん、となっちゃうが、きちんとお話も出来てたし、良かったと思う。海は少しでも幸せだったでしょうか? 体のつながりはなくとも、"心"が通ってさえあれば人間はすくわれるのにね。なんか切ない。(東京都・もんにゃ)

【驚異の文鳥本/ななつの子合唱団】
●うーん、いいのう。かわいいのう。鳥か…飼いたいなぁ…。(神奈川県・生方悠平)

【SODA MINT/ななつのこ合唱団】
●「SODA」をずっと読み続けてきましたが、その特徴を一言で言うと「さみしさ」。どの本のどの物語にも、生きていくことのさみしさが流れていた。今度の「SODA MINT」もやはり、やさしくてさみしい。特に今市子様の「砂丘」は、読み終えたあと虚しさが胸に広がっていった。妊娠した兄の愛人を押し付けられて結婚した男のそれからの人生。憎しみだけで生きてきて、何ひとつ残すこともなく死んでいく絶望だけの生き方。そして残された三人の子供達のやりきれない想い。「月の砂漠」という詞が、こんなにさみしいものだとは思わなかった。(埼玉県・清水悦子)

【コバンVol.2/虹野末路&反省会】
●この作品を読むとなんかほっとするんです。で、わけもなく楽しい気分になってしまうんですよね。(東京都・河野史代)

【空の肋骨/NEWM:KZ】
●まず、装丁が綺麗。物語は、憑かれたように、少年殺しをくり返す男の話。それだけの話なのに、高屋未央様の手にかかると、それが、妖しく甘美な世界へと変わっていく。独特の繊細な絵と筋運び。紙の質にまでこだわった、丁寧な装丁。高屋未央様の創る世界の独自性は、自費出版ならではのものだと思う。こんな素晴らしい本に出会えるうれしさがあるから、コミティア通いは止められない。(埼玉県・清水悦子)

【LIMITED MILLENNIUM/NEWM:KZ】
●天使の悲劇、かな? 四大天使の一人であるガブリエル君は、聖母であるマリアさんにイエスを産んでもらおうとします。皆様ご存じの受胎告知な訳です。一般的なイメージとしては、天の声にひれ伏し、ありがたくお受けするものではないのかなと。しかしこの本のガブリエルちゃんは、イエスの魂をかかえてマリアさんにお願いしに行くのです。もう可愛らしいですよ~、けなげで。残酷とかブラックユーモアだとか、それだけじゃないよ、この本。ただし値段は1600円(ヒーッ)! ネックはこれだろうなあ、いい本でも高いわな。(神奈川県・長屋晃)

【桃花園林/縫々堂】
●このご本は、前作をずいぶん前に入手して、ずーっと続きを探してたもの。奥付が95年になってるんで、今までめぐり会わなかったのね。中国時代物の読切が3作。どれもおもしろいけど、私は最後のお話が好きでした。次回作も待ってます。(石川県・かのはら美友)

【WALTZ TIME/ヌクレオチドファクトリー】
◆え、えっちな本。なのにオチがギャグ(?)になっててけっこう好きですね、こういうのって(笑)。おもしろい。笑えるエッチ本ってやつですか。いいなぁ、これ、ほしいっス。(東京都・もんにゃ)
◆久しぶりにイイえろまんが読ませていただきました。かわいーのにスゲー展開速くて大爆笑。おまけに女のコ超あつかましくてまさに理想のえっちまんが。あーだれかの操うばってみてー。(?・暾ナタロウ)

【Harbs first planter/HARBS】
●見本誌コーナーで見つけた1冊。女の子がかわいいのとお話の内容が「描く」ことに関してだったので。オリジナルは初めてとのことでなるホド、とも思いましたが(私はこのかたたちの本はこれがはじめて)…立ち読みした時はシリーズものの途中かと思ったので。「はじめて読む人にはわかんないぞう」というトコをはぶいちゃってるようなトコが気になったけど(えらそうでごめんなさーい)次ものぞいてみたいなーと思った、ので1票。(千葉県・ひらしまみゆき)
◆キャラが生き生きしてて良いです。今回初参加みたい。今後期待できる。(東京都・砥上)

【無限回廊/パイレーツ】
●設定資料集ですが人物設定がとても細かいです。本編が楽しみになります。(東京都・有人)

【おとぎ話BANG!/BAO協同組合】
●夢と希望で作られた世界・ファンタズムが、闇の女王によって壊されて行く! そんなファンタズムを救う章くんとゆかりちゃんの活躍が楽しみだよ。これからだ!!(神奈川県・シマリス)

【PRETTY! シリーズ/パスカル企画】
●エロ本なので万人向けじゃないかもしれませんが、キャラが活きてて伝えたい物も感じられて良かったです。話の流れもしっかりしてますが、何より描きたくて描いているのが伝わってくるのがいいです。とはいえさすがにティアズマガジンには載りにくいかも。(編注:ティアズ31に載ってます) 色々な方に読んで欲しいです。(千葉県・えろばへろみ)

【Love Love and Love/8号館】
◆イイ。画力、センス共に光っている。JUNEでもこういう系なら喜んで買う。(埼玉県・山森規雄)

【R・O・B・O・T/PAPA PANIC MAMA MAYONNAISE】
◆やはり、ここの本は私のナニカをくすぐるらしい(笑)(東京都・もんにゃ)

【結婚天国/ハムくまズ】
◆新婚さん達の日記みたいな本でした。(東京都・益子麻里子)

【Les lilas/ぱるぱらん】
●絵が見よい、コマ割がストーリーとよくあっている。よく絵やストーリーを詰め込みすぎて内容が伝わりにくくなっている人がいますが、参考にされては。原作付きの余裕かもしれまんせんが。(東京都・宮川博史)

【Xie-Xie/薔薇とチョップ】
●やじかさんは本当、ずっとファン。何を読んでも好き。一つ一つの小さな絵も全部好き。(神奈川県・猫の名前)

【Banzai Freak Beat/バンザイ・フリーク・ビート】
◆できれば、もっと深く専門誌っぽくやってほしいケド嬉しかったです。GS大好きだから。ガンバッテ下さい。(東京都・山川黄予美)

【英国ひとり旅再び!/BFC海兵隊】
●この本は博物館の記述が詳しくまた地図ものっているので下手なガイドブックよりもあてになるかなと思いました。よくできた本だと思います。(神奈川県・時計坂急行)

【孤島の城塞1/BFC海兵隊】
●日本人が書いた帆船小説など、高橋泰邦氏のものを1冊見たきりなので、そういう意味では同人誌ならではといえる本。また、女性の艦長や右腕が義手の海尉といった設定は英国人には使えないと思うので、日本人ならではともいえる。また、帆船小説を楽しむ上で必要な知識がかなり親切に本文中にちりばめられ、囲み記事でも紹介されているので、この道の初心者には有難い。(東京都・相上岡樹)

【Special/百花繚乱】
◆興味はあるがどれを買っていいのか迷う人にはおすすめの香水本ですね。ちゃんとお話もいい感じになってたし。わりと好きです。(東京都・もんにゃ)

【日常の王様/ひるあんどん】
◆人間関係がとても面白かった。(東京都・岡部宏之)
◆アフタヌーン誌の「そんな奴ァいねえ」に似たノリのブラック・ギャグ。同人マンガのギャグはつまらないものが多いのに、この作品は積極的にかなり面白い。(東京都・相上岡樹)

【翼竜/昼寝堂】
●十編の空想散歩譚。上ヒコーキの話、好きー!!(神奈川県・紅茶羊羹)
●世界はあるがままにそこに… そして、貴人の感じるままに…(神奈川県・宮万野御花)
◆東不思議な話が何気ない日常として描かれており、そには違った空間を感じる。ハデさが無い演出が作品の世界を高めている。(東京都・関東ホモ牛乳のつどい)

【国境まで何マイル?/風眠舎】
●味がある。売ってるお姉さんが、この作品の主人公だとひと目でわかる。スゴイ。(千葉県・佐藤聡美)

【笑う高気圧ショウ/福助堂】
◆もともと、何かのパロディをしてらっしゃった方とお見受けしましたが、「はじめてのオリジナル本」という事なのに、めちゃくちゃうまいのはそのせいかなと考えたり。キャラクターは立ってるし、話は上手いし、絵は私好みだし、おまけに、コピー中とじ表紙色上質A5サイズというのも胸をくすぐるしほんとに今日来て良かった~と思わせてくれた1冊でした。(鳥取県・塒丸餅)

【さよならにっぽん/福助堂】
●とんでもなくレベルの高いコピー本2冊。すごく安いし。絵が動きがあってかっちーのね。(東京都・あい)

【悪魔×2/福助堂】
●キャラクタは悪魔さんがおバカで可愛くて大好き。(東京都・あい)
●他の即売会で、ふと「オリジナルって描いてないのかなぁ」とか「コミティアに参加して欲しい」って思う作家さんっていませんか? 僕にとってこの福助堂の宮本福助さんがそんな作家さんです。
この作品は氏のオリジナル2作目、そして記念すべき初参加・初コミティア合わせの新刊。悪い運を呼び寄せてしまう主人公の「天使」と「悪魔」のハーフ君が召還された先の研究所で巻き起こす(?)、もとい、巻き込まれるトホホなお話です。非常にスピーディーかつ勢いを感じるストーリー展開に加え、ラストのブラックユーモア。少ないページの中にも、作者のキラリと光るセンスが凝縮された一冊です。(東京都・高島宏暢)

【クズまんが/Plantation】
●コレを読むと、誰しも一度は「ぱぁん」がやりたくなるのではないか。(作中にもあったが、本当に買い辛いタイトルである…)(埼玉県・三枝博明)

【クズまんがWEB 2/Plantation】
●「インターネットWEB」上でフルカラーを見た時っ…正直、あまり面白いと思いませんでした。でも今回、本になって…笑いころげちゃいました。やっぱし、スゴイです。オオノさんも、「本」というメディアのすごさも。ネタはもう知ってるはずなのに、こういう形でみるのとあんなに印象が違うなんて…。(神奈川県・生方悠平)

【片羽蝶/ぶるうな寝殿】
●ぽやーっとしたかわいい絵。それとはんたいのちょっとドキッとするようなストーリー。そのバランスが私はすきです。他のラブラブしている本もすきなんです。(東京都・みいや)

【escape/Flower Kitchen】
●とっても少女まんがしていてよかったです。表情が豊かだし。わき役もいい味出してる。新刊もよかったけどあえてこちらを。(神奈川県・紅茶羊羹)

【片葉蝶/ぶるうな寝殿】
◆絵柄やキャラはブ○ーナみたくシンプルでとってもかわいいんだけど、やってるコトがすんごくブラック(汗) …この作者のセンス、とってもイカす。(笑)(神奈川県・昼行灯猫)

【ゆきたま/ぶるうな寝殿】
◆タイトル通り、雪の玉がふわりと肌にふれて水になるように心に染み込むようなせつなさと、女の子が男の子にかけたマフラーのようにあったかな絵で出来た結晶のような本です。
短いのにしっとりと胸に残るお話になっているのは、そこで使われるコトバにかざりがなくて、すーっと気持ちが伝わってくるからではないでしょうか。互いを想うチカラは寒さなんかコワクないのだなァ。とか思うのでした。(千葉県・さくらのりたか)

【蒼猫館/BLUE LYNX】
●絵もストーリーもいいです。しかし、新鮮さに少しかけます。(埼玉県・Viship)
●独断だが、テーマは「母性原理の過剰」と「男性の自閉」。<男だけの世界で女性型アンドロイドが男たちの恋人>という設定は十数年前に永井豪氏が使っていたが、本作はテーマが全く違うのでパクリとは言えまい。また、「古き皮袋に新しき酒」を入れることに成功したゆうき氏の才能には敬服する。セーラームーンのパロディで氏のファンになった私だが、氏の絵柄には本作の様な話の方が向いていると思う。(東京都・相上岡樹)
◆人形ではない、自分だけの存在を求めるコージの姿が切なくていいです。やっと見つけたかにみえた相手も結局は造り物に過ぎなかった…やるせないながらも胸に残る物のあるお話でした。(東京都・匿名希望)
◆お約束といえばそうだけど、こういうのに…よわいんだな、私は。(東京都・もんにゃ)

【魔術伯爵/Blepharismaとスエヒロガリレオ】
●表紙の絵が変になっちゃってて残念ですが、内容は読めるマンガです。自分の世界におぼれないで描いてあって、飛ばし読みできない充実ぶりです。(茨城県・夜鬼)

【ゆりあとニャンDK/ふるぐむーん】
◆ぶさいくな猫だけどかわいかった。(東京都・岡部宏之)

【えっちい漫画/プロトタイプ】
◆完敗だ…もっとやって…(泣)(埼玉県・楠原柾)

【ふわふわ音楽隊 臨時号/ふわふわ音楽隊】
●ちりたろうさんのシングル本。女の子とカッパのシリーズ。いつものようにカワイくておかしいのですがラストがもう!感動的です。スバラシイ!ステキ! あの懐かしいような田園風景も登場するフシギな生き物もたまりません。新刊待ったかいがありました。またこういう長めの話が読みたいですー。(東京都・中治初)
◆仮想生物ブーリー。なかなかよく考えてある。でも最後にブーリーが死んじゃわなくて良かった。(千葉県・松尾佳浩)

【犬山ケミカル親父/HEAD QUARTER】
◆うっひょーっ、いいぞオヤジーっってな本(笑) いいなぁ、近くにいたらこわそーだけど。(東京都・もんにゃ)

【機械子兎/HEAD QUARTER】
◆つまらない日常に入ってきた非日常とでもゆーか。突然流しの下から出て来たウサギ少女型ロボットのお話。(埼玉県・不安区)
◆フラれた青年のところにやってきた、ド○エモンならぬウサギ型アンドロイドのウサエモン(笑)が引き起こす、愛と笑いのハートフル・ストーリー。プロットは某大先生のパクリだけど、作者のセンスが光る一品です。是非シリーズ化して欲しいです。(神奈川県・昼行灯猫)

【機械子兎,犬山ケミカルおやじ/HEAD QUARTER】
●とりたててどうといういこともないようで、かなりの手練もの。今後大バケの可能性大かも。セリフに頼らず絵とコマ割りでゆっくりと変化する気分の高揚や沈みを描けるのは貴重。絵が魅力的なので、小さくても良いから表紙さえのっかりゃ充分伝わるんじゃないかと思うくらい。(東京都・武田剛)

【魔女娘3/ペケペケ倶楽部】
◆つづきが気になります。ちゃんとまとめて読んでみたい。(東京都・もんにゃ)

【コミックマイア'97/Bone Bed Books】
●表紙ではよくわからなかったが中を読んだら面白かった。4コマが好きなのでたのしめた。(千葉県・(み))

【TAIKI & NARITA/POSTMAN】
●素直に読めました。まっすぐな瞳と感情。いっしょけんめいな2人、がんばってほしいです。続きも読みたい作品の1つです。(東京都・S.S.)

【FUE/まさ企画】
●全ページ黒字に金の印刷のすごく格好の良い本。しかも鉛筆画だから画面がすごく引き立つ。法律事務所を営む主人公、久遠の目が良い。すべての事象を見つめるような冷たい目は、それだけに限らず、人間の内面、愛情や憎悪、悔恨さえも見通すかのようである。シリーズものであるらしいけど、この1冊しか持っていないのでどうとも言えないのだけど、久遠の人物像って「事象の観察者」「事象の旅人」という印象を受けるのだけどどうだろうか?(とても商業誌でゲームギャグ4コマ描いている人とは思えないシリアスな作品! なぜに!?(埼玉県・不安区)
◆全部読むともったいないんで買いに行きます~。(東京都・もんにゃ)

【碧の底/MANOAH PRODUCTS】
●とにかく絵がキレイすぎるほどすっごくキレイ。女の子が超カワイイよー。うらやましいです。(福岡県・藤森恵子)

【かわいいだけじゃツマラない/まるちぷるCAFE】
●なかなか刺激的な題名だ。なかせよしみさんは、まさに「かわいい」絵を描く人であり、目次でも『「遅効性の毒」のような本を目指してみました』で語るなど、何やら読者への挑発・挑戦のようなものを感じる。
内容は一こま漫画が中心で、確かに、みな奇妙な味わいを持っている。一こま漫画は、それだけで大変に難しい分野だと思われるが、思わずニヤリとさせられたり、考え込んだりしてしまう作品が多い。特に印象に残るのが、「核」をテーマにした連作である。是非みなさんにも見ていただきたい。(新潟県・星野信明)
●メルヒェン…か?(奈良県・森真利子)
●かわいいけれどブラック。かわいいけれどグロテスク。かわいいけれどちょっと変。かわいいけれどコワイ。かわいいけれどアブナイ。って感じの本です。(東京都・吉田かずのり)
●先の合同誌でもちょくちょく描かれてた"一コママンガ"という形式の作品集。これを読むと氏の作品はやはり毒というかブラックな味あっての魅力という気がしてしまう。小さくてもいいのでピリッとしていることをちゃんと紹介できれば良いと思います。(東京都・武田剛)
◆1コママンガや、ベリーショートなマンガの集合体なのだが、2~3ヶ月描き散らかしたとあるように、描いた人の脳の中がうかがえる、小ネタがぎっしりつまった"かわいい本"です。(東京都・八木宏幸)

【でもくらちゃんs/まるちぷるCAFE】
●新潟コミティアで入手した合同誌の中で、特になかせよしみさんのキャラのファンになりまして。 最強&かわいい。 続き、待ってまーす。でも、なんで富山県?(笑)(石川県・かのはら美友)

【The Ring Ring Story 1/Mr.M】
●Mr.Mの作品は、コミティアでは今まで委託でしか買えなかったわけですが、今回ついに東京のコミティアにも初参加ということで、ここに「Mr.M」と堂々書けることになりました。構成がしっかりしていてストーリーは少しせつない感じのものが多い。特にこの本と「CHTCH THE BEST」に収録されている「ケーキさん」は、僕は読むたびに泣いてます。この二作品にかぎらず、どの本もかなり高いレベルにあると思います。もっと目立っていいと思うのですが…。(東京都・河合亮)

【すいへいりーべとぼくの船/Mr.M】
●極めて大雑把に言ってしまえば、この作品は自分の子を愛する自信を持てない母親とその母親に愛されているという実感が持てない主人公が出てくる、「家族」についての話です。
僕はこの作品を読んで泣きました。身につまされてしまったから。この主人公の苦しみというのは多分僕が経験したものと似ているものだと思ったから。
「自分は家族に愛されているのか」とか「自分は本当に家族を愛しているのか」とか、そういう疑問は、程度の差こそあれ誰でも考えますよね。だからきっと、この作品を読めばその大部分の人は心を動かされるのではないでしょうか。どういう感情が沸いてくるのかは別にして。
「子どもというのは愛してやるだけでは十分ではない。愛していることを分からせる必要がある」という言葉を聞いたことがあります。将来子どもが出来たら、きっとそういうふうに子育てしたいと思います。この作品を読んでそんなふうに考えました。
それにしてもMANOKOさんの作品はレベルが高い。話の構成がしっかりしているし、人物の特徴づけが実にうまい。だから「こういう人はこういうことをするよな」とか「こんな時ってこんなこと言っちゃうよね」とか、行動が自然に納得できる。どれほどしっかり人間というものを考察しているのだろうか、と思ってしまいます。
とにかくMANOKOさんの作品は、切なくて心温まる、素敵な話ばかりです。(東京都・河谷亮)
●人の心の中へ歩を進めるのは難しい事だ。それは、自分の生み出したキャラであっても同様なのか、心情面へのもう一歩の踏み込みが無い故に、印象が希薄になってしまっている作品も多い。
MANOKOさんの作品には、心に傷を負ったり、自分の所在を失ったキャラが多く登場するが、読後感が決して暗くならないのは、彼らの行き着く先に必ず暖かい光が差すからだ。
光とはつまり「希望」なのだが、キャラがそれを得るために、作者は楽観や同情では無く、悩み、考え、行動する「勇気」を与える。だから彼らは、一時は立ち止まっても、必ずまた前へ歩き出せる。
その様に、キャラと常に真正面から向き合い、辛抱強く、人としての強さを描き出そうとするMANOKOさんは、作家として、やはり強い心を持った「勇気」ある人だと思う。(神奈川県・佐藤和夫)

【Catch the Best 2/Mr.M】
◆最初はいまいちかな? と思っていたが、読みはじめたら止まらなくなってしまった。ほしいので全部ここで読んじゃうともったいない気がして3分の2のところでやめました。(東京都・もんにゃ)

【パラノイア博士とインテリア博士/Mr.M】
◆いい味出てる。(東京都・もんにゃ)

【CAGE 1/水を得たキャベツ】
◆続きものと、上手い人のサークルにははまらない様にしてたのに~。(←読むとはまるから読まない(買わない)様にしてた) 読んだのが運の尽き。「デーモンスレイヤー」という作品の外伝ってことなんですが、作者の持ちキャラ「ヒュー」の可愛いこと♡ 愛情があふれ返ってきました。FTモノは苦手な方ですが、キャラクターにひかれて続きの読みたくなった一冊。(鳥取県・塒丸餅)

【夜々/宮代リゾートクラブ】
●長い間待ち望んでいた東急・小田急ネタが登場しました。生々しいネタに爆笑してしまいました。(神奈川県・時計坂急行)

【AGAIN/MIYA'S】
●シリーズの途中から読ませていただいたので、今回シリーズ1作目をと思って買わせてもらいました。他2冊。キャラクターが元気あってスキです。(神奈川県・吉野杏実)

【デルタ師匠アイダホスペシャル~マヨネーズあえ~/みりめとる】
●もはや説明不要(無用?)の超越解脱まんが、反則勝ちでも勝ちは勝ちだ。この疾走感を味わえ(ウソ)。(神奈川県・紅茶羊羹)

【ぼくはきみより頭がいい/山川直人】
●今回は買ったのはわたしではなく遊びに来ていた姉ですが、「だんなに早く見せたい」と言って他の荷物とは別にして、手に持って広島に帰って行きました。「ネコときみ」の彼女は今どうしてるんだろう、などとつい考えてしまうふしぎな存在感があるんですよね。(東京都・河野史代)
●全編、どれもあたりまえのように、つきぬけたまんがばかり。私は"脱皮"が好きです。山川さんのまんがは、読むのに(あるいは、読んだあと)すごく頭を使うのですが、それが、全然やな感じじゃないのです。(埼玉県・望月かな)

【猛獣使イ/ヤマダ企画】
●「もてあます」自分の手には負えないという意味。子供というのはもてあましやすい。それはただやんちゃだと言うこと以外に、「無垢」であるという事に対しても。「やんちゃで無垢」なら「お母さん」の領分だろう。だが「野獣で無垢」ならば…? 主人公ライヤーは人間を侵食しすり変わる"アレ"と呼ばれる化物専門のハンターである。そしてその相棒のボウイも又人間としての記憶と情緒を多少残したままの中途半端な"アレ"である。一見人間だがいつ凶暴になるかわからない不安定な存在のボウイと、「猛獣使イ」ライヤーのボウイに対する心の葛藤がイイ味出してます。(はっ、もしかしてコレってSFじゃなくてJUNE?)(埼玉県・不安区)

【Lcion 2/山本内燃機】
●昔なつかし、故かがみあきらさんを想い出させます。すばらしい、ぜひ次はオフセットで出してほしいです。(千葉県・匿名希望)

【elsion 01/山本内燃機】
●独特な内容で面白いです。次の作品もみてみたいです。(千葉県・匿名希望)
●「もの」と「こと」、日常を舞台にしたSFですが、とにかく凄い話です! ぜひ読んでください。うう、うまく書けない…。(神奈川県・紅茶羊羹)

【時計仕掛けのダーリン/ヤンキーズ】
●内容はもちろん、装丁やオビのアオリ文句までセンスの良さがうかがえる、載っている作品2本はかなり作風が異なるが、どちらも女性主導型の話である点共通しているので、論評で言われているほどチグハグではない。また、どちらにも味のある中年キャラが出ている所に趣味を感じると共に、それが作品に奥行きを与えている。「E.H.」は、大柄でグラマーという、普通ヒロインにはなりづらいキャラをヒロインにしている点も注目すべき。(東京都・相上岡樹)

【世なおしフードルギャルファイター/UNIVERSL INVADER】
●おとなりさんだったのにじぇんじぇんお話しできなくてしょぼん。すっごい!!おすすめです!!(千葉県・マダム吉田)

【GET OF THE STRIKE COMIC/夢屋花乃屋】
●今回のコミティアの中でも一番の拾い物でした。まさか天真桜センセの本(しかもまったくのオリジナル)が買えるとは、夢のようなお話ですね。奥付けによればいろんな事情がからんでこんな形で陽の目を見たといいますが、それはそれで置いといて、仲々面白いと思います。これからも面白いマンガを描いてください。(神奈川県・金子久)

【メイキス ONE/楽描館】
●作家の作る同人作品誌、あるいは、あまりにも長き不在。
作家が、他作家の本を造る時、必ずある種の美しく苦いストレスが生じずにはすまないものなのだ。特に、その本にその作家の作品が不在である時。水野流転氏編むところの「メイキス ONE」はそれでも充分に一読に値するものになっている。好ましい作品も多いのだが、今回は特に、田中やすこの「しずかな生活」の卓越を特筆したい。良質な絵本一冊分の魅力、「星の王子様」に出会ったあの主人公の甘苦い記憶のような体験に、より陽画的な結末を付加し、読む者の心を確かに動かす、ナイーブな何かしらの力を感ぜずにはいられない佳作に仕上がっている。このような一冊は、描き手の力もさる事ながら読む側にも『力』を要求するのだろう。
読みやすいけど重い本、読者諸氏、力だめしにどうぞ。次号のさらなる充実を期待している。(東京都・菅谷多津)
●2年半ぶりに出たメイキス。COMIC MAKING SENSEで"COMICメイキス"。タイトルからセンスがいい。で、本創刊号掲載の中では当森正の「ストライク」が久しぶりにページ数もあって面白かった。これまでの氏の不条理を積み重ねる手法のブラックジョーク系の作品と違い、えらくまっとうなストーリーにオチだけ不条理系のヒネリをいれて、かつ最後のコマでスコーンと決める。かなり心地好いリズムが唯一無二の感覚に浸らせてくれる良作。というかこのノリって内藤泰弘先生いらいの、大多数の人に指示される心地好さだと思うのですが、どうでしょう。(東京都・武田剛)

【笑顔/楽楽】
◆カタログチェックまでしときながら売り切れていたので気にはなっていたが、おもしろいとか感動したとかの言葉でくくられる作品ではないと思う。読んで「何か感じるところがあった。」と表現するのが適切かな?(東京都・有)

【POOL他/楽楽園】
●すごくかわいいです。絵も話も。プリチー女子高生のGOODでハッピーなマンガ。(茨城県・うに)

【TIMERS!/楽楽遊戯】
◆こういう本だいすきです。 つづきが出たら(あ、この本もだ)買いに行きます。(東京都・もんにゃ)

【PRINCESS SISTERS/RAT TAIL】
●えっちまんがです。ストーリーについては、ここでは書きません。こういうのは公言すべきものではないと思うので。ただ、ものすごくハードです。僕はコミティアではこういう本はあまり買いません。なんとなく恥ずかしいんですよね。でもこれは思い切って買っちゃいました。ティアズマガジンで評価の高いえっち漫画って、ほのぼの系かシリアス系(とくに「ジェンダーについて考えてしまう」みたいなやつ)が多いという印象ですが、これは全然そういうのじゃありません。なんというか、男のやばいファンタジーを満たしてくれるというか、夜の友になるというか(ああっなにかいてんだおれはっ!) つまりそういう漫画です、多分。最終的な評価は完結してからということになりますが。今のところ、ONEとTWOが出ていて、予定ではTENくらいまで出そうとのことでした。(東京都・河合亮)

【光りふる朝/LAPUTA】
◆ZABADAKのファンですので…(東京都・市川始拓)

【収容所の小さな貴婦人/RIMLAND】
●絵は拙いのでなく、このクセで洗練されていくのを示唆するものだし、画面の整理も、格段に上手くなっているし。というよりも画面に関しては『猫舌王子』では長編を少数ページにつめるためにあんな風にしたのでは、とかんぐるほどだよ。実際、読み返すと、ほかではあまり見ないスタイルなので違和感があるものの、字書きがマンガを描いたのでも、字にたよったマンガを描いているのでもないことがわかる。たぶん字が多いのは先に書いた理由の他に、時代物としてのカタさがほしかったのではないかと思う(劇画なんかでよく使われる手法)。
それはともかく、少々気が早いとはいえコミティアでクリスマス本を出すタイミングとしてはベストだし、装丁や編集デザイン等、細かいセンスの良さも随所に見て取れる。特に絵がいい。上手い下手で言えばまだ上手い部類ではないのかもしれないが、魅力の有無やアイデアの面白さ、センスの良さのほうが重要だと思う僕には、かなり上級の作家。表紙を見れば一目瞭然で納得できるだろうと思う。(東京都・武田剛)
◆戦争、兵隊、捕虜、と書くとすごいけど、兵隊さんとかわいい貴婦人とのやりとりはとってもやさしくてキュートです。自分の心にも一人美男子おいとこう…(おいおい)(埼玉県・楠原柾)

【ホントのがめんのこくはく/林檎堂】
◆まんだ林檎さん、ご結婚おめでとうございます。5年前からずっと読んでいた方なのでなにやら歴史を感じる1冊でした。(東京都・西尾ちゃちゃ)

【バイトの鬼/route-SJ】
◆こういうのもよくある本だけど、けっこう笑えた。いろいろあるんですねー。(東京都・もんにゃ)

【RYUSE-DA!/RYUSE-P】
●今回はコレだ!! とにかくわらった。妙なネダンと「三本の斧」につられて買ったけど…よっしゃあ!大・正・解!! ああ…「きちがい!斧男」よ…スゴスギ。続編かいて。「斧男」の本作って。(神奈川県・生方悠平)

【HOOT No.0/レトリック】
●実はまだ読んでなかったりしているのですが…。サラッと読むのはツライ密度なもので…。あちらこちらからにじみだしてくる"小生意気なアート小僧"感が、若くってパワフルでカッコイイと思います。初参加のところみたいだし、実際若いようだし、作品の中に閉じてしまわなければ"面白い"展開をしそうな気がしました。(東京都・虹野末路)

【Lefty/レフティ】
●位置関係が把みにくかったり、ややネームの段階で練りすぎという感もありますが、それでも訴えたいテーマはすごくよく伝わってきます。絵もていねいで得した気分になれました。普通の学園ものとか、他の作品も見たいです。(東京都・河野史代)

【ペンギンの空/レフティ】
◆いいなぁ、こういうの好きなんだよ。私は(笑)(東京都・もんにゃ)
◆話は凄く良いです。絵がもうちょっとなんとかならないものか…。(東京都・河村崇)

【英国遊山3/れぷん公司】
●何かしらんが役に立ちそう。(神奈川県・川蝉68)

【英国遊山5/れぷん公司】
◆久しぶりのコミティアだったのですが、すっかり買いに行くのを忘れてました。毎回、あっちへ行きこっちへ行くの充実した旅行っぷりで、旅行の楽しさが良く伝わってきます。私は、このシリーズをテキストにロンドンに行ってきたのでした。(東京都・八木宏幸)

【極東湯事/驢馬舎】
●困ったものだ。面白いんである。内容はいわば「アブないアエラ」政治や世界に興味がないと楽しめないかもしれない。新潟市教委主催コミックフェスに、出身大物政治家地域利益導入ネタを出品する…。アホである。この臨界点突破メルトダウンギャグをあなたもぜひお楽しみ下さい。この本の面白さがわかるのはやっぱり大人かな?って感じですね。(東京都・大人の人)
●非常に「毒」の利いた4コマです。(千葉県・m)
●4コマで30P以上もあってすごい。読みごたえがあった。基本的にはほのぼのしているものが好きなのだがたまにはブラックなのもいいなと思う。(千葉県・(み))

【楽しい午後の過ごし方/WAIWAIスタジオ】
●骨のある奴は読め!! ギャグマンガは理屈ではなくて笑われるコトが本望! この本は文章で笑いのツボに入るので立ち読みではダメだ。買って帰ってこっそり読まなくては! 女の子もカワイイので2度おいしい。(福岡県・匿名希望)

【KASAR 1~4/WARA*WARA】
●面白いです! 絵も話も完成されてるカンジ。1巻(1993年)~4巻(1996年)ほとんど絵が変わらず、読みやすかった。カンゲキ!! 「5巻が売り切れ」とゆーのが悲しかった。(千葉県・佐藤聡美)

【KASAR 5/WARA*WARA】
●実は夏コミで既に入手しておりましたが、当然1票。(東京都・白身魚入りツナ)
●主人公の飄々とした性格に、励まされるのだ…! 何故かのう…。(長野県・五十嵐泰子)
●お待ち兼ねの、とでも言いたい気分だ。ゆっくりした発行ペースで、それでも「KASAR」は今回で5冊を数えた。
このマンガの2冊目が出たときだったろうか、この作家の原画展示の、その中の1枚に、成長し、大人になったコクモの絵があった。物語中の彼とその絵では、ずいぶん掛け離れているなと思ったのを覚えている。お話の進行とともに、少年コクモは少しずつ、少しずつあの青年に近づいているようだ。
コクモ、ミシマ、ラビィ…「KASAR」が数多くの同人誌のマンガの中から、1歩も2歩も抜きん出ている要因として、キャラクターの魅力は大きい。
勿論、ファンタジーとしても上質の作品だ。冒険譚の舞台としてのファンタジー。世界観を語るための装置としてのファンタジー。このマンガは2つの間のバランスを取りつつ、読者を、その世界の中へ強力に引き込む。引き込まれるはずで、何しろこの画力だ。この絵を見て真似をしたくなる人は、きっと1人や2人じゃないと思う(東京都・大黒真希)


戻る
PC版表示